昨年11月30日に発表されたミシュランガイド東京2022
新たに、ミシュラン一つ星を獲得したレストランのリストを見ておりましたら、
神楽坂にあるフレンチレストラン Floraison 「フロレゾン」を発見。
お値段もリーズナブルでしたので、翌日お電話して即予約。
12月初旬に、早速ディナーに行って来ましたよ
神楽坂通りを左手に折れる路地(見番横丁)に面したMIビルの2階(↓画像左側)
手前右側のビルには、鉄板焼きで有名な「中むら」が入っています。
目立つ看板がありませんので、思わず通り過ぎそうになりますが(;^_^A
こちら↓の階段を2階に上がり
東京都の感染対策認証店の青いステッカーが貼られている横の鉄の扉を開けますと
ミシュラン一つ星獲得お祝いの胡蝶蘭で埋め尽くされたエントランス(笑)
その奥に店内が広がっていました。
お店提供の店内写真↓
4人席のテーブルが4卓、2人席が1卓、他にカウンター席が6席。
テーブル間隔は、かなりゆったりとした配置にて、コロナ禍の中、安心です。
コートをお預けし、手指消毒後、窓際一番奥のお席にご案内頂きました。
店内は満席でしたが、基本的に、4人席に2人ずつのご案内にしていらっしゃるので、
とてもゆったりとした雰囲気です
テーブルセッティング↓
夜のメニューは、フルコース(アミューズ・前菜2品・お魚・お肉・デザート・小菓子・カフェ)
が7700円(税込み)
ショートコース(メインがお肉のみ)が、6200円(税込み)
いずれも、お肉料理は数種類から選択するため、種類によっては、プラス500円~3000円に
なる場合もありますが、それでもフレンチとしてはかなりコスパが良いです。
他に、シェフお任せの特別コース12500円(品数はフルコースと同じ)やアラカルトもあります。
私達は、7700円のフルコースをお願いしました。
また、フルコースに合わせ、シャンパンを含むワインペアリング5種が、5500円~(税込み)
5500円からというのは、ワインをお代わりしたりと量が多めの場合、6500円ぐらいになります。
お料理だけでなく、ペアリングワインのお値段も、とても良心的で、
リーズナブルなのが有難いです(サービス料はかかりません)
私達は、勿論、ペアリングワインもお願いしました
ペアリング1は、シャンパーニュです
なみなみと注いで頂き、嬉しいです
①アミューズ
シャンパーニュに合って、とても美味しく頂きました
パンは、神楽坂上にあります人気パン屋パンデフィロゾフ(食べログ3.86)のバゲットとの事。
料理長は、鳴海陽人シェフ(1982年生まれ)
HPによりますと、メトロポリタン丸の内、ミシュラン二つ星のピエールガニエール、
今は閉店しましたが二つ星のエメ・ヴィベールを経て、
2017年から六本木のフィリップ・ミル東京の副料理長
2019年5月にフロレゾンの料理長に就任。
パティシエは、長屋明花さん
そして、オーナーソムリエは、佐々木利雄氏
2008年に神楽坂にイタリアンレストラン「しゅうご」をオープン。
しゅうごを営業譲渡後、2016年福岡にフレンチレストラン「ローブランシュ」をオープンし、
ミシュラン一つ星の人気店に。
再び神楽坂に戻り、2019年5月にフレンチレストラン「フロレゾン」をオープンし、現在に至る。
ソムリエエクセレンスの資格を持つ との事です。
メニューも含め、詳細は、HPをリンクしましたので、そちらをどうぞね → ☆
食べログの口コミ評価は、3.8
神楽坂のフレンチ店の中では、ミシュラン二つ星のル・マンジュ・トゥーに続いて、
現在第二位にランクインしています。
ミシュランガイドによりますと、
”オーナーソムリエの佐々木氏と、伝統料理を尊ぶ鳴海シェフがタグを組む。・・・・
中略・・・・・ ワインと料理を通じ、二人の才能が「フロレゾン(開花)」している。”
との事です。
②冷前菜は3種類から好きな物をチョイスします。
青森五戸、村越シャモロックのテリーヌともも肉のリエット
北海道、ブリのカルパッチョ みかんのビネグレットとヨーグルトムース
そして、牡蠣の前菜の三種です。
旬の牡蠣をチョイスしました。
