2024年5月15日に古川日出男「平家物語4」を読了しました (1はコチラから、2はコチラから、3はコチラから)
十一の巻、源義経の、よく言えば神がかり的な攻撃、悪く言えば無謀でしかない攻撃が続く。この子、上に立ったらダメな人。
軍神は血を悦ぶようで、義経軍は平家軍を血祭りに上げまくり
屋島、長門、そして門司・赤間の壇ノ浦。一門の女性が、武士たちがどんどん死んでいく。
平教経はまだ26歳。一門の運命を見届けて、平知盛も。南都炎上の責めを負って平重衡も。平家滅亡。
十二の巻、一門滅亡とは言え、生き長らえている人もいるので、彼らの物語。
後白河法皇が死に、源頼朝が死に、そして、平家の男は永久に絶えた。
灌頂の巻、建礼門院の物語。
誰の短編集だったか、後白河法皇との再会を扱っていたけれど、どの本だったか…。
改めて、面白かったです
平家物語を、語りで聴いてみたい。