カバーライブの醍醐味を実感した夕べでした。

 

 4月23日(火)夜、冨田麗香さんが月1回、東京・表参道で開いてくれるカバーライブ「夜のメロディー」に夫婦で出かけました。表参道・骨董通り沿いの10階にある今の会場では最後。仕事が終わって駆け付けたファンもいて、とてもアットホームなライブでした。以下、レポートします。

 

 地下鉄・表参道駅B1出口から地上に上がり、交差点を左折して骨董通りを歩くこと3分。会場である「歌声ピアノサロン・メロディー」が見えてきました。私は昨年10月、11月、1月、3月に続き現地訪問は5回目です。妻は1月から4回連続です。

 

 

 19時25分。エレベーターで10階にあがるとすでに開場されており、Suさん、Gさん、Seさんがいらしていました。この3人は「夜のメロディー」はほぼ毎回いらっしゃる麗香さんファンの大先輩です。

 

 

 夫婦そろってワイン・ハーフボトルとトマトときのこのパスタを注文。キッチンを担当する美穂さんのパスタは絶品です。ゆっくりと味わいながら開演を待ちます。

 

 

 

 

 20時。有料限定のライブ配信もはじまりました。音響を担当するのは「むーん」さん。毎回、すてきな音を届けてくれます。感謝。チャットでは早速、米さん、ゴルさん、アマシンさん、サトコさん、アッキーさん、カレンさん、Mさん‥‥が次々に「こんばんは」。

 

いよいよ始まります。

 この日スタートは「テル―の唄」。手嶌葵さんでした。麗香さんの歌で初めて手嶌さんを知りました。前回、歌ってくれた手仕事屋きち兵衛さんもそうでした。素晴らしい歌手や歌を教えてくれるのも麗香さんの魅力です。

 

 

  2曲目は一転、私が10代の頃から好きな「瞳を閉じて」です。3歳上の姉が2枚目に買ったLPが「Yuming Brand」。そこに収録されていました。当時もよく聴きましたが、大人になって、この歌の誕生と、当時の長崎県立奈留高校生との奇跡のような物語を知って感激し、ますます好きになりました。このお話は知る人ぞ知る有名な話のようですが、別途、ブログに書きたいと思います。

 

3曲目は松田聖子さんの「赤いスイートピー」。実は私、中学高校のころ、聖子さんの大ファンでした。ちなみに妻は中森明菜さんの大ファンでした。

 

4曲目は「Hello Again~遠い昔からある場所~」(My Little Lover)

 

 

 ここで麗香さんがMC。子供のころ、劇団に所属していて、朝ドラに出演したことがある、という貴重なエピソードを話してくれました。麗香さんファンのホワイトさんが20時半に到着予定とのことで、次の歌に入るのを待っているうちに「写真」をめぐる話に。まさか麗香さんから、歴史ある雑誌の名前が出てくるとは思いませんでした。楽しいお話でした。

 

 それでもまだ到着せず。「まだ~? もう歌おうかな」とおっしゃった矢先、美穂さんが「エレベーターが上がってきている!」

 待つこと1分。ホワイトさん到着!!みんなが大きな拍手でお迎え。ホワイトさんは何事かと思ったでしょうが、みんな首を長くしてお待ちしていたのです。

早速、5曲目へ。

「碧い瞳のエリス」(安全地帯)

「安全地帯」も初期のヒット曲(ワインレッドの心)くらいしか知りませんでした。麗香さんの歌を聴いて魅力を再発見しました。

 

6曲目「WANDERERS」。ユーミンはよく聴いているつもりでしたが、初めて聴く歌でした。こういうことが度々あるのが麗香さんのカバーライブの魅力です。

 

7曲目。1部のラストは再び手嶌葵さん。「明日への手紙」でした。

 

楽しくてあっという間の一部でした。

 

 

 二部は素晴らしいバラードではじまりました。「⑧木蓮の涙」(スターダスト・レニュー)。素晴らしい。みんな静かに聴き入りました。その余韻に浸っているとーーー

 

 麗香さんファンの先輩、タケシさんがチャットで「開けて!」。麗香さん「開けてってなんやろ?広島勝って機嫌いいのかな」

 その時、お店の扉がドンドン。

 美穂さんがドアを開けると、そこにタケシさん!本日2回目のサプライズ!


 大拍手でお迎えしました。


 広島・ヤクルト戦終了後、神宮球場からかけつけてくれたのでした。すばらしい!


⑨「プラステックラブ」(竹内まりやさん)


このあたりから鈴が登場。

⑩「MuGoん 色っぽい」(工藤静香さん)

⑪「TATTO](中森明菜さん)

大スターの歌が続きました。ちなみに「TATTO」は3週間ほど前にJAZZバージョンが公開されました。

 

一転、アニソンへ。

⑫「残酷な天使のテーゼ」(高橋洋子さん)

この歌は息子が家のカラオケで歌ってくれて知りました。普段、ほどんど口をきいてくれませんが、なぜかカラオケは付き合ってくれます。

そしてラスト。

「表参道では最後ですが、『夜のメロディー』は続きます。だから、あまり湿っぽくなりたくないので」と

ラストは

⑬「Angel Night~天使のいる場所~」(PSY・S)

みんな鈴で手拍子。

そのまま鈴でアンコールがかかります。

 

麗香さん、満面の笑顔で「思い出いっぱいのこの場所での最後。何を歌おうか、いろいろ考えた末この歌にしました。聴いてください」

そして始まりました。

 

「時には昔の話をしようよ 通いなれたなじみのあの店」

 

⑭「時には昔の話を」(加藤登紀子さん)

 

 

 

素晴らしい! ラストにふさわしい素晴らしい選曲です。

「湿っぽくならないように」思ったのですが、聴きながら、しんみりしてしまいました。隣の妻も静かに聴き入っていました。

 

 お昼のライブで始まって、2022年4月から「夜のメロディー」となって2年余り。思い出の場所にふさわしいラストでした。

 鳴りやまない拍手のあと、最後を記念して写真撮影。いつも動画撮影をしてくれているSuさんが大活躍してくれましった。感謝!


麗香さんに教えてもらった名曲。10代の頃、毎日のように聴いたヒット曲、アニソン、そして加藤登紀子さんの大人の歌。幅広く自由自在、縦横無尽に歌ってくれる。カバーライブの真髄を見た(聴いた)ように思いました。



次回6月は新しい場所。

 

 新しい店舗は地下鉄外苑前駅と青山1丁目駅の間。神宮外苑の銀杏並木のそば。銀杏並木をバックに麗香さんは歌うことになるそうです。新しい思い出がたくさん生まれると思います。すごく楽しみです。

 

 麗香さん、ピアノの瞳さん、お料理の美穂さん、音響のむーんさん。ファンの仲間のみなさん。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。