
松岡美術館と同じく白金台にある、東京都庭園美術館


開催中の展覧会は、「有元利夫展 天空の音楽」

お恥ずかしながら、私は名前を聞いてもぴんとこなかったの
ですが、案内を見たらとても素敵で

フレスコ画に影響を受け、敢えて年季をかもし出すために
漆喰を塗り込んだり、日本画の画材を用いて描かれた作品は
とても高貴な雰囲気を持ち、且つやわらかく儚いイメージ

見る者の感性にじっくり働きかけるため、表現しすぎを避けようと、
敢えて手の細部をはっきりと描かなかったり、キャンバス上の
人物は基本的に一人のみ描くようにしていたり、ぱっと見ライトな
絵画のようですが、かなり味わい深かったです

閉館時間も近く、かなり空いていて、もともと華族の邸宅であった
という美術館内の調度品なんかも鑑賞しつつ、素敵な時間を
すごせました

鑑賞後は、庭園をぐるっとお散歩


見知らぬ5歳くらいの女の子から、だんご虫観察と蟻さんの
働きぶり見学にお誘いしてもらったり

「おねえちゃん」と呼んでくれたことにちょっと気をよくして長居
してしまいましたが、久しぶりに観察してみると、結構
楽しくて

子供の感性もおもしろいなぁ、と

絵画鑑賞で頭がきゅきゅきゅっとなった後は特に、こういう
自然の中でのんびりする時間が幸せに感じます


薄曇の日に真っ赤なバラがよく映えて、きれい


日本庭園は気持ちが落ち着きます

充実した、いい時間をすごせました
