今日で震災から丸一年です。


ちょうど一年前は景気が上がるんじゃないかな~と

勝手にちょっと期待していた年で、


1月よりも2月と売上高が伸びていた。


いよいよ3月に入り本格的に動くぞーと言う時に、

あの震災があった。


今思い出すとちょうど地元の氏神に

手を合わせに行った帰りだったかもしれない。


千駄木と根津の間の交差点にいた。


何かへんな静けさが一瞬起きた。


なんの音もない一瞬が起きて、

だんだん大きくなっていく揺れ。


自分の常識を超える大地のうねりは

この世の終わりかと思ったくらい。


それから数時間の間に自分の管理物件を周り、

借主さんと大家さんの安否確認。


そして夜中の大移動となった。


その後会社の売り上げは3月、4月と

ほとんど無かったと思う。


会社のキャッシュも正直この時はさすがにきつかった。


なんとか手を尽くしてきりもりをしながら

5月は連休を返上で営業をしたところ、


地震からお引っ越しを控えたお客さまが、

時期をずらして動くようになった。


それからはどちらかというと、

お客様の動きは増え続け、


昨年の後半部分から売り上げは増えていった。


ここ数年我慢していた動きが、

だいぶ好景気感がでてきたと思う。



この一年の間には2度被災地へ行った。


4.10に石巻へ

秋口に南相馬へ


石巻は誘われて。

南相馬は自分の発言がきっかけで。


石巻は直後だったこともあり水が無かった。

それと飛んでも無い光景と塩と物が痛んだにおい。


自宅の庭に水に沈んだ家財を全部出して、

それでも外でソファーで向き合って

楽しそうにしていた夫婦が忘れなれない。


東北の方はがまん強いという言うが、

本当に何となくそうだなと感じた。


南相馬は見えない放射能との戦い。

20キロ制限のぎりぎりまで行った。


行く先々で放射能を図った

測定値が数値化されて出ていた。


南相馬市の市長さんともお会いした。

崩壊した火力発電所も遠目で確認した。


もうこんなことが起きたら人生なんでもどうにかなる。

と正直思いながら過ごしてきたが、


それをきっかけに色々な行動を自分でも起こした。


業界や会社での付き合いも沢山増えた。

こんな自分がセミナーも始めた。


仕事は社員が成長して実力も安定してきた。

色々な社内教育体制も整ってきた。


震災前に契約していた自宅マンションにも

年末に無事に引っ越しをして新しい暮らしを始めた。


あれから一年。


35歳というとても人生で重要な年は、

とても変化の多かった年だと思う。


自分の変化と世の中の変化と、

貴重な一年だった。


まだまだ現地では大変苦労をされている方もいると思う。


車で通過したあの無人の村は

まだ数年誰も戻ってこないだろう。


石巻も最近行った方によると

まだ瓦礫も積みあがってまだまだらしい。



東京はなんだかもう記憶が薄れそうで、

自分の幸せを追い始めている。


それはそれでいい事だけど、

明日は流石にちょっと意識したい。


3.11


今日はその一年間の最後の日


予報していなかった雪が降っているのは

何かの表れでしょうか。。



今日も頑張ります。



それでは。