3月後半、桜の開花便りが届いた頃です。
The Okura Tokyo(旧ホテルオークラ東京)の日本料理店「山里」へ、
お寿司を頂きに、ディナーにお伺いしました。
いつもディナーに伺う時は、お食事前にレストラン周辺の雰囲気も楽しみたくて、
行きは電車&徒歩にて、帰りはタクシーで帰宅と決めております。
オミクロン株の蔓延で、冬中ずっと自宅に引き籠っていた事もあり、
久しぶりの華やかな場所への外出をとても楽しみにしておりました。
が、運が悪い事に、この日は、最高気温4度という季節外れの
とんでもなく寒い雨と強風の一日
おニュー(古い?汗)の春物コートの初おろしどころか、ダウンコートにファーの
マフラー、皮手袋という厳重装備の冬のいで立ちにて、全くもってとほほですよ
地下鉄溜池山王駅13番出口を出て、夕暮れの薄暗い雨の中、
まだ桜が咲いていない桜坂を通って、ハアハア言いながら急坂を上りますと、
目的のホテルオークラのタワーの灯りが見えて来ました。
雨にてお写真が撮影出来ませんでしたので、外観の画像は、
1年半前ランチ訪問時のお写真にて、恐縮です(;^_^A
ご紹介のお写真は明るい昼間のものですが、実際は雨の日没後にて、
暗い上に誰一人歩いていず、徒歩5分弱ですがかなり心細い道中でした。
まあ、立派な車寄せ↓を見ても分かりますが、高級ホテルですので、
電車と徒歩で来る方は余りいらっしゃらないのでしょう(;^_^A
日本料理「山里」は、以前訪問したフレンチレストラン「ヌーヴェルエポック」
同様、プレステージタワーではなく、手前のヘリテージウイングに入っています。
ヘリテージウイング正面玄関入りますと、ヘリテージ専用ロビー
(ここから↓、今宵撮影したお写真になります)
チェックイン時間を大幅に過ぎた平日の夕方ですので、お客様は、
誰もいませんね。
見事な桜の生け花
ロビー右奥の階段吹き抜けのシャンデリア?
桜をイメージしたデザインでしょうか。
「山里」は、この階段を下りた4階になります。
因みに、ご紹介したヘリテージウイングのエントランスロビーは、5階に当たります。
(虎ノ門方面からと高低差がある建物のため、不思議な構造ですよね)
このまま階段を下りて「山里」に向かっても良かったのですが、
寒~い雨の道中にて外のお写真も撮影出来ず、消化不良気分ですので、
プレステージタワーを少し探検してからに致しましょう
という事で、ホテル内の通路を通ってプレステージタワーのメインロビーへ。
さすがに、こちらは、多少はお客様がいらっしゃいますね。
広~いロビー中央、オークラランタンの真下には、更に大きくて立派な桜
宿泊客のおば様方が、記念にと交互にお写真を撮影し合い始めましたので、
多少構図がずれていますが(;^_^A
この広いロビー空間は、都内ホテル随一。
さすが、オークラ東京という贅沢な空間ですね。
さて、予約時間になりましたので、「山里」に向かいましょう。
プレステージタワー・メインロビー内左手にあるエレベータホール前に、
こちら山里という案内表示がありましたので、そちらから、向かう事にします。
エレベータにて、5階から4階に降り、案内の矢印に沿って
5階よりは豪華な通路↓を進みますと
ヘリテージウイング4階へと到着しました。
ひょっとして、「山里」専用のロビーでしょうか。
屏風の奥が、「山里」のエントランスになっていました。
レセプションにて、予約名を告げ、コートをお預けし、
係の方のご案内にて、アプローチを進みます。
突き当りにて、お約束の体温測定と手指消毒後、「山里」店内へと入ります。
和の趣を感じる素敵なウェイティングルーム
窓の外には、ライトアップされた和風庭園が望めます。
日本料理「山里」は、オークラ東京のHPによりますと、
”割烹、鮨、天婦羅のカウンター、様々なシーンに対応する個室やホール、
夫々が独立しながらも、一つの店に。多様な日本料理の愉しみ方ができます。”
との事。
座席数は、ホール40席、割烹カウンター10席、鮨カウンター12席、鮨テーブル8席
