こんばんみ、
秋の長雨、如何お過ごしでしょうか
ブログご来訪ありがとうございます。
よっしーですわよ。
今宵は、まるで
舞台を観ているような
錯覚に陥いる劇場型歌謡曲、
椎名林檎嬢、
『歌舞伎町の女王』
を語ってみたいと
思いますのよ奥様旦那様。
※Thank you for your update on YouTube!
m(_ _)m
ざっと歌のバックボーンを調べると、
「歌舞伎町の女王」は
椎名林檎さんが福岡から上京後、
東京都内渋谷の
レコードショップでバイトしていた頃、
帰宅の際に
SMクラブのスカウトマンに
しつこく
話を持ちかけられた
ことから着想を得て、風俗をテーマに
東京都内の一大歓楽街の新宿区歌舞伎町を
舞台にした楽曲。
椎名林檎の
作品の中では珍しく
歌詞の内容が完全なフィクションである。
とある。
ここでは
筆者である小生は男性だが、
女性でも、
と言うか
女性ならではの
独特のアプローチで
見事なまでに繁華街での人生観が
綴られていると感じる名曲です。
蝉の声を聞く度に 目に浮かぶ九十九里浜
皺々の祖母の手を離れ 独りで訪れた歓楽街
唄い出しは幾分韻を踏み、
皺々の祖母の手を離れ 独りで訪れた歓楽街
唄い出しは幾分韻を踏み、
生まれ育った千葉は外房、
九十九里の浜育ちの娘が、祖母の手を離れ
独りで歓楽街へと乗り込む。
ママは此処の女王様 生き写しの様なあたし
誰しもが手を伸べて 子供ながらに魅せられた
歓楽街
訪ねた生き写しの母は
此処、歌舞伎町での女帝なのだろう。
親娘の複雑な事情が垣間見える。
十五になったあたしを 置いて女王は消えた
毎週金曜日に来ていた男と暮らすのだろう
十五という微妙な年頃で
置いてかれた娘の心中を代弁するならば、
母であるより女である事を選ぶのなら、
あたしも女としての道に賭けてやる!か…
「一度栄えし者でも必ずや衰えゆく」
その意味を知る時を迎え足を踏み入れたは
歓楽街
消えて行った女を憎めど夏は今
女王と云う肩書きを誇らしげに掲げる
消えて行った女を憎めど夏は今
女王と云う肩書きを誇らしげに掲げる
栄枯盛衰の交代劇が激しい
此処、新宿歌舞伎町でも、
今、旗揚げしているのは「あたし」…
女に成ったあたしが売るのは自分だけで
同情を欲したときに全てを失うだろう
此処、歌舞伎町の不文律を高々と掲げ
憐れみは無用とばかりに
女帝として生きる宣言を高らかに謳い上げる
JR新宿駅の東口を出たら
其処はあたしの庭 大遊戯場歌舞伎町
如何だろうか。
これ程までに
情景が浮かぶ劇場型歌謡曲を
小生は他に知らない。
やはり、
『歌舞伎町の女王』、
この歌謡曲には、
憂き世の儚さを
一瞬の火花に散らして
歓楽街に咲く大輪の花火に似た
女の一生を感じさせる真価が有る。
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