僕は昔から絵が上手かった。
正直言って、規格外の上手さだ。
一度僕の絵を見た人は誰もが口を揃えて言った。
New Heroの誕生だ
と。
繊細なタッチ、
シンプルだが同時にダイナミックさも感じさせ、
さらにはちょっとした遊び心も兼ね備える、
稀に見る鬼才として注目を浴びた。
それはまるで雨が上がったばかりの春の夜明けに
いたずらに吹雪く桜の花びらのように、
エキゾチックで魅惑的で、
形而上学的に人々を困惑させた。
その稀代の天才児の快進撃は、
学校に入ってもとどまることを知らなかった。
美術の成績はいつも、
5段階評価中の3だった。
だからこそ、改めて思うのだ。
大人になった今、
こうしてブログを書いている中で、
この絵の才能を活かさない手はないじゃないかと。
言葉では説明しにくい概念も、
絵を描いてビジュアルで伝えれば、
より鮮明な理解が可能になるではないかと。
なかなかいい考えだ。
まあとにかく、
どれほど僕の絵が上手いのか、
それを今日はお披露目しようではないか。
手始めに、この子たちの絵を描こう。
愛犬たちだ。
遠慮なく言わせていただくが、
もの凄く可愛い。
しかし、ひとたび私の絵にかかれば、
もはや当人たちを超えた可愛さにさえ、
あるいはなってしまいかねないのだ。
そんな私の作品はこちらだ。
・・・
誰がコメントしづらいじゃ！！
シンプルかつ遊び心もあるやないか！
でもまあいい。
そんな僕にも負けじと、
コメントしづらいレベルの絵を描く人物がいる。
妻だ。
妻の絵もこの際、載せようじゃないか。
全然わかんない！
特にシェリーの右耳の大きさとか
意味わかんない！
・・・
僕たちは絵が上手くないのだ。
で、なんでこんなことを書いたかというと、
ブログに絵とか載せたら説明しやすいかもねとか、
料理を作って載せたら楽しいかもねとか、
そんな話が出たんだよね。
絵も料理も得意ではないのに！
大事なのは、
どうせ無理だろうとか、
上手くいかないに決まってるとか、
そういう最初からやらない思考にならずに、
何でも挑戦してみちゃうってことな気がします。
失敗してもいい。
上手くいかなくてもいい。
チャレンジそのものが素晴らしい。
そして、それが成功しなくたって、
やってみたからこそわかることが、
もしかしたら出てくるかもしれない。
でも、やらなかったら、
新しい発見ができる確率は0％だ。
恥をかく勇気。
これが僕が次のステージに進むのに
結構大事な気がするから、
こうやって積極的に、
やったらおもしろいんじゃないかってことを、
恥を恐れずに、失敗を恐れずに、
どんどんやっていこうって思ってるよ。
無駄になったっていいじゃない。
そうやって遠回りすることが、
実は最終的には一番の近道だったりするんだから。
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