ミラノの話は後にして、前回のケルン国際家具見本市 2014③の続きです。
ドイツの家具屋にもストレスレス®チェアがありました。
日本と同じ什器を使い展示していますがとにかく販売価格が安い。
日本でも人気のストレスレス®レノ。
ドイツでの販売価格が2159ユーロ、今日のレートで29万8千円。
日本での実売価格は316,000円ぐらいとかなり抑えられています。
通常のヨーロッパからの輸入品の場合、現地との価格差は1,5~2倍になります。
他のメーカーの家具もこのお店に展示されていましたが、
日本との価格差はそれぐらいありました。
運賃や関税、倉庫代、
不良品のリスク(日本人は世界一品質に対して厳しいため、
ヨーロッパでの基準でOKでも日本ではダメな場合が多い)などのコストがかかります。
以前は○塚家具が輸入品を現地価格で販売とうたっていたがこれはあり得ません。(さすがにこのご時世無理があったようでもうやめていました)
この辺は賢いお客様には、こう言ったあざとい販売方法通用しません。
こういった自社の利益だけ最優先する考え方が元で、家具業界全体がお客様から信頼を失っているのが現状です。
適正な利益率がどれぐらいなのか?
これは本当に難しい問題です。
ただ言えるのは、販売店だけ利益を得ようとするのはダメだと考えます。
お客様、製造メーカーそして販売店誰もが潤うことが大切です。
そして、家具は正直です。言葉でどれだけ飾っても、家具が事実を語ります。
時間がたてば、販売店のあざとい嘘は必ず暴かれます。
いい加減こんなことは止めにしたいですね。