7月の甲斐駒ヶ岳 | どこ めざしてんの?

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ランニングと登山にうつつを抜かしたい年頃です

 夏の計画はお早めに。


 コロナ以降、山小屋は予約が当たり前になり、人気のルートや小屋はあっという間に埋まってしまいます。

 そんななか、クリック合戦を勝ち抜き、昨年双六小屋から見た鷲羽・水晶を登りつつ、22日木曜から日曜まで、裏銀座山中3泊の冒険を仕込んでいたのですが…


 仕事トラブルで休めず、連休中には断念。


 が、そんなことで7月の登山を諦めたくない


 7月の南アルプス

 って、言葉にしただけで美しい


 で、土日で諸々クリアして行ける、甲斐駒ヶ岳に登ってきました。


 長いので、2日目の写真だけでも。




甲斐駒ヶ岳

2026年7月25・26日


〈1日目〉

長衛小屋テント場まで


 考えてみたら、裏銀座がダメだから代わりの山、というのは甲斐駒ヶ岳に失礼な気がする。


 もともと、ずっと前から登りたかった山。

 だから、いろいろ考えてあって、すぐに実行に移せた。


 お向かいの、南アルプスの女王 仙丈ヶ岳に登ったのは、何年前だろう。

 あの日もすばらしい晴天で、振り返ると青空に白い山頂。


 その後の計画は、友だちの怪我で流れたんだ。

 

 粘り強く、えきねっとをチェックして特急あずさを予約。

 茅野駅から戸台パーク、戸台パークから北沢峠のバスとテント場は予約不要。


 いくよー!


 茅野駅からのバスからの景色で、もうテンションがあがる。




 鋸岳を臨む、戸台パークの駐車場。

 クルマが便利だけど、4時間の運転と帰りの渋滞は無理。




 北沢峠への入り口、仙流荘。

 帰りには、お世話になるかな。

 もう少し涼しいかと思ったけど、暑い。




 北沢峠のバス停から、徒歩7〜8分程の長衛小屋でテント場の受付。

 水・トイレ完備で一張1000円は安い。




 はい、我が家。




 バスの乗り継ぎでお昼を食べ損ねたので、まずごはん。

 失敗なしのカップラーメン。




 今回の我が家からの風景。

 



 17時には、夕食。

 イワシのレモン煮(レトルト)とペペロンチーノのソースでパスタ。

 パスタの茹で汁は捨てられないので、水加減が難しいけど、多少スープパスタだってよい。


 朝、剥いてきたりんごは悲惨な色だけど貴重な果物。




 贅沢なひととき。




 誰もが登山を楽しめるよう、南アルプスの小屋・登山道の開拓に尽力した、竹沢長衛翁の碑。

 おかげで、私のようなものでも甲斐駒ヶ岳に挑めるのだ、とつくづく思う。




 18時には、すべてを済ませて読書。

 隣は、高校生の合宿か、大型のテント。

 女の子たちの、楽しそうな笑い声。

 しばらく寝付けなかったが、いつの間にか寝ていた。




〈2日目〉

甲斐駒ヶ岳(2967m)


 当初は帰りのバスまで時間があるので、5時出発でいいと思っていたけど、午後から天気が崩れそうなので、4時出発に変更。


 3時頃からみんなゴソゴソ。

 暗いけれど、空が晴れて星が出ている。




 スマホのカメラでも結構星が写るほどの夜空。

 前日、確認しておいた登山口へ向かう。

 まずは、仙水峠経由で山頂を目指す。




 真っ暗な森にヘッドライト頼りで入っていく。

 真っ暗だけど、登山はじめの山に入っていくこの感じ、やっぱり好きだ。

 


 それにしても前後に人がいないなぁ。

 でも、あと30分もすれば夜明けだし。


 空が明るくなってきた頃、仙水小屋に到着。

 お客さんの出発を小屋のご主人が見送りに出ていた。




 こういう、大きな石の登山道、若い人はひょいひょい渡っていくけど、一歩一歩バランス取るのに時間がかかるんだ、ばあさんは。




 一旦樹林帯が切れたところで、ちょうど登ってきた太陽と登山者のシルエット。

 こういうタイミングに会えると、とても得した気分になる。




 左に折れて、ここからひたすら樹林帯の登り。


 前の女性3人グループの1人がホタルブクロの写真を撮っていると、リーダーらしき女性から「今日は花の写真なし!どんどん登らなきゃ!」

 どっちの気持ちにも心当たりあり、で、思わず笑ってしまった。



 

