秋とは名ばかりにてまだ残暑厳しき頃、昨年亡くなった叔父(母の弟)のお悔やみを
兼ねて、高尾にお墓参りに行って来ました。
お墓参りの後、叔母が予約してくれていましたので、遅めのランチを頂きに、
高尾にある「うかい鳥山」へ。
うかいグループ発祥の地という事で、ブロ友さんのお記事も拝見し、
以前より一度行ってみたいと思っておりました。
が、自宅からは余りにも遠いのでさすがにちょっと(;^_^A
今回偶然の機会を得て、訪問が叶い嬉しいです。
そもそも高尾駅に降りたのが生まれて始めてにて、右も左も分からない状態(;^_^A
叔母の先導にて、先ずはタクシーにて叔父のお墓参りへ。
無事にお墓参りも出来、ほっとしたところで、再びタクシーにて、
HPの言を借りると、”緑深き奥高尾”を進み、”山間の澄んだ空気に包まれた奥座敷”
「うかい鳥山」に到着しました。
入口の立派な門をくぐり
うかいお馴染みの水車を横目に
合掌造りの建物へ
越中五山から移築した建物だそうです。
合掌造りのこの建物が「うかい鳥山」のメインロビーになっているようです。
予約名を告げ、担当の仲居さんのご案内にて、清流流れるせせらぎにかかる
趣のある朱塗りの小さな橋を渡って、豊かな自然の中、小さな日本家屋の離れが
点在するお庭を進みます。
途中、こちらの建物がトイレですとご案内もあり。
約6500坪にも及ぶ広大な庭園内ですので、しっかり覚えていないと、
帰りに迷子になってしまいますので、要注意ですよ(笑)
離れは一棟ずつ、それぞれのお客様向けの独立した個室になっているようです。
私達の離れに到着しました。
土間にて靴を脱ぎ、お部屋へ。
床の間付きの広々とした和室に、ゆったりとしたテーブル席。
テーブル席には、いろりが二つ切られています。
クローゼットもお部屋にご用意されていました。
お部屋の大きな窓からは、自然豊かな庭園の木々が臨めます。
目の前には、大きな青もみじの木が広がっていました。
紅葉の季節にお伺いしたら、さぞや美しいでしょうね。
また、夏の夜は、清流に集まる蛍も楽しめるようです。
テーブルセッティング
メニューは、平日限定のランチメニュー7700円から始まり、昼夜共通の
基本メニューは8800円から、いろり炭火焼牛コース14300円まで、数種類
この日は、叔母が既にいろり炭火焼き牛鶏コース(11000円)を
ご予約下さっていました。
私と一つ年上の仲良し従姉は、日本酒の冷酒をグラスでオーダー
(ワングラス1320円から)
亡くなった叔父に献杯後、お食事のスタートです。
①焼き胡麻豆腐
②菊花浸し
③きのこ鍋
田舎風の味付けのきのこ汁にて、ほっこりとして美味しかったです。
④佐久鯉あらい
お好みで、酢味噌(奥)またはわさび醤油で頂きます。
鯉のあらいは、淡泊で旨味が余りないので、酢味噌で頂いた方が美味しいです。
臭みのないあらいで美味しく頂きました
鯉と言えば、「甘辛く濃い目のたれで煮た甘露煮が一番美味しいよね」と
叔母と話しながら(昔は故郷の川魚専門店には必ずあったのですが、最近は全く
見かけなくなりましたので、最早幻の伝統料理?子供の頃の思い出の味です。
因みに川魚専門店の一番人気の売れ筋は昔も今も当然鰻・笑)
プラス1100円にて川魚塩焼も付けられます。
事前に叔母が頼んでくれておりました。
⑤川魚塩焼
鮎の塩焼きでした。
焼き立て熱々の鮎の塩焼きが登場です。
気が付きませんでしたが、多分かなり近くに、川魚を炭火で焼く専用の小屋が
あるはずです。
つい一週間前に「愚直に」で頂いた子持ち鮎の余りの美味しさには、全く叶いません
が、シンプルに塩焼きにした鮎の焼き立て熱々は、やはり美味しいですね
(ホテルや料亭等箱の大きな飲食店で熱々を出すのは、結構難しいので、
熱々焼き立ては嬉しいです)
という事で、この日頂いたお料理の中では、この鮎の焼き立て塩焼きが
一番美味しかったです(笑)
いよいよ、名物のいろり炭火焼のスタートです。
お写真を撮り損ねましたが、大皿に、牛肉、鶏、椎茸の串を盛ったものが登場。
担当の仲居さんが、先ずは、牛串から焼き始めます。
折角ですので、私は、赤ワインをグラスで頂く事に。
従姉は、別の種類の日本酒をグラスでおかわりしていました。
ワインの種類は赤白それぞれ1~2種類ぐらいかしら?
