中学3年の時初めて行った海外遠征で初めてヒンタートゥックスでこの穴滝見てヨーロッパってスゲーなって思った。
そこじゃないだろ、、、。
でも凄い記憶にあるこの滝、、、何万年もの時を経て氷河が削り出した円柱状のこの滝は一見の価値あり。
何万年もの時を経て自然が作り上げてきたものでこれ程美しいものはそう多くは無いはずだ。
しかしその何万年の100倍くらいの何百万年前という太古の昔にはるか遠い太陽のおおよそ中心で行われた水素と水素の核融合で作り出された熱を今現在我々は浴びて暖かいだの今日は寒いだの一喜一憂しているのだ。
一体いつまでこの太陽が我々に程よい温もりを与えてくれるかは不明であるが、太陽を含めこの地球というものも人類というものも無限なはずもなく、いずれ跡形も無く無くなってしまう運命なのである。
せっかく何万年も時を経て作られたこの穴滝も、、そしてたった100年弱しか生きられない我々人間も跡形もなくこの膨大な宇宙という空間の塵の一部となるのだ。
今こうして人間という見慣れた形の生物がたった一つの星にこれほどまで繁栄しこれほどの文化を築きあげたことをほかの誰が想像出来たであろう。
念ながら今のところおおよそこの事実は他の星の私たちとは違った形や文化を持つ生物に知れ渡り伝わる事は無さそうなのだ。
地球とはまさに紛れもない奇跡の星といえよう。
そんな小さな星に生まれ70億はいよう人間という生物の中のたった一人の「自分」という存在はとても儚く小さくそしてどうしようもないくらい愛おしい存在なのである。
なにせこの世の目にする全ての物がいずれ無に帰してしまうのだから。
なぜここまで儚く愛おしく感じるのかというと、上に書いた通り
終わりがあるからである。
そんな儚い小さな小さな自分。
何が出来るんだろう。
どんなことがしたいんだろう。
誰かに必要とされてるのかな??
誰かに愛されているのかな???
わからない??
わからなくてもいい。
今はわからなくていい。
生きていればわかる日がくるから。
みんな一緒なんだと。
みんなただの宇宙の塵なんだと
でもそんな塵がすべて
そのすべて
とんでもない奇跡の塊なんだと
今その目に映る全てが
全てが
奇跡なんだ
そう考えたらなんだか毎日が楽しいでしょ?
湯浅直樹