現在ラグビーW杯が開催されているフランスのトゥールーズ

 

度々テレビにてトゥールーズの名を耳にして、かつてトゥールーズの街を

 

訪問した事を懐かしく思い出しました。

 

 

 

 

5年以上が経過してしまい、詳細は覚えていませんが、トゥールーズにて

 

撮影したお写真を、ご紹介したいと思います。

 

 

トゥールーズは、フランス南西部にある街です。

 

↓はネットからお借りした地図ですが、ピレネー山脈が背後に迫る

 

スペイン国境に近い地に位置しています。

 

 

 

 

アクセスは、パリからは、TGVで5時間半から7時間、飛行機ですと1時間20分。

 

日本からの旅行者には、結構ハードルが高いですよね。

 

歴史は古く、最初にトゥールーズの街が開かれたのは紀元3世紀頃

 

その後、ローマ帝国の植民地になったり、ゴート王国の首都を経て、

 

16世紀頃からは交易による商業都市として栄えたとの事。

 

現在は、南西部の中心地であり県庁所在地として、フランス第4位の都市に。

 

トゥールーズと言うと、先ずは、エアバスの街として航空産業の中心地に、

 

(↓お写真もネットよりお借りしました)

 

 

 

 

またトゥールーズ大学に10万人以上の学生が集まり、フランス第2位の

 

学生の街としても大変有名だそうです。

 

 

エアバスにより最先端な街のイメージがある一方、歴史ある街でもありますので、

 

特に、旧市街地に並ぶ煉瓦造りの建物が、夕陽に照らされて輝く様から、

 

「薔薇色の街」とも呼ばれているそうです。

 

 

 

 

そんな歴史は全く知らずに(;^_^A、とあるご縁があり訪問したのですが、

 

宿泊ホテルは、旧市街地の街の中心地にあるキャピトル広場に

 

面していました。

 

広場の向こうには、1760年に完成したというトゥールーズの市庁舎キャビトル

 

(↓のお写真2枚も、ネットよりお借りしています。)

 

 

 

 

宿泊ホテルは、確かクラウンプラザホテルでした。

 

4つ星(訪問時の旅行会社の説明ではトゥールーズには5つ星ホテルはないそうです)

 

 

 

 

こじんまりとしており豪華さはありませんが、キャピトル広場に面していて、

 

眺めも良く、広場周辺にはカフェやレストランが集まり便利で良かったです。

 

 

トゥールーズの観光名所と言えば、上記のキャピトル広場及びキャピトル市庁舎と

 

並び、有名な名所は、サン・セルナン・バジリカ聖堂

 

 

 

 

中世から続くスペインへの巡礼の道「サンディアゴ・デ・コンポステーラ街道」

 

フランスには4つの巡礼路があるのですが、そのうちの一つが、アルルから

 

トゥールーズを経て、12使徒の一人である聖ヤコブの墓があるスペインの

 

サンディアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂へと続く街道

 

 

 

 

トゥールーズは、街道上の重要な巡礼地となり、11世紀に、多くの巡礼者を

 

迎え入れるために巨大な空間を持つ本聖堂が建設されました。

 

3世紀にトゥールーズにキリスト教をもたらした聖セルナンに奉献されています。


内部は、奥行きが150メートルもあり、現存するロマネスク教会としては、

 

フランスでもっとも大きいとの事。

 

外側から見ても大きく、外観全体をカメラには収められませんでした(^^;

 

 

 

 

正面の塔

 

 

 

 

側面も美しいです。

 

 

 

 

こちらは裏側?(表側?)

 

 

 

当初の予定では、聖堂の内部の巨大空間や、市庁舎キャピトルの内部(フレスコ画で

 

飾られた大広場)や、1298年に建設されたジャコバン修道院等も

 

観光する予定だったのですが、諸般の事情により観光出来ず(理由は最後に・汗)

 

駆け足の外観のみの観光で、本当に残念でしたよ。

 

 

ガロンヌ川

 

 

 

 

右手奥に見えます橋は、ポンヌフ

 

ポンヌフは、フランス語で新しい橋という意味ですが、橋が架けられた時に

 

付けられた名前にて、今は一番古い橋だそうです(笑)

 

 

 

 

ガロンヌ川右手にありますセント・ピエール橋↓

 

こちらの橋の方が新しいとの事。

 

 

 

 

ガロンヌ川の対岸を臨みます。

 

 

 

 

うっとりするように美しい眺めですが、私達が立っているガロンヌ川右岸の

 

旧市街地側は、古代ローマ都市があった高台です。

 

一方ガロンヌ川を挟んで対岸の左岸は、右岸より数メートルも海抜が低く、

 

長きに渡り、ガロンヌ川が氾濫すると、左岸に洪水が押し寄せる為、

 

左岸の新市街地は、貧しい人々が住む地区だったとの事です。

 

 

 

 

そんな事もあり、いまだに、右岸は高級住宅地やブティックなどがあるのに対し、

 

左岸は庶民的な街だそうです。

 

左岸には、貧しい人々が多く住んでいた事もあり、大変歴史ある古い病院の施設も

 

残されているとの事、あそこがと教えて頂きました。

 

お写真のどこかに写っていると思うのですが、どこだったでしょうか?(;^_^A

 

 

 

 

因みに、↓のお写真の橋の向こうの塔は、現病院(ラ・グラーヴ病院)かと。

 

 

 

 

さて、私達が立っている場所は、アンリ・マルタン散歩道

 

 

 

 

ガロンヌ川沿い、ポンヌフが臨める美しい散歩道です。

 

 

 

 

川沿いの道路沿いも、煉瓦造りの建物が並んでいて、風情があります。

 

 

 

 

 

遊覧船乗り場のある広場

 

 

 

 

朝早い時間でしたので、まだオープン前ですが、昼間は、テラス併設の

 

素敵なカフェが並んでいる様子でした。

 

パラソルを開き、テーブルを並べると、美しい眺めを楽しめる水辺のカフェに

 

なりそうですね。

 

 

 

 

これは旧市街地の裏道?

