初夏の観劇後のディナーは、麻布十番にあるミシュラン一つ星のイタリアン
Principio「プリンチピオ」を、再訪しました。
すっかり私達の定位置になってしまったこちらのお席へ今回もご案内頂きました。
シェフの手打ちパスタやセンスの良い前菜を時折無性に頂きたくなり、
年に2回くらいの頻度で訪問するお気に入りのイタリアンレストランです。
ソムリエでもあるマダムの朗らかな接客やペアリングのイタリアワインも
楽しみです。
テーブルセッティング
今宵のメニューデギュスタシオン(14300円(税込・別途10%サービス料)
メインの炭火焼のお肉は、テーブル毎に最初に選んでおきます。
私達は、前回は豚ちゃんを頂きましたので、今回は、短角牛をお願いしました。
先ずは、夫はビール、私はフランチャコルタ(1800円)で乾杯です。
ビールは、モレッティからホワイトビール(1800円)に変更になったとの事
①先ずは、いつものスターターから
グリッシーニと自家製オリーブのマリネ
市販のオリーブは苦手ですが、ここの自家製オリーブは塩甘で癖がないので、
私も美味しく頂けます。
②アミューズ
ファリナータ ディ チェーチ 春しらす 葉玉葱
ひよこ豆で作ったブルスケッタの上に、旬の釜揚げシラスと葉玉葱
手で頂きます。
レモンの爽やかな香りもして、スパークリングに合って美味しく頂きました。
③冷前菜
栄螺 クスクス ジェノベーゼ
目にも爽やかで美味しそう。
下は酸味のあるクスクスのジェノベーゼ風サラダ、その上にさざえ
一番上にたっぷりのハーブ
更に透明な酸味のある爽やかなソース(ご説明頂いたのですが忘れてしまいました)
見た目だけでなく、酸味のきいたお味も爽やかで美味。
ペアリングワインとも合って、とても美味しかったです。
ペアリングワインは、前菜からお料理に合わせ、全部で5種類(一人7500円)
いつもお料理に合うイタリア各地のワインのセレクトにて、美味しいです。
イタリアのワインは葡萄の品種も多く難しくて、マダムが丁寧にいつもご説明
下さるのですが、詳細を忘れてしまい申し訳ないです(;^_^A
④温前菜
ホワイトアスパラガス プロシュート ヴァニェットヴェルデ
ヴァニェットヴェルデとは、右側のグリーンのものにて、
パセリに卵黄やアンチョビを入れた酸味のあるイタリアの緑のソースとの事。
太くて立派なホワイトアスパラは、さっと素揚げしてあり、香ばしいです。
プロシュートの程良い塩気と、酸味のある爽やかな緑のソースも美味。
今年頂いたホワイトアスパラのお料理各種の中で、一番美味しかったです
このお料理のペアリングワインは、
一緒に頂くと、何て美味しいんでしょう。
⑤プリモピアット その1
シャラティエッリ 桜海老 セロリ トマト
自家製の生パスタはもっちりとしていて美味。
桜海老は、香ばしい香りはしますが、殻が柔らかくて旨味たっぷりで美味しいです。
(殻付き桜海老は殻が固くて実は苦手なのですが、これは柔らかくて美味しかった
です。)
トマトソースもあっさりとした上品な甘みと酸味にて、美味。
食べたかったシェフの手打ちパスタ、何て美味しいんでしょうか
ペアリングワインは、
フルーティーで華やかな香りがして、パスタとも合って美味しく頂きました。
次のパスタから、赤ワインにチェンジとの事です。
次のお料理のペアリングワインは
⑥プリモピアットその2
タリアテッレ アル ラグー、ヤングコーン
平打ちの自家製のタリアテッレに、ラグーソース(ボロネーゼ)
濃厚なラグーソースのパスタに、ヤングコーンの髭、上にはチーズ
マダムにヤングコーンの髭が入っているとご説明頂いた時は、5年以上前
某ミシュラン一つ星のフレンチレストランで出されたヤングコーンの生の髭の
カルボナーラを思い出し、草を食べているようで超苦手でしたのでどうしようと
思いました。
が、プリンチピオの髭はきちんと火入れもされていて、
とても美味しくてほっとしましたよ。
さすが、根岸シェフ。
某フレンチでは、お魚料理に稚鮎も出て来ましたが、骨が固くてぼそぼそして、
それも美味しくなかった事を思い出しました。
それに比べ、根岸シェフの子持ち鮎のコンフィは、7時間近くかけて弱火で
じっくり火入れしたもので、とても柔らかくて美味しいです。
何事も、とても丁寧に仕事されていらっしゃるのが、パスタ1の桜海老もしかりにて、
細かな事ですが、味に差が出るのかしら?
苦手だったヤングコーンの髭も、桜海老の殻もどれも丁寧にお仕事されていて、
どちらもとても美味しく頂く事が出来ましたよ。
もっちりとした自家製のパスタに、濃厚なラグーソースが絡み
このパスタも何て美味しいんでしょう。
ペアリングの赤ワインとも合って、とても美味しく頂く事が出来ましたよ。
⑦お肉料理
北十勝ファームの短角牛の炭火焼(+2420円税込)
付け合わせの野菜は、新玉葱と花ズッキーニのソテー
お好みの薬味三種を付けて頂きます。
ペアリングワインは、
お肉も柔らかく、付け合わせのお野菜も美味しいです。
赤ワインとも合い、美味しく頂きました。
⑧ドルチェ
デザートは二種類から選びます。
夫は、沖縄パイナップル ホワイトチョコレート ライム
私は定番のティラミスをオーダーしました。
久し振りにシェフのティラミスを頂きましたが、改めて美味しいですね。
⑨食後のお飲み物と小菓子
食後の飲み物は私は、カモミールティーを
以上でお食事のご紹介は終わりです。
お会計は、上記ご紹介以外に、パン、コベルト代が一人500円、夫がビール以外に
フランチャコルタも飲みましたので、トータルで6万円強でした。
ご近所の月一で行くカジュアルイタリアンも、先日拙ブログでご紹介した
麻布十番の別のイタリアンレストランも、それなりに美味しくて楽しんでいますが、
「プリンチピオ」とは、美味しさの度合いが全く違いますね。
値段に比例してと言えばそれまでですが、しみじみ美味しい~と思います。
今風の華やかさはありませんが、アットホームな雰囲気も含め、
大好きなお気に入りのレストランです。
ご馳走様でした。
今宵もとても美味しかったです。
またお邪魔したいと思います。
有難うございました。
お読みいただき、有難うございました。