天ぷらカウンター12席。
また、個室は、和室も含め、6~8名までが全4室。
以上、HPよりご紹介させていただきました。
店内は、夫々のコーナーがプライバシーを配慮した独立空間になっているようにて、
他のお席を全く通ることなく、鮨カウンターのコーナーにご案内頂きました。
(↑画像は、ネットよりお借りしました。)
予約時、割烹とお寿司のどちらにしようかしらと迷いましたが、
噂のオークラのお寿司(笑)を頂いてみたくて、鮨カウンターを予約(へへ)
仕事終わりの夫が珍しく先に到着しており、カウンター中央のお席へと。
既にお客様が一組入っていましたので、全体像は撮影出来ませんでしたが、
鮨カウンターはこんな感じ↓
白木(檜?)の見事なカウンターが気持ち良いです。
実は、山里の鮨カウンター、店名にお名前は出ていませんが、
ミシュラン二つ星で有名な銀座の人気寿司店「鮨かねさか」の店舗の一つ。
ホテルオークラと久兵衛との訴訟騒ぎで、ご存じの方もいらっしゃると思います。
実際のところは知る由もありませんが、ネット情報から推察しますと、
騒動の発端は、オークラが、建て替え後の新生オークラにて目指したのは、
一か所にて色々な種類の日本料理を楽しめるホテル主導の日本料理の
レストランだったようです。
一足先に建て替えオープンしたパレスホテル東京の日本料理店「和田倉」のような
店舗を目指したらしいですが、真実やいかに???
以上、あくまでネットの噂です(;^_^A
噂のパレスホテル東京「和田倉」エントランス↓
ご紹介のお写真は、数年前に、お祝いディナーで「和田倉」に伺った時のお写真。
その折は個室を利用させて戴きましたが、入口すぐの所に、
「鮨かねさか」が入っているのを発見。
ミシュラン獲得の銀座本店の方は予約が大変ですので、一度和田倉の
鮨かねさかにて、お寿司を頂いてみたいと、その折思ったのですよね。
因みに、和田倉の場合は、立派なエントランスには、確かに和田倉の名前しか
ありませんが、実はエントランス手前のアプローチに、目立ちませんが、
各店舗名のご紹介がありました↓
「山里」の場合は、一切かねさかの店名を出していませんから、その点は
更に徹底していますね。
さて、そんな感じで、店名を出さずにオークラ出店を了承した
「鮨かねさか」グループ。
店名にお名前はなくても、美味しさに変わりはございません
山里の鮨担当の料理長は、パレスホテル東京の鮨かねさかにて、
店長をされていらっしゃった薄葉天(うすばたかし)氏との事。
↓ネットよりお借りした氏のプロフィールです。
夜の鮨のお料理は、鮨15貫にサラダと味噌汁椀のにぎり「牡丹」が、18000円
突出し、季節の逸品7品、鮨10貫に味噌汁椀の鮨会席「雅」が、28000円。
いずれも、巻きずしと卵が別途付いています。
私達は、お寿司の前に色々摘まむのが好きですので、勿論
28000円の鮨会席のコースを予約しておきました。
テーブルセッティング
こうして、周り周って、オークラ東京内「山里」にて、念願の「鮨かねさか」の
お寿司を食します事、楽しみです
偶然ですが、私達は、薄葉料理長にご担当して頂けました
先ずは、最初の一杯(笑)
夫はビール、私は、グラスの白ワインを頂きます。
シャブリ・グランクリュ(3000円)
美味しいです
さあ、お料理のスタートです。
①突出し
白魚と菜の花のお浸し
大きな白魚
白魚には桜塩を軽く振ってあるとの事。
白魚も菜の花も今年お初にて、美味
春を感ずる突出しを摘まみながら、口福時間の幕開けです。
②季節の逸品1
蛤
蛤をお出汁で炊いたものとお出汁。
上にかかっているのは名前を忘れましたが、山菜とおっしゃっていました。
外が寒いですので、温かなお料理を最初にお出し頂くのは、有り難いですね。
ふっくらと大きな蛤と優しいお味のスープ、美味しく頂きました
この後、お料理大量に続きます。
前置きが長くなってしまいましたので、お料理のご紹介は次エントリーにて。
お読みいただき、有難うございました。