2023/12/21
自然と遊ぼうジプソー 主催
「探そう!海のちいさな生き物たち ~ちりめんモンスターをさがせ~」
ちりめんモンスターとは。
スーパーで売っている「ちりめんじゃこ」はカタクチイワシの稚魚ですが、漁の時にカタクチイワシの稚魚の群れと一緒に捕獲された多種多様な生き物が、製造工程で選別の目を免れてちりめんじゃこのパックの中に紛れ込んでいることがあります。このカタクチイワシ以外の多種多様な生き物が、「ちりめんモンスター」と呼ばれています(命名:きしわだ自然資料館、きしわだ自然友の会。学術用語ではありません。)
今回、ちりめんモンスター探しのイベント用の無選別ちりめんじゃこを使って、ちりめんモンスター探しのイベントを「自然と遊ぼうジプソー」さんが企画して下さいました!
私はお手伝い要員として参加して参りました。
今回の対象者はなんと就学前のお子さんを持つ親子。4-6歳の子どもに、この根気が要りそうな細かい作業を伴う科学的なイベントが通用するのだろうか⁉︎
まず初めに、「ちりめんじゃこ」「しらす」って知ってる?という問いかけからスタート。
4-5歳は、おおかた知りません。6歳は知ってる子も居たかなぁ?
ちりめんじゃこ・しらすは硬い骨が無いから離乳食〜乳幼児食のタンパク源として重宝される食材なんで、食べたことある子がほとんどなんじゃないかとは思いますが。
ちりめんじゃこを知らなければ、その中に異なる生物が含まれて売っているという意外性にも、驚かないですよねぇ
では手始めに、スーパーで売ってるちりめんじゃこの中にどんなちりめんモンスターが混じり込んでいるか、探してみましょう。
ちりめんじゃこのことは知らなかったけど、生き物を探すのは子どもたちみんな大好き。どんどん見つけます。
↑虫眼鏡でじっくり観察。
タコの赤ちゃんや顔の大きな幅広のお魚の赤ちゃん、などなど。
子どもたちが見つけてくれたちりめんモンスターを、大きな画面に映して供覧します。
個々に虫眼鏡で見るだけでなく、みんなで一つの生き物を大きな画面で見て共有すると場の一体感が出ますね
ちりめんモンスターがどんなものか分かったところで、今度はちりめんじゃこ自体が一体何なのかを解説するため、絵本の読み聞かせ。
「イワシ むれでいきるさかな」
大片忠明 作/福音館書店/2019年4月15日
イワシの一生について解説した科学絵本。
ちりめんじゃこ(しらす)に他の生き物が紛れる理由もこの絵本で分かります。
さて、スーパーで売ってる選別後のちりめんじゃこの中にも色んなチリモンが入っていることが先ほどの作業で分かりました。
それでは、無選別ちりめんじゃこにどれほどのチリモンが入っているか、探してみましょう!
もう袋の外から見るだけでたくさんのチリモンが入ってて、ちりめんじゃこのパックとは色が違うのが分かります。
で、見つかったチリモンたちの一部がこちら。
同定は間違っているかもしれません。なにせ素人なもんで。
カニのゾエア幼生、メガロパ幼生とか初めて見ました。シャコは知らない子どもたちがほとんどで残念。
↑親子でワイワイ探します。
↑お姉ちゃんについて来た2歳さんも、虫眼鏡でじっくり観察。可愛いですね〜
見つけたチリモンでミニ図鑑を作ります。
そして、お気に入りのチリモンをレジンに封入してレジンアクセサリーを作ります。
作品の写真を撮り損ねたので、自宅で作り直したものをば。こんな素敵なアクセサリーになって子どもたちもホクホクです
ジプソーさん、素敵な企画をありがとうございました✨
次は小学生向けに企画を考えているそうです。
乞うご期待
〜後日追記〜
チリモン探しイベントのために無選別ちりめんじゃこを販売している株式会社カネ上さんからちりめんじゃこを購入し、自宅でもチリモン探しをやってみたところ…
とんでもないモンスターが混ざっていた
リアルクッパ
何のお魚なんですか、あなたは⁉️
さかなくん、教えてくださーい!