父の7回忌から

 

また新たな風が

私の廻りで吹き始めたようです

 

それは

心地よい薫風ではなく

 

ちょっと

不穏な空気を含んだ

嵐の前触れのような風

 

 気持ちが

ざわざわします



 

何が起こったかというと

 

兄に関することなのですが…

 

 

 

去年あたりから

兄夫婦の仲が

いよいよ

剣呑になっていると

母から話を聞いていました

 

そして

先週から

週に何日間か

兄が実家に

居候するようになったのです

 

 

母の口ぶりでは

本気で離婚に向けて

動き始めている様子

 

ただ

今すぐにという訳じゃなくて

 

兄の定年が目処になるみたい

 

あと約2年後

 

 

私はと言えば

 

兄夫婦のことに

口を挟む筋合いはないから

 

傍観をしていますが

 

兄から

次の話を聞いて

 

心から

早く別れて欲しいと

願ったのです

 

 

 

さて

 

その話とは何かというと

 

兄が

昨年の10月に

病気で倒れた

 

ということです

 

 

 

その話は

父の7回忌後

 

初めて聞きました

 

 

 

なぜ

それまで

兄が黙っていたかというと

 

私たちに話すと

心配して

 

お見舞いだとか

大騒ぎをするに違いないから

 

母から口止めされていたとのこと

 

 

 

しかも

心配をかけたくないからと


母にさえ


 体調が悪くて

少し入院したとしか

伝えておらず

 

実際は

 

倒れた後

3ヶ月もの間

入院し

リハビリに励んでいたことや

 

その後も

なかなか体調が戻らず

 

自宅療養しながら

リハビリを続けていたことを

黙っていました

 

 

 

「しんどかったよ」

 

兄はそう言って

私にその話を切り出したのです

 

 

 

 

 

兄は誰にも言わず

ひとりで病と闘っていた…

 

どんなにしんどかったろう

 

 

 

 

それなのに

兄嫁といえば

 

 

 

兄を

思いやるどころか


兄から

お金をもらうことしか

頭にない

 

 

 

そもそも

『なんで?』

『それはどうなの?』

という行動が

 

兄嫁には多々ありました

 

 

 

それはそれとして

兄が選んだ人だから

私たちは何も言わず

静観していました

 

 

 

ただ

食事の管理とか

大変な状況なのに

 

兄嫁は家のことを

ほぼ何もせず

 

その上

 

兄から

充分なお金を

もらっているにも関わらず


平気でお金の請求をする

 

 病から立ち直ろうと

もがいている兄に


 

 

そして何より

兄が言いました

 

「もう愛想が尽きた…」

 

 

 

また

そんな兄嫁に

母も我慢しきれなくなり

 

なぜそんなに

お金が必要なのかを

問い詰め


「別れてくれ」と

言ったそうです

 

 

 

すると兄嫁は


「別れるなら

退職金と全財産を

いただきますから」と


答えたとのこと…

 

 

 

 

私としては

 

とにかく

早く別れて欲しい

 

それだけです

 

 

 

 

そして

今後の話になりますが

 

兄がいつか

実家に帰ってくることに

なりますから

 

 母と夫との暮らしが

別居婚の在りようが


また少し

変化していくことになるでしょう

 

 

 

それはそれで

よいのかもしれません


兄が帰ってくれば

健康面は心配だけど

何かと心強いです


一緒に暮らせば

兄の食事の管理も

しやすいですし




そして

これから先も

なるようになるさ気づき

 

と思うしかありません




すべては

起きてしまったこと


今さら心配しても

もうどうしようもないですし


日々

淡々と

 過ごしていこうと思います




私も

 

母も

 

夫も

 

兄も


兄嫁も

 

 みんなみんな

 

きっと

なるようになる

 

 

 

とにかく

兄と母が

日々健やかで

いられますように


神さま

お願いします