 「登らされますねぇ」などと、他の登山者と時々愚痴りながら。

 でも、今日はすばらしいに違いない、とみんな期待しているのがわかる。


 それを裏付けるように、時々現れるこの景色。





 そして、甲斐駒ヶ岳。

 まだ、こちら側に日が当たらないけど、その白さ。

 


 

 植生がハイマツに変わって、駒津峰に到着。



 一休みしながら、景色を楽しむ。


 標高日本2位の北岳と3位の間ノ岳。

 連なる名峰から伸びる稜線と谷が作る陰影がかっこいい!




 そして、日本一の富士山と鳳凰三山。

 



 途中一緒になったご夫婦の写真を撮ってあげたら、お返しに撮ってくれた、憧れの白い山とのツーショット。

 



 さて、その山に向かう。

 ここからは、ストックはザックへ。

 ルートが想像できない。




 一旦岩場を降る。

 岩場は登るより降る方が怖い。


 で、登り返しのはじまり。

 山が見下ろしてくる。




 途中から、巻道コースと直登コースに分かれるが、前のグループの勢いに乗って、直登コースへ。

 白い花崗岩に取り付く。




 前のグループや後ろの男性と時々話をしながら。

 


 

 途中振り返ると、仙丈ヶ岳を背景に、歩いてきたルートがくっきり。




 緊張はしたけれど、やっぱり直登コースにしてよかった。

 今、あの白い岩山を登っているんだって実感できる。




 花の山ではないけれど、時々現れて癒してくれる。




 そして、山頂。
 長野県側から登ると「東駒ヶ岳」らしい。




 いずれにせよ、山頂からの景色のすばらしいこと!

 山頂にいるすべての人が夢中。


 5月に登った八ヶ岳
 裾を長く引いている。



 手前から、摩利支天、鳳凰三山、富士山




 鳳凰三山と富士山のツーショット

 地蔵岳のオベリスクもよく見えますね、と教えてもらった。




 雲海に浮かぶ摩利支天




 北岳と間ノ岳、再び




 そして、南アルプスの女王 仙丈ヶ岳




 これだけの名峰たちが、この天気で見られるなんて、奇跡かもしれない。

 今日のこの幸運を誰に感謝したらいいんだろう。



 この景色の後では単なる目汚しだけど、山梨県側の甲斐駒ヶ岳標識と。

 ニヤニヤが止まらない。





 そして、お約束の豆大福。

 贅沢な背景。






 名残惜しいけれど、下山。

 降りは摩利支天経由の巻道で。




 甲斐駒ヶ岳の山頂を振り返る。




 巻道は、白い砂礫。

 岩登りより、砂礫の降りの方が苦手かも。

 3回ほど尻餅つきながら。




 さよなら、甲斐駒ヶ岳。




 駒津峰から、往路とは違う双児山経由のルートへ。

 短いけれど、ハイマツの中、こんな優しげな道も。



 まだ、10時なのに、既に雲がどんどん上がってきている。

 早く登頂しておいて、ほんとによかった。




 双児山山頂。




 後は樹林帯をひたすら降る。

 森の中の新緑がきれい。




 ただいま、北沢峠。




 ただいま、我が家。

 バスまで時間があるので、お湯を沸かしてコーヒーを一杯。




 仙流荘まで戻って、またバス待ち。

 お腹、ぺこぺこ。

 豚焼肉丼と迷ったけど、やっぱりカレーをいただく。




 温泉に入っていると、花の撮影問題の女性3人グループと再会。

 おひとりは、以前はフルやウルトラを走られていたとのことで、楽しくお話させてもらった。

 ちなみに、少ないとはいえ、やはり花の写真は撮ったらしい。

 

 岩登りの途中でお話したグループの方とも再会して、お互いの無事下山を喜ぶ。


 みんなが幸せそうだ。


 7月の南アルプス

 その言葉がもっと美しく思えてくる山行だった。



<行程>

 1日目

 13:00 長衛小屋テント場

     滞在・泊


   2日目

 04:00   長衛小屋テント場 発

 04:35   仙水小屋

 06:20 駒津峰(休憩)

 07:50   山頂(休憩)

 09:30   駒津峰

 10:00   双児山

 11:15   長衛小屋テント場

 

 行動時間

 2日目 7:15