チョコの転院を決めました | 終の棲家ができるまで

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50代半ばにして突然の家作り!
悩みながら、わくわくしながら、完成までを記録します。

チョコは僧帽弁不全閉鎖症です。手術ではなく、投薬による緩和治療を選択して3年になります。

引越してから1年3ヶ月通い続けた病院を思い切って変えることにしました。


T病院は近所でも評判の良い大きな病院ですが、回を重ねるごとに溜まっていくモヤモヤがありました。

・受付から会計までは毎回3時間以上。
・胸の音は前回と変わらない見立てでも必ず行われるレントゲン、エコー、血液検査等。

私もチョコも疲れ果て、何度も転院を考えました。でも意気地のない私が引き留めていたのです。

設備の整った病院を離れて大丈夫?
混むのは良い病院だからじゃないの?
横浜の主治医のS先生が勧めてくれた病院なのに?

口コミサイトを検索してみると、その評価は意外にも低い点数でした。他の病院で見放された子を助けてもらったと絶賛する飼い主さんが何人もいる一方で、検査の多さ、待ち時間や3分診療への不満もあり、それらが評価を下げているようでした。

感じ方は人それぞれ。何に重きを置いて選ぶかも人それぞれ。

新しく選んだA病院は、まだお若い院長先生と助手の先生、看護士さん数人だけの小さな病院です。大好きだった横浜のS先生が一年前に書いてくれた診断書とT病院でもらっている薬の一覧を握りしめて行きました。




この病院を選んだのは、小さい病院なのに、口コミがとても多く、しかもそのすべてが満点だったから。これ本当?仕込みじゃないの?と疑いたくなるほど良い口コミに逆に不安を感じながらも、終末期に精神的に支えてもらったという口コミが多いことと、緊急時には夜間でも対応してくださるという点に惹かれました。
今まで通ってきたT病院は先生も看護士さんもたくさんいる大きな病院なのに、時間外診療はいっさいしてくれません。急変が考えられるチョコを抱える私にとって、これは大きな不安要素でした。

T病院への通院がストレスになっていることは正直に伝えました。受付の方も先生も「うん、うん、なるほど。」という感じで聞いてくれたのは、同じように転院してくる飼い主さんがいるからかもしれません。

驚いたのは、新しい病院の院長先生が横浜の病院の卒業生だったと言われたこと!
診察中マスクをしてたのでその場ではピンと来なかったのですが、帰宅して改めてホームページのお写真を見て思い出しました。チョコの主治医だったS先生の後輩で、まだまだお若いのに5年ほど前に地元湘南に戻って開業されたようです。

初診なので当然レントゲンは撮ると思っていたのですが、先生は胸の音を聞いただけでした。
この半年間は利尿剤の増量だけで咳の改善を図ってきましたが、今回は心臓の薬の増量と喘息薬が追加されました。完璧には治りませんが、咳はずいぶん減りました。

まだ通い始めたばかりです。この選択が正しいのかは最後まで分からないのかもしれませんが、勇気を出して踏み出した一歩がチョコと家族の幸せに繋がりますように。