光の射すほうへ





かつてのあの日。



不眠症のクスリを飲みながら



ぜんぜん過ぎない時間に焦り



クスリの副作用から



誰かをこのまま殺してしまうのではないか?



そんなよく分からない被害妄想に怯え



家賃の取り立てに怯え



このまま消えたほうがラクになれるんじゃないか?




そんなことばかりを考えていたわたし。





3年前がウソのようだ。




自分の存在を消さなくて良かった




踏みとどまれて良かった




食べても味が感じられないご飯から




美味しいと感じられる日を迎えられた




お腹を抱えて笑えるようになった




日々生きられて日常を感じ眠れる毎日に感謝




絶望を感じたあの日から




少しずつ少しずつ




光の射すほうへ ウインクキラキラ