ウィーン到着2日目、さーっと降る小雨の音をBGMに起床です
小雨は残念だけど、古都と雨って何だかお似合い
真っ白でかわいらしい朝食会場は、テーブルごとに パンが山盛り
温かい珈琲にハムやチーズの朝食を堪能しました
まずは美術館へ、ということで、トラムを乗り継いで、
ベルヴェデーレ宮殿へ向かいます
名前の通り、見晴らしのよい丘の上にあります
この美しい宮殿の中が美術館になっていて、建物も絵画も
楽しめてしまうのです
上宮のみの鑑賞でしたが、見ごたえがありました
お目当てのグスタフ・クリムトやエゴン・シーレ、 オスカー・ココシュカの
作品群を間近に観ることが できて感動
先にあげた3名とも、作風は「観ていて心地よい」というよりは
「内面に強く訴えてくるものがある」という 意味で好きだったのですが、
こちらの美術館の クリムトコレクションは、色鮮やかなお花畑などの
作品もあり、意外と癒されました
クリムトの作品は、金箔を取り入れるなど華やかな装飾性に富んだものが
多く、かつパターンと写実表現の組み合わせが現実と非現実のすき間に
いるような錯覚を感じ、そういったところも大好きです
また、魅惑的な表情をした女性がよく描かれることもあり、 観賞していると、
女性であることの喜びを感じるというか、自分が女性であることを強く自覚します
そして、より女性らしくありたい、と思ったりします
左からクリムト「Wasserschlangen(水蛇)」「Der Kuss(接吻)」
一転、シーレは、痛いくらいに私の心をつかみます
観ていて苦しいんだけど、他人の痛みではなくて、内省を促がされると
いうか、自分の弱い部分を目の前にさらけ出されているかのような痛み
シーレ「Tod und Maedchen(死と乙女)」
シーレ「母子像」
あ、ココシュカはポストカード買っていないです
観賞後はランチ(詳細は後ほど)して、芝生の気持ちいいカールス
プラッツ近辺からMQ(MuseumQuarter)を 目指し、とことこお散歩
こちらはカールス教会
アコーディオンの生演奏が流れていて、いい雰囲気でした
お目当てのレオポルド美術館 はシーレ作品のコレクションが豊富
ちょうど2012年はウィーン全体でクリムトの生誕150周年を
お祝い中で、クリムトのメモリアル展示も開催中でした
ウィーン大学の3枚の天井画の複製や、画面からあふれる
静かな水音が聞こえてきそうな「アッター湖」、上のポスターにも
使われている色鮮やかな「生と死」など、かなり見応えがあります
他にも観たい美術館はたくさんあるけれど、この日は夜に予定も
あったので、ここまで
それにしても、プライベートコレクションとは思えないほどの
充実振りでした
さてさて、雨も上がったところで、ちょこっと市内散策を
大統領公邸も入るホーフブルク
この辺りは観光スポット目白押しで、写真を載せ切れません・・・
国会議事堂はギリシャ風
ここ、観光客がたくさんいました
そしてウィーンの中心地、ケルントナー通りへ
こちらも平日なのにけっこうな賑わい
両脇にはブランドショップから日本でも見かけるZARAやH&M
なんかのファストファッションショップがひしめいています
このあとオペラをたっぷり3時間半ほど堪能してきました
それからお夕飯をいただいたので、ホテルへの戻りは23時過ぎ
明日は午後からお友達と合流予定
ゆっくりとバスタブに浸かって疲れを取ったところで、おやすみなさい