土曜日は、久しぶりの美術館巡りに行ってきました
とても静かで、内庭やコレクション展示も多彩で
写真撮影までできるので、お気に入り
今回の展示はこちら
「西洋絵画の中の人びと-ジョン・エヴァレット・ミレイ、
ルノワールからシャガールまで-」
こちらの美術館のコレクション作品を中心に
「個性あふれる人びと」
「穏やかな日常」
の2章立ての構成になっています
写真左の絵はシャガールの作品「婚約者」
新郎新婦は彼の絵に珍しく、きちんと地面に足が
着いています
彼の絵を見て一番初めに幸福感を感じたのは
はじめてかも
うっすらと、花束の側に天使の影が描かれて
いたり、幸せそうな親子が隅のほうに描かれて
いたり
中央の写真は、ペルジーニ「束の間の喜び」
花を売る娘が腰掛け、蝶と戯れている様子
ふんわりとした光に包まれた絵なのに、なぜか
安心しきれないのは、女性の表情が心なしか
堅い感じだからでしょうか
一番右は、ブーグロー「編み物をする少女」
写実的で印象的な瞳の少女
つい心の中で会話を始めてしまいます
ほかに印象的だったのはポインター「小さな災難」
する少年と、それを心配そうに見つめる家族
仔犬も興奮した様子
後ろにいる女性達はそんな様子をほほえましく
見守っています
そして、私の大好きなアンリ・ルソーとならぶ
荒々しい岩の表現と対照的な穏やかな海と
和やかな表情の二人の人物
ちょぴっとだけ非現実っぽい雰囲気が好きです
そしてクロッスの「遊ぶ母と子」
色合いも大好きなのですが、母親の腕の柔らかな
表現に、親としての愛情のようなものが表れている
気がして、いいなぁ、って思います
絵画は40点ほど、併設展「青のうつわ-東洋の染付と
青磁を中心に-」は40点ほどの作品がそれぞれ
展示されていました
常設展も見応えがあるので、ゆっくりしたいところ
ですが、近くの庭園美術館に行きたかったので
こちらは2時間ほどで引き上げることに
お昼ちょうどくらいの到着でしたが、がらがらで、
展示室は貸切状態で、大好きなやわらかい作風の
作品をのんびりと観賞することができました
庭園美術館の記事は、また今度