ボイタ法とは、特定の姿勢をとらせ特定の部位にある誘発帯というポイントを刺激することで正しい運動パターンの反応を引き出す運動療法だと教わりました。



それによって寝返りやはいはいの時に使う筋肉のパターンを正しく誘導し、体幹を安定させる効果が見込めるようです。そして、そのパターンが歩行につながっていくのだとか。



1日に4回訓練を行うことが理想なため、基本的には理学療法士さんが親に指導し、家庭で継続して行うことが求められます。



ナツのリハビリ先が無事決まり、外来によるPT(理学療法)を開始したのですが、とんとん拍子にその翌週から1ヶ月の入院も決まりました。ボイタ法の手技を学ぶ訓練が開始します。




すでに埋まっていた予定を変更することになったり、育児のリズムもまだつかめていない生後3ヶ月という早い時期に入院することに不安もありましたが、終わってみて本当に良かったなぁ〜と思うことばかりです星



まずナツの変化。



グッ向き癖の改善

自宅にいた時はそれほど気にしていなかった顔の向き癖。実は右向きばかりで左を向こうとすると抵抗が働き上手く向くことができていなかったことを実感。どちらもスムーズに向けるようになって、正中線(真ん中)で止まることができるように。



グッ手の動き
グーにしていることが多かった手が、パーに開いて指1本1本を多彩に動かせるように。おもちゃも貪欲に掴み、欲しい!という意思も強くなる。



グッ発語が増えごきげんな時間が多くなる
入院前は寝てる時と授乳中以外はほぼ泣いていたナツ。寝つきも悪く終始ぐずっていましたが、起きている時に抱いてなくてもニコニコしてアウアウ言ってることが増えた。



グッうつ伏せが安定する
入院前はほぼ首は持ち上がらず、手が開いて顔が床についてしまう状態だったのが、上腕支持→肘支持で顔を持ち上げられるように。



こんな感じで入院の1ヶ月は目に見える成長が大きかったです拍手時期的な成長とたまたま重なった部分も多かったのかもしれませんが、今考えると最初の頃は身体が不安定で上手く使えず、そのせいでしんどさや不快感があって、常に泣いていたり寝つきの悪さがあったのかなぁと思いますアセアセ



退院後もすごく育児がやりやすくなって、性格まで変わってしまったんじゃないかというほど良い子になったナツですが、ボイタによって身体や体幹が安定したことで本人も楽になったのかなぁと思うと嬉しいですキラキラ



退院前に育休がスタートした父ちゃんでしたが、ナツをあやしたりするお世話が減って夫婦2人でいると手持ち無沙汰になる場面も笑
でも今のところはゆっくり楽しみながら子育てできています。



そして、今回の入院は母ちゃんにも良い変化が。



それは同じ境遇で頑張っていらっしゃるママさんたちとお友達になれたことハート
先輩ママさんの苦労を乗り越え達観している姿について行きたい!!と憧れを感じたことや、近い月齢で同じPVLの子とこれからも切磋琢磨しあえる大切なお友達になれたことです。



退院後の今でも日々の成長や不安について連絡したり、誰かが遠方から外来に来る時は皆んなで集まったりできるのも楽しみになっていますキラキラ



入院中は集中してリハビリができる分、ナツの身体にも、私の精神面にもすごく良い影響がありましが、これを一過性のものにせず、少しずつ継続させていくことが本当に重要なことだとも思います。



退院後は少しムキになって1日4回訓練を行うことに必死になりすぎてしまったり、それによって変化が見られなかったり上手くいかないと少し疲れてしまった時期もありました…えーん



今は1日2〜3回の訓練と、散歩やお買い物などの外出でナツに少しでも外の景色を見てもらったり、スイミングやマッサージなどの少し違った刺激を感じてもらいながら上手くバランスが取れるようになってきましたグー



といっても家に引きこもってダラダラしちゃう日も多いですが…アセアセ
まだまだ先は長い!細く長ーーく続けることが大事!と日々自分に言い聞かせています星

この頃はまだちっちゃかった〜ヒヨコ