なおこです
わたしはこう思います
あの人のこと、わたしムカつくと思ってるんです
今ならふつーに言えるし
カウンセラーさんに相談するときもストレートにじぶんの感情を出せるようになりましたが
昔はまったく出せませんでした
今のわたしを知っている人はびっくり仰天すると思います
わたしがカウンセリングに通うようになったのは
2011年。
ちょうど東北大震災が起きた年でした。
あの人が嫌い。
あの人がムカつく。
あの人が羨ましい。
そんなドロドロとした感情を
腹の底で抱えながら
それと同時に
「いやいや。あの人にもきっと事情があるのよ」
「とはいえ、あの人は仕事は出来るから」
「あの人は美人だから」
「あの人はえらい人だから」
一番サイアクなのは
「私にも悪いところがあるから」
これ何がサイアクかって言うと
じぶんの中に湧いてきた感情を
ちゃんと認めてあげずに
なかったことにして、蓋をして
そこを無視して、偽善的に
「私にも悪いところがあるから」
ムカついてはらわた煮えくりかえっているのに
そうやってじぶんの感情を無視して
「分かったふう」「いい人ふう」
に過ごしていると
感情のバランスを上手く保てなくなって
体調不良となってからだに異常をきたす
当時のわたしはそうだった
で今日は何が言いたいかと言うと
「私にも悪いところがあるから」
という結論に至ってしまったのは
その当時
「自分」というものがなく
社会の常識や他人の意見で
あたまをいっぱいにしていたからなんだ
ってことなんです
よくドラマに出てくる
暴力をふるう彼氏と別れられない女性が
「あの人にも優しいところあるから」
ってやつと一緒です
ムカついているのはだれ？
苦しい思いをしているのはだれ？
ほかの人の意見を鵜吞みにして
じぶんの意見を押し込めたら
いったい誰があなたを救ってくれるの？
お医者さんに
「どこどこが痛いんです」って言わないと
診察できないように
「わたしはこう思っているんです」という
アイメッセージを
口にできるのは
あなたしかいないんだから
最初はとりとめなくてもいいし
他人の目をきにしながらの発言でもいいから
「苦しかった」「悲しかった」
言葉にしていこうよ
今だったら当時のわたしにそう言ってあげたい
今日はそんなことを言いたくなってブログ書いてみましたよ
愛をこめて
なおこ