三陸広田、牡蠣のジュレ寄せ柑橘の香り エシャロットのクレームと
↓これで一人前です。
酸味のあるエシャロットのクリームの上に、生牡蠣ではなく、軽く蒸して冷やした牡蠣、
海苔の香りのする柑橘系のジュレを添えてあります。
酸味のあるジュレとクレームソースが、ミルキーな牡蠣とぴったりにて、
とても美味しいです
一つでも十分ですのに、何と、2つもついていて、好物の牡蠣を思う存分、
堪能出来ました
牡蠣に合わせるペアリングワイン2は、ロワールのミュスカデ
ミュスカデは、日本ではあまりお目にかかりませんが、
佐々木さんのお話では、牡蠣には、ミュスカデが良く合うそうです。
牡蠣とのマリアージュが、ぴったりで、とても美味しく頂きました
③前菜2は温前菜
甲殻類の香る衣を纏った真鱈白子のフリット
海老の香る衣の白子のフリットは、中はトロトロで美味
甲殻類の旨味たっぷりのアメリケーヌソースも、美味しいです
ペアリングワイン3、白子のフリットには、
シャルドネを頂きました。
美味しいです
④お魚料理は本日の鮮魚
本日の鮮魚は、黒ムツでした
ふっくらと火入れされた黒ムツに、蕪のコンソメスープに蟹を散らせ、
トロミを付けたソースが絡み、とても美味しいです
ペアリングワイン4
このワインは何だったかしら?
お魚料理と合って、美味しく頂きました
⑤メインのお肉料理は、
米沢牛ほほ肉の赤ワイン煮
鳥取河戸さんの獲った本州鹿のシンタマ
フランスシャラン産小鴨の胸肉 +500
鳥取河戸さんの獲った仔猪のロース +1000
短角牛和牛 +1800
青首鴨のロースト +3000
↑全6種類からセレクトします。
鹿(イノシシもかも?)は残念ながら売り切れていました。
評判の良い猪も食べてみたかったですが、今回は、シャラン産の小鴨をオーダー
フランス・シャラン産小鴨の胸肉
小鴨ですが、大きな塊のままローストしています。
鴨は難しいですが(結構いまいちの物が出て来ますよね・汗)、
火入れもちょうど良く、柔らかくて美味しいです
おソースも美味しく、堪能しました
ペアリングワイン5、お肉料理には、ブルゴーニュ・コートドニュイのピノノワール
大好きなブルゴーニュのピノ
光輪が美しいです
小鴨と共に、とても美味しく頂きました
コースとは別に、夫が所望して、少しだけチーズを持って来て頂きました。
先程の赤ワインを少しおかわりして、チーズを頂きながら、余韻に浸ります。
⑥デザートは、
林檎のミルフィーユ仕立て プラリネのアイスと
デザートも、小さなお店ですがパティシエさんがいらっしゃるだけあり、美味しかったです
⑦小菓子と食後のお飲み物
食後のお飲み物は、夫はコーヒー、私はハーブティーを頂きました。
以上で、お会計は、二人で、30200円でした。
明細をなくしてしまいましたが、ペアリングワインは、白ワインも何回か
おかわりしましたので、確か一人6500円だったような。
ワインはお高い物ではありませんが、さすがというばかりのセレクトで、
どれも好みのお味で、とても美味しかったです
また、佐々木さんの接客は、さすが、ベテランのソムリエさんだけあり、
フレンドリーですが、付かず離れずで、距離感が絶妙
良く見ていらっしゃり、こちらから何かお願いしなくても、全て完璧にして頂けます。
時々のワイン談義も楽しく、とても寛げました
そして、何よりも、これだけ、本格的かつ美味しいフレンチをフルコースで、
このお値段で頂けるのは、本当に嬉しいです
リーズナブルなのに、とても美味しくて、居心地の良い素敵なレストラン。
普段使いとまではいきませんが、シーズン毎に通いたいお気に入りのレストランを
徒歩圏に見つける事が出来て、嬉しいです
ご馳走様でした。
とても美味しかったです。
有難うございました。
佐々木さんのお話では、メニューは、基本的に、1か月半ぐらいの頻度で、変わるとの事です。
次回は、1月後半頃伺いたいと思っていたのですが、ご存じのようなオミクロン株の蔓延にて、
外食はずっと控えていました。
春になり、蔓延防止も開けますし、そろそろ、またお伺いしたいですね
お読みいただき、有難うございました。