冬の終わり、早咲きの河津桜が咲き始める頃、神楽坂にあります石かわグループの

 

日本料理店「愚直に」に、早春の日本料理を頂きにお伺いしました。

 

 

 

 

 

オープンはコロナ禍真っ最中の2020年9月末

 

2023年より連続してミシュラン一つ星を獲得

 

現在食べログ口コミ評価は3.93 食べログ百名店2023に選出されています。

 

店名の「愚直に」は、店主の大塚将人氏が、修行時代に出会った言葉から。

 

私達は、閉店した「蒼穹」の料理長をしていた20代の頃から大塚氏のファンです。

 

 

 

 

 

今回もサントリーホールでのクラシックコンサート終わりにて、二巡目の予約です。

 

今宵は、娘がちょうど仕事が8時半過ぎに終わるとの事にて、娘も一緒に

 

誘いました。

 

娘は、初めての本格日本料理デビューです。

 

 

 

 

まだまだお子様舌の娘がどんな反応を示すか心配しながら、娘を間に挟んで

 

3人並んでカウンター席に。


 

 

 

夫はいつものように取りあえずビール

 

 

 

 

私は、サントリーホールにてグラスシャンパンとアペリティフを軽く

 

頂いておりましたので、最初から日本酒にてスタートです。

 

 

 

 

 

ではお料理を頂きましょう。

 

①柚子釜

 

 

 

 

上は河豚の白子を焼いて軽くお塩をふったもの。

 

柚子釜の下にはお餅とお出汁、上には山葵

 

 

 

 

焼き立て熱々の河豚の白子は、言わずもがな、とても美味しいですハートルンルン

 

 

少し前に、家族皆で山羊座の誕生日祝いをフレンチレストランでした折に出て来た

 

鱈の白子も、とても美味しかったのですが、その時に、河豚の白子の方がもっと

 

美味しいと、話題に出ました。

 

娘は、早速噂の河豚の白子を、生まれて始めて頂いて、大満足のようです(笑)

 

 

②熱々の餡かけ

 

蟹のフライと蕗の薹の天婦羅、蟹出汁の餡

 

 

 

 

奥は、繋ぎや練り物無しで蟹のむき身を揚げたもの。

 

蟹だけですので、蟹の旨味一杯でとても美味しいです。

 

 

 

 

手前は、春のはしりの蕗の薹の天婦羅

 

独特の苦みに春の訪れを感じ美味しいです。

 

蟹の出汁を使った餡も、旨味たっぷりで美味ピンクハート、全部飲んでしまいました(笑)

 

揚げたて熱々の蟹と蕗の薹を頂きながら美味しい~ハート音符

 

 

蕗の薹は、実は、前述のフレンチでも、アミューズの一品に、蕗味噌風の

 

蕗の薹のペーストを使ったフィンガーフードとして出て来て、お子様舌の娘は、

 

かなり苦手だったようです。

 

それに比べると、蕗の薹のお天婦羅の方が、癖がなくかなり食べやすいですし、

 

またこの苦みが美味しいのですが、娘の反応から、まだこの苦みの美味しさを

 

理解するには、お子様舌過ぎたようです(;^_^A

 

ほぼ小学生の孫並みかしら?(笑)

 

 

次の料理ぐらいからこちらの日本酒に

 

 

 

 

娘は当然翌日も仕事、私も急遽翌朝は早起きして母の様子を見に実家地方に

 

行かなければならず、今宵は娘同様私もお酒は控えめに。

 

のはずだったのですが、娘に母の病状の相談をしながら、何故かどんどん

 

お酒が進んでしまい、結構飲んでしまいました(;^_^A

 

 

③お椀

 

蛤と菜の花、木の芽を添えて

 

 

 

 

蛤の旨味が出たお出汁が美味しいです。

 

蛤もふっくらとした大きな身がいくつか入っていて美味ハート

 

 

 

 

春の訪れを感じる菜の花と共に、とても美味しく頂きましたピンクハート音符

 

 

 

④お造り その1

 

フグ刺し

 

 

 

 

フグ刺しは、お好みで、柑橘を絞りお塩で頂くか

 

あん肝醤油で頂きます。

 

 

 

 

手前は、ふぐ皮と薬味の青菜

 

 

 


フグ刺しは、一切れずつ頂くように、厚く切ってあります。

 

一切れずつ、薬味と鮟肝を乗せて、ポン酢醤油で頂くと、めちゃめちゃ

 

美味しいですハート音符アップ

 

 

 

 

