【書評】ほったらかしで3000万!投資信託はこうして買いなさい | バランス型インデックスファンドで資産運用するブログ

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バランス型インデックスファンドを中心に長期積立投資を実践していきます。老後に向けた資産形成(目標7000万円)を目指します。

先日、確定拠出年金は夫婦でセゾン投信の投資信託で積み立てることをお話ししましたが、セゾン投信の中野社長の著書を読むことで、投信の方針や社長の考え方が何かしら得られるのではないかと思い、早速購入して読んでみました。

 

結論を先に言わせて貰いますと、「新たに得られた知識は殆ど無かった。」ですね。

 

タイトルで今の自分の年齢と重なる部分があったので期待はしていたのですが、かなり初心者向けに書かれており、読んでいて退屈な内容でした。

 

ほったらかし系の本は、どれもドルコスト平均法(積み立て投資)が投資基盤となりますが、一番重要なドルコスト平均法に関する内容が薄いところがまず気になります。

 

積み立て投資に関する理論は、星野泰平氏の『半値になっても儲かるつみたて投資』『積立投資のすべて』の方が深く掘り下げて書かれていますし、積み立て投資で一番悩むところでもある、老後になっていざお金を使う際の出口戦略まで考察しているので、こちらの方が勉強になるかもしれません。

 

また、著者である中野社長の基本理念は、

 

〇少子高齢化を迎える国内インデックスの比率を下げる

〇長期投資

〇公的年金に過度な期待は禁物。貰えなくなる可能性あり。

 

で、私の考え方に近いです。

 

ただ、「投資を通じて日本を応援したい気持ちがあるので、『さわかみファンド』やら『ひふみ投信』『結い2101』等のアクティブファンドを組み込んでいる。」とのことですが、無駄にアクティブファンドをいくつも買うより、個別株を買った方がずっとコストが安く済むし、勝率を考えればインデックス投資の比率を大きくした方がまだ良いのでは無いかと素人ながらに思います。

 

投資額が私とは桁違いだと思うので、国内アクティブファンドも全体から見ればほんの僅かな組み入れなんでしょうが、それであれば社長のアセットアロケーションを明確に示して貰った方が読者に対する説得力があるのになと思います。

 

また、所々にセゾン投信のファンドに対する宣伝があります。当然社長の著書なのでそれは分かるのですが、中途半端に他のファンドまで宣伝するのなら、この際、セゾン投信のファンドに絞って解説された方がまだ良かったのでは?と感じます。

 

そういう訳で、どれも初心者向けで中途半端な感じが否めない内容でした。ただ、タイトルからしても投資初心者を対象としている本であると思われるので、「これからどうやって資産形成をしようか全く分からない人」「投資信託に興味があるけど、なかなか一歩が踏み込めない人」は、買ってみても良いのではないかと思います。

 

ただ、カンチュンド氏の著書『積立て投資術』の方が、毎月5万円で7000万円をつくるコンセプトに沿って書かれているので、具体例が豊富ですし、年代別のアセットアロケーションの組み方から老後の出口戦略までしっかり説明されていますので、初心者から中級者位まで、私はお薦め出来ます。

 

そういう意味では、『積立て投資術』を読まれている方が、敢えてこの本を読む必要は無いのかもしれませんね。唯一収穫があったとすれば、投資に対する基本的考え方が中野社長と概ね一致していたことが分かり、来年からの運用に自信が持てたことくらいでしょうか。

 

私は投資本を読むことが好きなので、今後も読んだ本については、個人的に感じた書評を辛口甘口含めて、綴って行けたらと思います。

 

中野社長の著書『ほったらかしで3000万円!投資信託はこうして買いなさい』はイマイチな内容でしたが、中野社長とは、来年早々に直接お会い出来る機会があるので、本では語れなかった投資理論をもっと深く聞けるのでは無いかと楽しみにしたいと思います。