豊洲のステージアラウンド東京に、「髑髏城の七人 Season月」を、
観に行って来ました。
豊洲の新市場前に出来た、アジア初のステージアラウンド劇場については、
昨年のこけら落とし公演「髑髏城の七人・Season花」を観に行った時に、詳しく説明しています。
ご興味のおありの方は、こちらから、どうぞね → ☆
昨年の3月末からスタートした、劇団☆新感線による「髑髏城の七人」も、
Season 花から始まり、鳥、風と、経て、
4シーズンのラスト Season 月に、なってしまいましたね。
月は、ダブルキャストによる、下弦の月と、上弦の月の2パターン上演。
私が行ったのは、上弦の月です。
上弦の月のメインキャストは、こちら↓
「髑髏城の七人」という作品の、大きな骨組みは、同じなのですが、
各シーズン毎に、出演者が変わりますので、
それに合わせて、演出や、細かな流れが、全く、違いますね。
昨年春に見た「Season花」が、余りにも素晴らしく、感動的でしたので、
花の時のキャストのイメージが、私の中に、とても強く残っていました。
その為、最初は、シーズン月の上弦の雰囲気に、なかなか、馴染めず・・・
が、徐々に、劇団☆新感線の、スピード感溢れる舞台と、
アラウンド劇場ならではの、圧倒的な迫力に、いつの間にか引き込まれて行きます
なんだかんだ言っても、やはり、「髑髏城の七人」は、どのシーズンも、面白いですね
笑いあり、どきどき感ありで、迫力一杯の舞台を、
今回も、楽しませて頂きましたよ
シーズン花の時は、小栗旬さんが演じていた役です。
福士蒼太君は、今回が、舞台初出演との事。
蜷川幸雄に鍛えられた小栗さんの捨之介と比べては、ちょっと可哀そうすぎ?(><;)
殺陣もスピード感があり、彼なりに、頑張っていたと思います。
無界屋蘭兵衛こと森蘭丸役は、三浦翔平さん
本当に、綺麗な顔をしていますよね
美しい顔に、影のある雰囲気が、森蘭丸のイメージにぴったり
私的には、蘭兵衛役は、シーズン花より、上弦月の方が好み^^
儚い感じがして、とても良かったです。
天魔王は、早乙女太一さん
舞台経験も豊富ですので、さすがの演技力でいらっしゃいます
安心して見ていられる、実力の天魔王でした。
が、天魔王にしては、ちと、美しすぎる?
シーズン花で演じた、成河の天魔王が、余りにも不気味過ぎで、強烈な印象でしたので、
美形な分、天魔王の恐ろしさが、物足りなく感じてしまったのが、少し残念でした。
が、逆に、
森蘭丸と、信長、天魔王との三角関係のボーイズラブが、クローズアップされて、
三浦蘭兵衛との絡み(毒の杯を口移しに飲ませるシーン等)も、自然な流れで、
とても、良かったと思いましたよ
兵庫役は、須賀健太君
子役時代の印象が強いですが、いつの間にか、大人になっていたのですね。
若い分、動きも早くて、可愛らしい愛されキャラの兵庫像が、グッド。
子分の荒武者隊の皆と、音楽をバックに、踊るという新演出も、
ショーを見ているようで、とても楽しかったですよ。
前回女性が演じていた早霧役は、
今回は、霧丸という男性役に、変更。
霧丸は、平間壮一さん
平間さん演じる霧丸も、良かったです。
が、男性ばかりの舞台になってしまうので、
私的には、この役は、女性がやられる方が、好みかしら?
極楽太夫は、高田聖子さん
劇団☆新感線の大ベテランの女優さんです。
安定の実力で、さすがですね
年齢が高い事もあり、無界の里でのシーンの演出を、変えてあります。
里の女の子たちは、AKBのように、極楽太夫を中心にして、踊ったりしてね
関東荒武者隊のダンスと言い、女の子たちのダンスは、ショー的要素が、更に増して、
見る側としては、とても、楽しかったですよ
ただ、蘭兵衛との関係性は、さすがに、恋愛は無理だという事で(;^_^A
信長の死後、路頭に迷っていた少年の蘭丸を救って、育てた母親代わりという設定で、
家族の愛という関係性に、なっていました。
やはり、蘭兵衛と太夫には、恋愛感情があって欲しかったので、
(その方が、自ら、愛する男を銃で撃つ太夫のシーンも、際立つと思うので)
それは、ちょっと、私的には、残念だったかしら。
狸穴次郎衛門こと徳川家康役は、渡辺いっけいさん
さすがの演技力でいらっしゃいますね。
色々な家康像があるでしょうが、いっけい家康は、動の家康のイメージ。
好みの問題ですが、いっけい家康は、私的には、好きかも。
裏切りの渡京役は、栗根まことさん
こちらも、劇団新感線の方でしょうか?
お上手ですよね
間合いやテンポも素晴らしく、
一輪車で逃げたりと、手を替え、品を替え、沢山、笑わせて頂きましたよ。
同じくお笑い担当の贋鉄斎役は、
市川しんぺーさん
前回は、劇団☆新感線の看板俳優・古田新太さんが、演じられた役です。
市川贋鉄斎も、違った角度から、変態ぶりを発揮
捨之介とのアドリブの掛け合いも、楽しく
またまた、思い切り、笑わせて頂きましたよ。
髑髏城の七人目 じん平役は、
村木仁さん
農具の鎌を、武器として振り回し、兵庫と、リズミカルにダンスするシーン
こちらも、ショー的にも、楽しめて良かったです。
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ここは、前の方が良かったとか、こちらは、今回の方が好きとか、
色々個人的な好みはありましたが(;^_^A
冒頭にも述べましたように、今回もスピード感溢れる、「髑髏城の七人」を、
とても楽しむ事が出来ましたよ。
因みに、夫は、今回の上弦の月の方が、面白かったそうです。
(私は、花の方が好きですので、やはり、人によって、好みは、色々ですね・笑)
あっという間の、とても、楽しい舞台でした。
有難うございました。
注:ご紹介のお写真は、パンフレット及びちらしより、引用させて頂きました。
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尚、トイレ事情は、相変わらずですので、お気を付けあれ
というより、冬の分、更に、列が長くなって、厳しさを増したような???
それから、こちらは良い点。
初回時と違って、早いスピードで360度回る映像が、殆どなくなったような気が?
以前のように、目が回ったりするようなことは、ありませんので、
車酔いしやすい人でも、ご安心あれ。
↓は、ちょうど、センター部分辺りから、舞台正面を撮影したものです。
「髑髏城の七人シーズン月」は、明日で、千秋楽。
3月からは、天海祐希さんを主演に迎え、
新たに、髑髏城の七人Season極「修羅天魔」を、上演するそうです。
全く、新しいお話になるそうですので、楽しみですね
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お読みいただき、有難うございました。