我が家のマイホーム遍歴③ 初めての住宅ローン | 終の棲家ができるまで

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50代半ばにして突然の家作り!
悩みながら、わくわくしながら、完成までを記録します。

最初の家を購入した約20年前の住宅ローン金利は、なんと 3.5%!

(金融公庫、固定金利)

 

驚きの高さですよね。

これでも金利はだいぶ下がってきていたのです。

 

また、この 3.5%は最初の10年間の金利で、11年目以降は4.0%に上がる仕組みでした。

「若い頃は無理のない金額での返済をバックアップしますよ。その代わり、収入が上がる年代になったら金利が上がっても頑張って返してね!」という理屈だったと思います。日本の経済がこんなにも長い間低迷するなんて、当時は誰も思っていなかったのです。

 

購入金額の4割近い1500万円は自己資金で賄い、残り2500万円は返済期間25年のローンを組みました。


結婚して4年ほどでこれだけの自己資金を準備できたのには理由がありました。

私が勤めていた会社で大規模な早期退職プログラムが行われたのです。対象者は全社員。いわゆる肩叩きではなく、あくまでも自主応募。退職金は当然勤続年数に応じて変わりますが、7年目の私ですら年収の2倍(1200万円)もらえたのです。

このプログラムで会社はバブル期に増やし過ぎた社員の削減には成功しましたが、多くの優秀な人材も失いました。能力のある人たちは、退職金を元手に起業したり、転職したのです。

私自身は、ちょうど進退を迷っていたタイミングでまとまった収入を得られてラッキーだったと思っていましたが、今になって振り返れば、あの時踏ん張っていればという後悔もあります。あのまま勤め続けていれば、間違いなく年収は1000万超えていたでしょうし、年金だってしっかりもらえて老後の不安も無くなっていたはずです。

でも、子供を育てながら、それだけの報酬を得るのは並大抵の頑張りでは出来ないことも承知しています。

人生、どっちの道を選んだから正解なんて、最期まで誰にもわからないのでしょうね、きっと。


さて、話をローンに戻します。

夫が60歳になるまでの23年間で完済できればいいかなと考えていましたが、ちょうど10年を過ぎる直前に義父が亡くなり、相続した遺産で一括返済することができました。

子供たちが中学生~大学生の時期に金利4.0% で返済していたら大変だっただろうなあと思います。もしかしたら、途中でローン借り換えをしていたかもしれませんね。


最初に買った新築マンションについては、大きな不満はありませんでした。

ただ、出来ればもうひとまわり広い家に住みたいと思った時期にローンを完済していたことが大きな後押しになりました。