家庭では絶対頂けない贅沢なお味にて、まさに至福のひと時ドキドキ音譜チョキ

 

 

こちらも、お正月にフグ刺しを頂く時に、いつも娘一家に話していた食べ方にて

 

初めて頂く贅沢な食べ方のお味に、娘も超感激していましたアップ(笑)

 

 

 

次の日本酒は

 

 

 

 

珍しいお酒にてご説明も頂いたのですが、忘れてしまいました。

 

 

 

 

 

⑤お造り その2

 

氷見の寒ブリのお刺身

 

 

 

 

寒ブリは皮目を少しだけ炙り、軽くお塩を振ってあります。

 

少し辛みのある大根おろしと一緒に頂きます。

 

 

 

 

寒ブリは家庭でも頂けますが、このひと手間が大違い。

 

炙ってお塩をかけたひと手間で、めちゃめちゃ美味しい寒ブリでしたハート音符

 

 

 

⑥焼き物

 

鰆の照り焼きと空豆 右の突合せの山菜は蕗?何だったかしら?

 

 

 

 

鰆は、日本料理でもフレンチでも良く使われるお魚ですが、だからこそ、

 

料理人の腕の差が出ます。

 

大将の鰆は、余熱を考慮したぎりぎりの火入れが本当に絶妙

 

 

 

 

さすがのふっくら感にて、お味も薄味のたれで美味。

 

さすがという感じでとても美味しかったですハートルンルン

 

上から少しだけお塩を振った空豆も、春を感じて美味しかったですピンクハート

 

 

次の日本酒は鍋島純米大吟醸

 

 

 

 

⑦更科蕎麦

 

 

 

 

今宵の更科蕎麦は、自家製の半生のカラスミと合わせて

 

 

 

 

カラスミの塩分とお蕎麦のたれと合わせた塩加減もちょうど良く合格

 

 
美味しかったですドキドキ
 
 
⑧熊鍋(月鍋)
 
 
 
 
たまたま比良山荘の熊鍋の話題になっていたのですが、全くの偶然にて、
 
今宵は、良い月の輪熊のお肉が入ったとかで、何と熊鍋が出て来ました。
 
大将は、先に帰られたお客様が頂くところを見ていて私達が比良山荘の話題に
 
なったのだ思われていたようですが、全くの偶然にて、とても驚きましたよ(笑)
 
 
冬の食材の月の輪熊と芹、春のはしりの鹿児島産の新筍のお鍋
 
 
 
 
月の輪熊の白い脂身の部分がふっくらと柔らかく美味ドキドキ音譜
 
薄味の甘辛いたれの味加減も程よく、とても美味しいですハート
 
まさか、東京でこんなに柔らかい熊が食べられるなんて!!
 
大津の比良山荘の月鍋を思い出しつつ、とても美味しく頂きましたハート音符
 
 
⑨お食事
 
今宵のご飯は、ゆり根の炊き込みご飯 木の芽添え
 
 
 
 
 
お腹一杯ですので、軽くよそって頂きました。
 
 
 
 
お好みで、稚鮎の釜揚げをかけて頂きます。
 
 
 
 
百合根は、ふっくらと甘味があり、栗のように甘くて美味
 
鮎の稚児は見た目は大きなしらすのようですが、鮎独特の苦みがありますので、
 
良いアクセントになります。
 
 
 
 
それに、焼いた油揚げと信州味噌のお味噌汁が、口に合ってとても美味しいですピンクハート
 
 
 
⑩デザートは、アイスクリームと苺と小豆
 
 
 
 
甘さ控えめの小豆も含め、美味しく頂きました。
 
 
以上でお食事のご紹介は終わりです。
 
お会計は、お酒も含め3人で11万強でした。
 
冬の名残の食材、河豚、蟹、熊、寒ブリ、河豚の白子
 
春のはしりの筍や蕗の薹、菜の花、空豆、蛤、山菜等
 
両方が楽しめるこの季節の日本料理は、一度に色々と楽しめてとても良いですね。
 
 
今回も大満足の美味しい時間でした。
 
ご馳走様でした。
 
とても美味しかったです。
 
有難うございました。
 
 
ご飯のお土産は、留守番の孫が翌朝食べられるようにと娘用にとお願いしました。
 
が、まだ残っていますと、私達の分も頂きました。
 
 
 
 
冷めたら冷蔵庫で保存して、母のお見舞いから帰宅した翌日の夜、
 
チンしてとても美味しく頂きました。
 
 
 
 
有難うございました。
 
次回は、初夏の季節にまた。
 
 
 
 
お読みいただき、有難うございました。