子供の頃、教育テレビの「みんなのうた」に出てきた
「メトロポリタンミュージアム」という歌がとても好きでした
夜の美術館で・・・という内容の歌詞で、映像もどこか
ミステリアスな人形アニメーションということもあり、
兄弟は怖がっていたのですが、私は人の何十倍も怖がりな
くせに、そういう不思議空間が大好きで
その頃から美術館とか博物館とか、そういう空間にぼんやりと
した憧れみたいなものがあったのかもしれません
美術の教科書で初めてエドガー・ドガの作品を見た時は
「あの女の子が最後に吸い込まれた絵だよねっ」なんて
実際に、美術館や博物館を自分の意思で訪れることができる
ような年齢になって、そういう場所特有の、洗練されていて、
かつわくわくするような広々とした空間は好きだったのですが、
少し前まで私にとっては「特別な、ちょっと気持ちの引き締まる
場所」でした
それが、最近印象派の展示が多くて足を運ぶ機会も増えた
からか、段々「心地のいい場所」という言葉がしっくりくるように
芸術のことはよくわからないけれど、ちょっとおしゃれして、
のんびりゆっくり展示を楽しむ時間
もともと、過剰な音楽や街中の雑音などがあまり得意では
ないので、しんとした空間が落ち着くのかもしれません
この夏も、見たい展示はたくさん
次から次へと興味のある展覧会が開かれるので、とっても
楽しみ
会場近くのカフェやお散歩場所を事前にチェックしたり、
計画を立てる時間もわくわくしちゃいます