またまた、唐突に山行記録です。
今年の登山、今年のうちに。
立山(3015m)
2022年9月3・4日
2018年、計画はしたものの、悪天候で中止し、それ以降、異動やら新型コロナやらで、行けていなかった、立山。
直前に、体調不良で参加できないメンバーも出てしまったけれど、当時のメンバーで、4年越しのリベンジ。
〈1日目〉
関西組は、富山県側から。私たち関東組は、長野県側から。黒部立山アルペンルートを辿って室堂平で待ち合わせ。
このアルペンルートだけでも、書いておきたいくらい。
室堂平は、雨… 雨か…
でも、今日は小屋まで行くだけ。明日、晴れればいいのよ、勝負は明日!と、自分たちを鼓舞して出発。
ミクリガ池にて。
テンションの低さが、ひしひし伝わってくる記念撮影。ポーズもなにも…ない。
それも、仕方がない。ほんとうなら、
目の前に、た・て・や・ま!
ってはずだったんだものね。
小屋までは、散策コースのような道。
写真もないまま、15時過ぎには、お宿の雷鳥荘に到着。
紅葉には、少し早いとはいえ、土曜に、4人で2段ベッド8つの部屋が貸切とは、空いている。
分類としては、山小屋なんだろうけど、温泉もあって、水も使えて、観光の人も抵抗なく泊まれそう。
夕食前に、喫茶室でビールを飲みながら、久しぶりの近況報告会。「相変わらずだね」やら、「知らなかった〜」やら、いろいろ。
品数も多くて、なかなかの夕食。
まだ、山も登ってないのに、ごはんはおかわりよ。
外はまだ、雨模様。
はじめの予定では、私は雷鳥沢でテント泊だったけれど、天気が悪そうなので、急遽みんなと一緒の小屋泊に変更。
「テント泊だったら、今頃寒かったよ〜」「雨で大変だったよ〜」と、慰め?られる。
確かにね。 即座に掌返し。
山小屋、最高!
翌日は、諸般の状況から、時計回りで、歩くことに決定。これが結果として、「吉」に。
外に出てみると、雨はあがっている。好天を祈りつつ、就寝です。
〈2日目〉
起きて、まず、外を確認。
うん、ガスってるけど、雨は降っていない。
出発が早いことから、朝食は、小屋に頼まず、持参して、部屋でもぐもぐ。
トイレもきれいで快適だわ。
山小屋、最高。
予定通り、5時。まだ、暗い中、ヘッドライトをつけて出発。
まず、雷鳥沢方面に、降りていく。
すぐに、明るくなりはじめて、ガスも薄くなっていくし、だんだん景色も見えてくる。
テント泊予定だった、雷鳥沢。
テントから、這い出してくる人たちは、もう冬支度。荷物も増えて大変だ。
紅葉は、やはり、もう少し先みたい。
向かう山の向こうから、明るい光が差していて、今日の晴天を確信。
チングルマの穂が、一面に。花もいいけど、この穂も好き。
稜線に向かって、いきなりの登りが続くも、どんどん晴れる空に、うれしくなる。
ああ、ウキウキする!
今日、歩いていく、立山。
天気がいいと、山が招いてくれているよう。
地獄谷を見下ろす。天気がよければ、雷鳥荘のお風呂から、間近に見えたはず。
富山、日本海方面。
周りの山を見ながらの、稜線歩きはいいなぁ。
くっきり影帽子は、晴天の証。どれがだれ?
今回の山行で、一番好きな写真。
どんどん、登る。
富士山も、姿を見せてくれた。
富士山が見えたら、立山の3つのピークのひとつ、富士ノ折立に到着。
中高年チーム、相変わらずポーズはないけど、昨日と違ってにっこり。
そして今回、もうひとつ、期待していた景色。 振り返れば、岩の殿堂・剱岳。
鹿島槍ヶ岳からも見えたけど、こんなに近くから見るのは、はじめて。
いいなぁ。
岩場を登って、2つ目のピーク、大汝山山頂へ。ここが立山最高峰。
大汝山山頂。後ろに剱岳の贅沢。
最高峰にしては、なかなか、な、標識。
左手を見下ろすと、黒部ダム。
3つ目のピーク、雄山が近づく。
槍みたいな岩の向こうに、槍ヶ岳。
槍ヶ岳も、見えると気持ちがあがる山。
まだ、9時前で、晴れているけれど、急速に、ガスが登ってきている。
雄山山頂の、雄山神社峰本社の裏から、
正面に回り込んで、登拝料700円を払って、お札と鈴をいただいて、社殿まで。
ご祈祷を受ける。
雄山山頂。後ろに剱岳。
神主さん、草履?
この晴天から、あっという間に、ガス。
ガスのなか、一の越目指して、降るも、
また、あっという間に、晴れ間。
赤い屋根の、一の越山荘。
登りの登山者が圧倒的に多い時間帯だけど、ここは、登りと降りの登山道が、分かれているので、ストレス・フリー。
山荘の窓から、おっきな雷鳥が覗いてる!
まだ、時間も早いので、浄土山経由で、室堂平まで下山することに。
このあたりは、ハイマツが多く、ガスも出てきているので、ほんものの雷鳥を期待するも、会えずじまい。
ルートに沿って歩き、
カールかな?を周り、
浄土山山頂に気が付かないうちに、バスターミナルが見えてきてしまった。
一の越からは、なだらかだったけれど、最後、室堂平に降りていく道は、なかなかの岩岩。
ミヤマリンドウ?タテヤマリンドウ?
バスターミナル手前から。
まだ、昼前なのに、歩いてきた山は、ガスのなか。
時計周りにしていなかったら、剱岳の勇姿は、あんなにきれいに、みられなかったかも。よかった。
無事、下山。
みんなでソフトクリームをいただいて、立山登山終了。
1日目の雨で、ヒヤヒヤしたものの、登山中は、快晴に恵まれて、すばらしい山行となり、メンバーみんな、大満足でした。
富士山、白山とあわせて、三霊山を登ったことになります。
雷鳥沢のテント泊は、またのお楽しみに。
行けなかったメンバーとは、次の山で。
<行程>
1日目
14:40 室堂平 発
15:10 雷鳥荘 泊
2日目
05:00 雷鳥荘 発
05:18 雷鳥沢キャンプ場
07:40 富士ノ折立
08:15 大汝山山頂
08:40 雄山山頂(ご祈祷)
09:40 一の越山荘
(浄土山経由)
11:40 室堂平 着
行動時間
1日目 0:30
2日目 6:40








