 

 

 

 

以上、簡単ですが、「薔薇色の街」トゥールーズのお写真のご紹介でした。

 

 

特産品としては、もっとも有名な名物料理は、カスレ

 

白いんげん豆とベーコン、玉ねぎ、ソーセージを煮込んだ郷土料理にて、

 

日本でも料理教室の諸先生が作られて、ご紹介されていますね。

 

日本風にアレンジしたカスレは美味しそうですが、本場のカスレは全く違います。

 

正直に申しますと、本場のカスレは、贓物の入ったソーセージを使っているためか、

 

臭いし、脂っぽいしで、非常に癖があり、全く食べられませんでしたよあせる

 

同行者の若い男性も、最初の数口は美味しいと喜んで食べていましたが、

 

余りにも脂っぽくて無理と結局残していました(;^_^A

 

 

シャルキュトリーの盛り合わせも、一様にどれも臭くて癖があり、私は頂く事が

 

全く出来ませんでした(;^_^A

 

 

 

 

ブルゴーニュのワイナリーに併設されたレストランで頂いたパテドカンパーニュは

 

上品なお味で、めちゃめちゃ美味しかったのですがね(;^_^A

 

 

フォアグラも名物なのか、メニューにリーズナブルな値段で、何種類もの料理が

 

並んでいましたので、いわゆるロッシーニ風をオーダーしてみました。

 

 

 

 

お写真では伝わりにくいですが、お肉もフォアグラもめちゃめちゃポーションが

 

大きいです。

 

夫とシェアしたのですが

 

 

 

 

牛肉が超硬くて、全く食べられませんでしたむかっ

 

お肉が超固いだけでなく、味も美味しくなかったような?

 

ハンガリーで頂いたフォアグラのお料理の方が、遥かに美味しかったです(;^_^A

 

 

2泊しましたので、トゥールーズ在住の日本人の知人様にご案内頂き、

 

2回夕食をご一緒したのですが、2店とも美味しくなかったです。

 

多分美味しいお店もあるとは思うのですが、知人様の選択ミス???

 

中日にガイドさんにご案内され立ち寄った近郊の街のレストランのランチは、

 

普通に美味しかったので、ひょっとして知人様は味音痴疑惑???

 

 

でも、2店とも満席で現地の人でとても賑わっていましたので、やはり、

 

ここの土地の料理が、余り日本人の繊細な味覚には合わないのかもしれませんね。

 

そんな感じで、料理に関しては、ちょっと残念な印象の街でした。


 

 

ところで、トゥールーズの近郊には、世界遺産がいくつもあります。

 

↓の地図、赤い星マークの場所(世界遺産)を参照して下さい。

 

 

 

 

 

「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」と称されているフランス有数の観光地

 

ヨーロッパ最大規模の城壁の街「カルカッソンヌ」

 

 

 

 

 

ロートレックの生まれ故郷でトゥールーズ・ロートレック美術館もある

 

川沿いに佇む中世の面影を残す美しい街「アルビ」

 

 

 

 

ミディ運河

 

世界遺産ではありませんが、天空の街と呼ばれる「コルド・シュル・シェル」も

 

絵になる美しい街でした。

 

 

トゥールーズを起点にして、これらの美しい街を訪問するのも、お薦めですよ。

 

機会がありましたら、またご紹介したいと思います。

 

 

 

 

ところで、トゥールーズに二泊もしながら、どうして、トゥールーズ市内の

 

観光が出来なかったかと言いますと・・・・

 

当初の予定では、最終日は、トゥールーズの街を午前中に3時間程かけて観光

 

午後トゥールーズ空港からフランスを発ち、フランクフルト空港経由にて

 

日本に帰国予定でした。

 

が、最終日の早朝の事です。

 

日本からホテルの部屋に電話がかかって来ました。

 

フランクフルトから乗る予定だった飛行機の某航空会社の担当者からでした。

 

機体トラブルにより日本からの便が欠航になり、日本を発てなかった為、

 

もれなく復路の本日のフランクフルト便も、欠航になるとの事。

 

最初は、フランクフルトにホテルを用意しますので、一泊して翌日の便でと

 

提案されたのですが、夫が仕事があるので、どうしても本日中の便にて

 

帰国したいとの事。

 

交渉の結果、ロンドンから日本への飛行機に乗せてもらえる事になり、

 

午前中に急遽、トゥールーズ空港を出発することになりました。

 

という訳で、超超駆け足の25分間のトゥールーズ市街観光になったという次第です。

 

 

しかも、トゥールーズからロンドンのヒースロー空港までの直行便はないため、

 

確かスイスのチューリッヒ空港にてトランジットして、ヒースロー空港に行く事に。

 

最悪は、チューリッヒ空港での乗り継ぎ時間が、何と35分しかなく叫び

 

ゲートも違う為、途中メトロ移動もあり、走りに走ってメトロに乗り移動

 

何とか無事にロンドン行きの飛行機に間に合いました。

 

はらはらどきどきのトランジットにて、観光よりも、こちらのトランジットの方が、

 

強烈かつ忘れられない思い出になりましたよ(とほほ)

 

航空会社名をブログに書くのは、控えておきます(と言っても2社しかありませんがね・笑)

 

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、有難うございました。