夏の終わりの頃です。
サントリーホールにてクラシックコンサートを楽しんだ後、
神楽坂にある神楽坂石かわグループの日本料理店「愚直に」を、再訪しました。
今回も二巡目の予約です。
コンサート終わりの遅い時間でも、雰囲気の良い店内で、本格的な美味しい
日本料理が頂ける大変貴重なお店ですので、いつも重宝しております。
↑2枚はネットから以前お借りしたお写真、↓一枚は、2021年10月の初訪問時に
大塚将人大将とカウンターの様子をパチリさせて頂いたものです。
大将の大塚氏は、若干33歳の才能溢れる料理人。
ここから↓、今回の新しいお写真になります。
二巡目の遅い時間ですが、コロナの第7波も少し下火になり始めた事もあり、
カウンターは、先客で賑わっておりました。
私達は、カウンター一番奥のお席にご案内頂きました。
先ずは、喉も乾いておりますし、夫は取りあえずビール(笑)
私は、グラスシャンパンで、お疲れ様の乾杯です
食べログの口コミ評価は、3.95
日本料理激戦地の神楽坂において、ミシュラン三ツ星の石かわグループトップ二店、
兄弟子のお店に続いて、第5位にランクインしています。
お料理は、22000円(別途10%サービス料)のおまかせコース一種類のみ。
上位4店に比べますと、予約が比較的取りやすい上に、お値段も控えめなのも、
魅力です。
さて、初秋のおまかせ料理のスタートです。
①先付
いくらと栗の飯蒸し
いくらは、新物のいくらを出汁漬けしたもの。
皮が柔らかく、薄味でとても美味しいです
ご飯の中に時々入っている栗の甘みも秋の訪れを感じさせて、良いですね。
遅い時間でお腹が空いていましたので、ごく少量のご飯ですが、スターターに
嬉しく、とても美味しく頂きました
②お椀
甘鯛と松茸、菊花のお椀
松茸は、新物の岩手産の松茸
適度に塩を振って焼いた甘鯛は、脂が乗っていて、火入れも本当に上手で、
とても美味しいです。
お出汁は、薄味で上品で美味。
大将のこの上品なお出汁が、本当に美味しくて、神楽坂蒼穹時代からのファンです。
新物の松茸の香りが、香り高く漂い、とても美味しかったです
夫は、あっという間にビールを飲み干し、早くも日本酒をオーダーしていました。
新潟県燕市の日本酒 大吟醸「ひがん」
③お造り 三種
左奥は、クエのお刺身、珍しいですね。
左手前は、自家製のからすみ、4~5日から1週間程干したもの。
半生のねっとりした食感で、塩甘でとても美味しいです。
右側は、戻り鰹
鰹は、左側のポン酢醤油で頂きます。
ポン酢醤油は、だいだいを絞って出汁を入れて作った自家製のポン酢。
大根おろしとニンニクのポン酢たれで、鰹を頂きます。
脂の乗った戻り鰹は、表面の炭火で炙りも香ばしく、大根おろしのポン酢しょうゆの
たれと合って、とても美味しいです
されど鰹という感じで、とても美味しかったです
お造りには良い日本酒を合わせたいと夫が、14代の大吟醸純米をオーダー
お酒もお造りもとても美味しかったです。
④焼き物 まながつお 茗荷
まながつおに甘辛のたれを軽く付けて炭火で焼いたものに、たっぷりの茗荷
いつも思うのですが、大将のお魚の火入れは、本当に絶妙
余熱も計算に入れての絶妙な火入れのまながつおは、とても美味しいです
たっぷりと添えられた茗荷の薬味も良いアクセントになり、美味~
先程の「ひがん」をお伴に、とても美味しく頂きました
⑤お口直し?
焼き無花果 ごまだれソース
無花果を丸ごと焼いたものに、手製のごまだれソースを添えてあります。
丸ごと焼いて甘みを増した無花果が、濃厚な手製のごまだれと合って、
お酒のおつまみにピッタリで、美味しいです
イメージ的には、チーズと無花果の前菜の和風バージョンのような感じで、
美味しく頂きました
日本酒は、軽めに八仙をオーダー
⑥煮物替わり
黒毛和牛と松茸のすき煮
松茸は、先程同様岩手産の新物。
黒毛和牛と松茸を薄めのたれで、軽く火入れ。
添えてあるのは、小さい鶏の卵の黄身。
松茸をお肉でくるんで、卵を絡めて食べて下さいとの事です。
先程のお魚もですが、お肉の火入れも絶妙で、蕩けるように柔らか
この絶妙な火入れは、個室等では無理、カウンターでこそ味わえる
和食の醍醐味でしょうか
松茸の香りや食感も楽しめて、最高に美味しかったです
お肉料理に合わせ、お酒は、ブルゴーニュのピノノワールをオーダーしました。
モレ・サンドニ2016/ルイ・ジャド
ピノノワールの酸味と、甘辛いすき煮との相性が抜群で、
とても美味しかったです
⑦更科蕎麦 焼き茄子 花穂
信州出身の大将は、いつも最後に、更科蕎麦を出されます。
今宵は、多分鴨茄子の焼き茄子(お酒を飲み過ぎて記憶が曖昧ですみません・汗)
お酒を飲んだ後は、あっさり頂く冷たいお蕎麦は、とても美味しいです。
薄味の蕎麦つゆもお出汁が効いていて、美味しいです
という事で、最後の〆の日本酒は、黒龍の秋限定の純米吟醸をオーダーしました。
⑧炊き物
蕪のクルミだれ
蕪のお出汁で炊いたものに、くるみだれを掛けたお料理です。
⑨ご飯 留碗 香の物
毎回、お釜で炊いたご飯と共に、大将が満面の笑みで、
お写真を撮影させて下さいます。
今宵のご飯は、名残りの鱧に、ぎんなん、むかご、木の芽
お腹一杯ですので、ご飯は少しだけよそっていただきました。
木の芽の香りと名残の鱧が、美味
焼いた油揚げと信州味噌のお味噌汁も、とても美味しいです
やはり、お味噌汁は信州味噌が一番口に合って美味しいです
(余り大きな声では言えませんが、白味噌のお味噌汁はかなり苦手です・汗)
香の物
胡瓜と茄子の浅漬けが美味しかったです。
⑩水菓子と甘味
アイスクリームと葡萄 クリームチーズのムース
⑪食後のお飲み物はお煎茶
以上で、おまかせ料理のご紹介は終わりです。
お会計は、今宵は高めのお酒を飲み過ぎた事もあり、いつもより少しお高めで
確か2人で7万円強でした。
夏の名残の鱧に、秋のはしりの松茸を始め、旬の食材を使った
美味しい日本料理を、今宵も堪能させていただきました。
とても美味しかったです。
ご馳走様でした。
有難うございました。
ご飯の残りは、まだまだ暑い季節ですので、おにぎりではなく、ご飯のまま詰めて、
お土産に持たせて下さいました。
たっぷりで嬉しい(笑)
冷蔵庫に入れて、翌日は、チンして、朝ご飯と晩御飯に、
楽しまさせていただきましたよ。
美味しかったです。
有難うございます。
実は、来月もサントリーホールでのコンサート後、またお伺いする予定です。
次回は、秋も深まり始めて、どんなお料理が出てくるのか、いまからわくわく、
とても楽しみにしております。
季節ごとに、お伺いしたい美味しい日本料理のお店。
近々またお世話になりますが、どうぞ宜しくお願い致します。
お読みいただき、有難うございました。