かなり数が少なかったような?
選択の余地もなく、ドリンクメニューのグラスの赤ワインをオーダー
葡萄の品種や産地を確認しましたら、確か甲府辺りのメルローだったと思います。
お値段はお安かったと思います。
焼き上がりました。
⑥牛串の炭火焼
三種類のたれをお好みで付けて頂きます。
部位の問題なのか、焼き方の問題なのか、鉄板焼きのうかい亭の牛肉に比べますと、
正直かなり残念感が(;^_^A(お値段も全く違いますしね・汗)
プラスアルファでサーロインにするともっと美味しいのかもしれませんね。
お次は、目の前のいろりでしいたけを焼いていきます。
同時に、手前では鶏肉も
鶏肉は、お好みで、塩かたれかを選びます。
たれの場合は、最後にたれにくぐらせて、もう一度焼いて
焼き上がりました。
⑦椎茸と鶏肉の炭火焼
右手前は柚子胡椒だったかしら?(記憶にないです・汗)
私は、鶏串は塩味で頂きました。
シンプルですが、焼き立ての鶏肉は美味しいですね。
子供達が小さい頃、時々庭でバーベキューをして食べた鶏肉も、塩味ですが
スパイシーな我流の味付けで、とても美味しかった事を懐かしく思い出します。
炭火焼には、黒っぽい小さな小鉢(↓画像左奥)も付いていました。
てっきり茄子の漬物かと思い箸を付けなかったのですが(茄子の漬物苦手なんです)
茄子のお浸しで美味しかったらしいです(残念)
⑧お食事は、麦とろご飯とけんちん汁、香の物
叔母が、「ここの麦とろご飯は、美味しくて好きなのよ」と。
おっしゃるように、私、とろろご飯は苦手なのに、この麦とろご飯は、
美味しかったです
⑨かりんとう饅頭
お腹一杯だったので、かりんとう饅頭は懐紙に包まれていた事もあり、
全員が家に持ち帰り、我が家は食いしん坊の夫の口に入りました。
以上で、お食事のご紹介は終わりです。
独立した離れの個室ですので、誰にも気兼ねなく、若い頃の叔父の思い出話を
したり、お食事を楽しみながら、ゆっくりとお話が出来て、とても良かったです。
叔母とは、母の真ん中の弟の叔父のお葬式以来ですので、7~8年ぶり?
その時に今回お墓参りに伺った叔父(一番上の弟)とお会いしたのが、
最後になりました。
叔母のところの従妹は、私より10歳以上年下な事もあり一緒に遊んだ事は
一度もなく、唯一深くかかわったのは、私が大学生の時自営業の叔父のところで
一か月程バイトをしていた頃、彼女が小学低学年以来かしら?
その後祖母のお葬式で、遠くでちらっと見かけて以来ですので、
高尾駅で待ち合わせをしても、私も仲良し従姉も、全く分からなかったです(汗)
ですので、大人になってから初めてゆっくりとお話が出来て良かったです。
お会計は、叔母がご馳走して下さり、そんなつもりなく、私も仲良し従姉も、
お酒をおかわりして飲んだりしてしまい、恐縮です(;^_^A
ご馳走様でした。
有難うございました。
迷子になりながら、合掌造りの本館?に戻って。
20分毎の送迎バスを待っている間に、入口外でお写真を撮り合ったりしました。
↓は、最初に門の前で撮影したお写真です(中央が私)
送迎バスは、途中でうかい竹亭のお客様もピックアップして、京王線の高尾山口着
ですので、帰りは、京王線で新宿まで出て、帰宅しましたよ。
ずっと母に叔父のお悔やみをしてほしいと頼まれていましたので、
叔父の最後の様子も詳しくお伺いしたりとお悔やみが出来て、ほっとしましたよ。
母の兄弟は5人いるのですが、最後に残った二人が、母とすぐ下の弟の叔父にて。
結局その叔父も、コロナ禍の中、家族が面会できないまま、ホームや病院で
亡くなってしまい、可哀想でした。
これで5人いた姉弟は母以外皆亡くなってしまい、母が最後の一人に。
叔父のお墓参りがご縁で、先月は叔母(叔父の奥さん)が、共通の生まれ故郷という
事もあり、母が今いる有料老人ホームまで、母のお見舞いにわざわざ足を運んで
下さり、本当に有難うございました。
お読みいただき、有難うございました。