名古屋の美術館めぐり、お次は名古屋ボストン美術館
アメリカのボストン美術館と姉妹提携しているこちらで現在開催
されている企画展が、「恋する静物」
だまし絵から印象派、キュビスム、そして現代に至るまでの
絵画や食器、映像が展示されていて、静物をモチーフと
することの意義の変遷がうかがえる展示です
私の好きなところでは、マネやモリゾ・シスレーなどの作品も
ただ、展示作品のポストカードは少なかったのが少し残念
上の作品はヴュイヤール「ガラスの花瓶のバラ」
少しくたびれた部屋の中、無造作に活けられた
バラの生命力が、まばゆい光の中引き立っています
下の作品は
ブレンダガスト「静物」
全体にきらきらときらめいている感じが素敵
ガラスに映った向こう側の表現の仕方もなんだか
好きです
それから最も印象的だったのが、写真はありませんが、
蟻田哲さんの「10本の瓶」という作品
キャンバスに描かれているのは、ぼんやりとした背景に、
柔らかく灯りを受け、無造作に置かれた10本の白い瓶
それぞれに少しずつ形の違うそれらは、じっと眺めていると
本当に、何か意思を持っているもののように見えるのです
ただの瓶なのに、まるで群像のような感じ
不思議
写真上段中央にあるマティスの描いた「花瓶の花」も爽やかで、
且つ一枚のキャンバスにいろいろな表現を試している感じに
なんだかリズムを感じられて、観ていて心地よかったです
最後に、展示は無かったけれど、ミュージアムショップで
思わずルドゥーテのチケットファイルを
チケットファイルのサイズって、旅行やおでかけ、
職場でも大活躍なんです
中々ボストンへ行く機会はなさそうだし、JRの駅からも
近いので、こちらの美術館も、また名古屋訪問の機会に
来てみたいなぁ