えー、、私が今の家に住みついてから早一ヶ月が経ちました
一人暮らしは不慣れで、掃除と洗濯は得意なのですが食事を作るのが大の苦手です
よって、家には大量の納豆と牛乳・お米・くらいしかないのです
今現在は、近いと言う理由により 「松屋」 様の利用率が急激に上昇しております
俺の料理のセンスの無さぶりは今度またご紹介いたしやすが、
今日はふと思い出した1ヶ月前の話です。
今の家の向かいにはお米屋さんがあります。
古い建物で、一見普通の家なのですが、おじい様とおばあ様がひっそりとお米を売っています
じい様は毎日毎日毎日毎日雨の日も風の日も店の入り口に置いた椅子に腰をかけ、毎日ご近所の変動と通りすがる車に目を光らせてるのです。(多分)
ちなみにふだんはその椅子から緊急車両と郵便のバイクが通りかかった時以外は首だってピクリとも動きません。
たまに 「死んだか!??」 って心配になります。
私は一ヶ月前越してきた当時、引っ越してきたばかりで近くに大型商店があるのを知らず、「重いし・・・」
と思い、怪しげな古ぼけたお米屋さんに入りました。
じ様は店に入る俺をジーっと見ていましたが、「こんにちは」と声をかけ、店のドアに手をかけた俺を見て 「・・・・・・・あっ、、いらっひゃい・・・・。」 と言って重い腰をあげました。
(おっ!!客だっ!!?)って思ったのでしょう。
店内には板の上に普通のスーパーでも売ってそうなお米の袋が数個置いてありました。
何でも良いや!!って思って1番安いお米を選ぶ。
これください!!って言ったらおじいさんはしばらくぼーっとして、トコ・・・・トコと店の奥へ、、
電話をし始めた。
じいさん 「 O#&☆Я?Ж@・・・・・・」
私 「・・・・・・・・???」
トコ・・・トコと帰ってきたじーさんは 「2400円です。」
私 「あっ、はい。 (値段聞いてたのか・・・・。) 」
まあ普通のお買い物だが、おじいは最後に 「 ・・・・・・・これ・・・・やるわ・・・・・。 」 って言って何かを手渡した。
「 ヤングドーナツ 」 だ。 ヤングドーナツをくれたのだっ
ヤングドーナツって知ってますか!?? 駄菓子みたいな感じので、めちゃ小さいドーナツです。
あ、ありがとうございますっ!!!!
って言って店を出る。 なかなか良いじいやだったと思い家に帰る。
エレベーターに乗ってるときにふとヤングドーナツをよく見るとあることに気づいた。
ヤングドーナツのビニールのパックに書いてある消えかけた文字と数字。
「 ・・・期限 01・02・2・・・・ 」
えっ!?これって賞味なの??消費なの!??どっち!!?って考えてテンション上がっちゃったけど、そんなことはどうでもいい事に気づき冷静になる。
6年おちのヤングドーナツ・・・・・・・・・・・どっちでもやべぇじゃん・・・・・・。
でもみなさんご存知ですか??
ワインと一緒で、ヤングドーナツだって寝かせれば味が染み込み、余分な水気も飛び、甘みも増してより一層美味しく食えるかっ
ってか6年前だぞ!?むしろ殺す気かっ!!!!!?????
でもそこは一人暮らしも始め、大人中の大人。
いやジェントルメン、、、、、むしろファッキンメンなので、
いちおレンジでチンしてみて食えそうに無かったのを確認し、
ゴミ箱へジイよりも一足先に埋葬しておきました。
きっと明日も街の平和を見守るためにお外の椅子に腰をかけ、地蔵のようになっているじい。
そんなじいにもらったヤングドーナツを無駄にしてしまいました・・・・・。
ごめん、、じい。
でもさすがにタフで雑食の俺でも、、ありゃ無理だったわ、、。