冨田麗香さんが2024年5月10日(金)、国分寺駅前で路上ライブを開いてくれました。最初は常連のファン中心でしたが、麗香さんの歌声にひかれて通りかかった方が次々に足を止めました。前回現地に伺った4月28日(日)の時、「これまでで最高の盛り上がり」と記しましたが、今回、人数はそれ以上でした。報告します。

 この日は仕事をはやめに切り上げ18時40分に国分寺に到着。北口郵便ポスト前に行くと、60歳代のおじさんがマイクスタンドを立てて歌っているではないですか。「えーー」と思いましたが、「やめてくれ」というわけにもいかず、「19時半までには終わってね」と願いながら夕食へ。


 とりいそぎ近くの「てんや」ですませて、ポスト前に戻ると、おじさん、ちょうど片づけているところでした。おじさんに話かける人もいて、「ひょっとして金曜日に路上やっている人なのかな」と思いました。


 「終わってくれてありがとう」と思いつつ、ベンチに座って待ちます。常連のSeさん、表参道の「メロディー」でご一緒するGさんも登場。UGUISSの話などして時計を見ると、19時20分すぎ。「あれ?どうしたのかな」と思っていると、19時27分ごろ、麗香さん登場。笑いながら「ハンバーグ作ってたら、食べる時間を計算に入れるの忘れてた!やバいと思って急ぎできた」。みんなほっこり。

 

 急いで準備し配信もスタート。ファンのArさん、メロディーでご一緒するYさんご夫妻も登場し、常連のファン中心で始まりました。

 スタートは「①あつい夜」。いきなり麗香さんの歌声が駅前に響きます。すごい迫力です。続いて「②ヒカリ」。早くも手拍子。ラストは「ラララ―ラララ―ラララ―」とコーラス。何度も路上でコーラスしているうちに、自然と声が出るようになりました。これを「条件反射」というのでしょう。

 

③ロージー④展望台⑤愛しい日々⑥海のむこうに

麗香さん出色のオリジナルが続きます。普段はどちらかといえば、聞きなじみのあるカバー曲の時に人が立ち止まることが多いのですが、この日は、このころから人が立ち止まりました。若いお母さんと女の子が熱心に聴いてくれました。歌っている途中、ギターケースに置いたチラシやCDをのぞき込む人も。そんな時、ファンがチラシを手渡すことも普通になりました。あっという間にチラシもなくなってしまいました。

 

MCで「きょうはちょっと配信遅れてごめんなさい。ハンバーグ作ってたら、食べる時間計算に入れてなくて笑。それで現地についたの3分前でした笑」。みんなほっこり笑い。


 ここからカバーへ

⑦500マイル

ヘイディ・ウェストという方が作詞作曲した歌ですが、忌野清志郎さんが日本語訳を付けてカバーされた歌です。素晴らしいバラ―ド。

 「次の汽車が 駅に着いたら この街を離れ遠く 500マイルの 見知らぬ街へ 僕は出ていく500マイル」

「優しい人よ 愛しい友よ 懐かしい家よ さようなら」

「汽車の窓に映った夢よ 帰りたい心おさえて」

 

忌野清志郎さんは詩人としても素晴らしい。それがわかったのは麗香さんの歌のおかげです。

 

⑧廃墟の鳩(ザ・タイガース)

初めて聴く歌。うーん。タイガースの7曲目のシングル。1968年リリースだそうです。なんで歌えるだろう。すごすぎです。

 

⑨メロディー(玉置浩二さん)

この曲も麗香さんのカバーで知りました。玉置さんの代表曲のひとつですが、私は知りませんでした。以前にブログに書きました。よろしければ読んでみてください。

 

  ⑩ファイト

配信チャットでリクエストに応えて歌ってくれました。「ファイト!」のところで合唱!。路上には30人以上、いや40人いたかもしれません。近くで、ちょっと離れて、遠くから。みなさん思い思いのところから、麗香さんの歌に聴き入ります。

 

麗香さん「もうそろそろオリジナルにいこうか、と思っていたのですが、もう少しカバーやります」の言葉に続き「⑪チェリー」

小さい女の子姉妹が笑顔で手拍子。つられるように大人たちも手拍子。終わると大きな拍手。すごい人、盛り上がりです。女の子が「チェリーですか」。麗香さん「はい。チェリーです」と笑顔。温かい空気の輪が広がります。

 

続いてもう1曲カバー。定番の中島みゆきさん「⑫糸」。チェリーの手拍子から一転、みんな静かに聴き入ります。国分寺駅前の中心に麗香さんの歌があります。歌の力ってすごい!

チャットでは、麗香さんが横浜・桜木町の路上で歌った時の「糸」の話題が。米さんが富岡製糸場で作られた糸が桜木町から船で運ばれていった歴史を解説。みんな「すごーい。米博士!」。


 さあ、ここから再びオリジナルです。

⑬1143 ⑭スーパーヒーロー

思いっきり手拍子再開。私たちファンから「キタ――」の声。通りがかった多くの方々がそのまま立ち止まり笑顔で手拍子。盛り上がりは続きます。


⑮Yes We Can

「キタ―ー!」と思う一方、「うわあ!きたかーー!」。ここは行くしかない。

「でも不安だし」「Yes We Can!」とかぶせてコーラス。うーん、緊張してちょっと音程がずれてしまいました。次の時は、音程を意識して、「Yes We Can!」。今度はちょっと低すぎたかな。難しいなあ。でも楽しい!

 

ここであと2曲コール

 

⑯笑える明日のために

「ラ―ラララ― ラ―ラララ― ラらららららら」コーラス。手拍子! 立ち止まった人の多くが手拍子してくれています。そして最後は



⑰どこまでもつづく

「あーーーこの世界はぐるぐる回る」。一体感が感じながらコーラスします。楽しい。すごい拍手。

 

前回の4月28日の時、私が路上参加した中では一番盛り上がったと書きました。ですが、今回はその時以上の人が立ち止まって聴いてくれました。この2回の路上ライブを通じて、麗香さんというシンガーの存在が、国分寺の方々の間で着実に浸透しているように感じました。

 

素晴らしい路上ライブでした。