病気平癒のご利益ある神社に祀られる神様 | 歴史雑学の研究ブログ

歴史雑学の研究ブログ

このブログでは学校では絶対に習わない日本の習慣の歴史や、日本に点在する神社に関する表由緒、裏由緒そして古事記との関係をわかりやすく解説していきます。

 

今までいろんな神様を紹介してきました。

著名なものでいえば、

 

金運アップの 

お稲荷様 (宇迦之御魂神)

商売繁盛の  

事代主神(えびす様)

 蛭子神(えびすかみ)

縁結びの  

 大国主命(おおくにぬしのみこと)

安産の   

木之花咲耶姫(このはなさくやひめ)

仕事運上昇

建御雷神(鹿島様)

諸産業繁栄の

大山咋神(おおやまくいのかみ)

交通安全

住吉三神

 

がありますが、今回紹介するのは「病気平癒」

ご利益のある神様です。

この神様の多くの神社にお祀りされているので、

ぜひ、興味ある方は参拝時由緒を見てみてくだ

さい。

 

少彦名命 (すくなひこなのみこと)

 

 

少彦名命は「古事記」によれば、出雲大社の神様

である大国主命と一緒に国造りをした神様とされ

ます。

 

少彦名命の名の通り身体は小さく、人の親指程度

であったことから童話「一寸法師」のモデルとなって

います。

 

しかし、身体は小さいといっても、国造りにおいての

功績は大きく、農業技術、医薬、酒造りの技術

伝えたといわれ、特に医術に優れていたことから。

「医薬の神様」とされています。

 

なおここでいう「医術」とは、まじないなどのことで

あり、現在の医術とは異なります。

 

和歌山県にある淡嶋神社は、

少彦名命が、大国主命と別れた場所

とされていて、少彦名命を祀る神社の中心

となっています。

 

ご利益

「病気平癒」

「酒造繁栄」

「五穀豊穣」

「諸産業繁栄」

「温泉の神」

「国土平安」

 

解説

この神様の最大のご利益は「病気平癒」です。

実際大阪府にある少彦名神社は、江戸時代には

薬業者の本部があったところで、薬の神様として

少彦名命を祀っています。

 

また変わったところでは温泉の神様というのが

あります。

これは、箱根温泉、玉造温泉、道後温泉を

発見したのが少彦名命である

といいわれているからであり、

これらの温泉にある神社には少彦名命祀られて

います。

 

 

お祀りされている神社

加太淡嶋神社(和歌山)

温泉神社(福島)

少彦名神社(大阪)

飯神社(香川)

神田明神(東京)

 

その他全国の「少彦名神社」「淡嶋神社」

「粟島神社」