私が24歳になって早1週間が経ちました
ゴールデンウィークは皆さんどのように過ごされていますか
沢山の誕生日おめでとうのメッセージありがとうございました
こんなに多くの人から祝ってもらうのは生まれて初めてです
本当にありがとうです。
そんな幸せな誕生日を当の本人がどう過ごしていたか、
ざっとご説明いたしましょう
それはそれはまあ私らしい一日でした。
午前中のランニングを終えた私はその日の午後
誕生日祝いと言う事で自分にカニ缶でも買ってやろうと
近くのATMのある場所へ貯金をおろしに行きました
お昼時と言う事でATMは混雑しており、
待ち時間を余儀なくされました
やっと私の番になり3つあるATMのうち、
真ん中の機会に足を向けると
なにやら一番手前のATMでおじさんがかなり苦戦している模様・・・
ふと目をやると目が合って、「あのぉ~すいません・・・」
と声をかけられました。
白髪の腰の曲がった80歳くらいのおじいさんが
どうやら機械の操作が上手に出来ず苦戦している模様だったので
ほうほう、、どれどれ・・・
と思い操作のお手伝いを、、
しかしここはあくまでも銀行のATM
赤の他人様の大事な情報を盗み見ぬまいと思い簡潔に説明を・・・
しかしどうやらおじいちゃんは基本がなっていなかった様で、
カードを逆に入れてまして、何度も
「ペポ♪ もう一度やり直してください♪」
って言われてました。私はとりあえずカードの向きを説明してやると
「こんなもん初めて使うでな・・・よくわからんわぃ」
とちょっと弱気な発言、、、何やら小さな紙を握り締めて
それをチラッチラ見ながらやっているので、
きっと誰かに頼まれたのでしょう
私はカードを入れ、
「引き出しはこれを、預け入れはこれを押して後は暗証番号を入れれば良いんですよ」
と言い自分のATMに戻ろうとすると、とっても寂しそうな目をして
「いや~~・・・・・・そう言われてもなぁ・・・・・・・」って、、
たまらず私は自分のブースを後方で待ってた人に明け渡し、
おじいさんの現金お引き出し作戦を手伝ってやる事にしました
なんでも肩と首が悪く、治療医院に通っていて
その治療費を納めるため13万円おろしたいんだとか、、
そんな説明は後でしてっ!!ってくら混んでいたので少々焦って説明、、
私は引き出すボタンを押し、「あい、、暗証番号を入れてください」
と言うとおじいは「へっ??暗証番号!??」と驚いていました
つかさず私は「その紙に書いてありませんか?4桁の数字ですよ。」
おじい「・・・・・・・(黙って俺に紙を見せる)」
湯 「(紙に4桁の数字が書いてあったので)あっこれです!」と言うと
おじい「違う違う!!! こんなんじゃないわ!!違うっ!!!」
と言い出したのです。 紙には銀行名と数字4桁と13万円!!
ってメチャデカデカと書いてあるのに、違うんかぃっ!?
と思ったけどどうする事も出来ず・・・・
するとおじいはカチャカチャと今時では手に入らなさそうな
デッカイ携帯電話を取り出し電話を始めた・・・・
後には何人もの人が今か今かと自分の番を待っているので
かなり申し訳ない気分に何故か私がなりました
おじい「あっ!!もしもしっ!!今銀行なんだけど、暗証番号ってなん!!?」
「うん!!うんうんうん!!! ○!○!○!○!!」
見事に全ての暗証番号を大声で言い放ったおじい・・・・
なんて無防備な・・・ってかその番号、、、紙に書いてあるのと一緒だし・・・
自分がパッパと押して早く終わらせたかったのですが、
人様のお金を自分が勝手におろすのもおかしな話だと思い
おじいにやって欲しかったのですが、ふざけた事におじいは何やら
電話で別の話をし始めたのです
「(おいっ!!じいさんっ!!何やってんだバカヤロー!!)」
と心の中で叫ぶがおじいは必死に
おじい「 いやね!だからね!!まだ行ってねぇって!!あれね!!先週の・・・・」
全く関係ない会話をしだした
そして事もあろうか「やってやって!」
と言わんばかりにジェスチャーで俺に訴えてきたのです
2度シバいたろか??
だがシバくのはまだ早かった。
暗証番号も入力し13万円と入力し、完璧に仕事を終えた私に
「ペポ♪ もう一度やり直してください♪」
出てきた紙には「残高が不足しております」
紙に書いてある残高を見ると6万円弱
それを見て固まっている時に丁度電話を終えたおじいが
おじい 「で・・・できた??」
湯 「いえ・・・・残高が無く、おろせませんでした。」
おじい 「あれっ!! な~んなんだか一体っ!!!??」
と言い放ち私には何も言わずテクテクと帰宅して行った
私はそんなおじいの帰る背中を見て
「ひかれろっ!!!! 軽く車にひかれろっ!!!!」
って思いながら最後まで見つめていました
結局私の口座の残高も1085円で惜しくも手数料分の105円が無く
1000円札一枚おろせずトボトボと帰宅しました
どうやら私の24歳の幸先は絶好調のようです。