冨田麗香さんが昨日(2026年3月17日)、夜の国分寺で歌ってくれました。
最近は週末の午後が多く、夜の駅前で麗香さんの歌を
聴くのは久々でした。漆黒の空に歌声が響き、とても美しい夜でした。
一夜明け、今朝の出勤時、有料配信されたライヴ映像をアーカイブ視聴
しました。7曲目。中学生の一時期、好きでよく聴いた歌が始まりました。
「道化師のソネット」
1980年2月にリリースされたさだまさしさんの曲です。
「笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために」
美しい歌声を聴いているうち、突然、ある映画が浮かんできました。
そして悲しいエピソードを思い出しました。
50数年前。
カメラマンを志す一人の若者がいました。大学卒業後、サーカス団員たちの躍動する姿を写真に撮ろうと
有名なサーカス団「キグレサーカス」に同行します。そのうち、サーカスそのものに魅かれ、
気がつくと雑用係として入団。その後、訓練を重ね「ピエロ」を目指すようになります。
数年後、「キグレサーカス」のピエロはコミカルなパントマイム、綱渡りなど高難度の芸を披露する人気者に成長。いつも公演で大きな拍手をあびるようになりました。
ところが、水戸で行われた公演で「高綱渡り」を演じている途中、テント上部から風が吹き込み、バランスを失って転落。命を落とします。28歳の若さでした。
この青年を描いたノンフィクション作品を映画化した「翔べイカロスの翼」。道化師のソネットはその主題歌でした。
青年役を演じたのはさだまさしさんご本人でした。
「せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師(ピエロ)になろう」
悲しくて切なくて感動的な映画でした。
出社したお昼休み。ネットで調べてみました。
この青年は栗原徹さんという方でした。
改めてましてご冥福をお祈りいたします。
栗原さんとピエロのことを思い出すことができたのも、昨夜の麗香さんの歌のおかげです。
改めて感謝いたします。
素晴らしい路上ライヴでした。
■セットリスト
首飾、せいいっぱいの、heart、陰りゆく部屋(荒井由実)、大空と大地の中で(松山千春)、恋(同)、道化師のソネット(さだまさし)、チェリー(スピッツ)
ワンダーワンダー、雨上がりの夜空に、鉄格子の月(グラサンズ)、ロージー、夢、どうして、夜空



