ヴァイオリンは、4本の弦が張ってあります。

その弦を左手4本の指を1本ずつ押さえて

色々な高さの音を出しています。

 

メロディーを弾くには

隣りの弦に移って、

又は1~2本の弦をまたいで

次の音を出します。

 

これを移弦と言いますが

この時、次の音がすぐきれいに響かないで

前の音との間に他の音が入って

うまくメロディーがつながらない事があります。

 

それは悲しいですよね。

 

 

どうやると、移弦してもメロディーが

なめらかに美しく聴こえるでしょうか。

 

移弦した後の音が、前の音ときれいにつながらないのは

隣りの弦に弓を動かすタイミングと

左指が次の音を押さえるタイミングが

合っていないからです。

 

そのタイミングを合わせるには、

始めに、左指は押さえない開放弦を弾いて

いったん弓を止めて

移弦する弦が弾けるように

右腕の高さを変えてから

次の音を弾きます。

 

こうすると、移弦の時に次の弦を弾く

右腕の高さを覚えることが出来ます。

 

その2本の弦の音がきれいに響くように弾けたら

次に左指も使って、

移弦する前後の音を同じように、

移弦する時にいったん弓を止めて

次の弦に移弦してから次の音を弾きます。

 

この時は私もそうですが、すぐ次の音を弾きたくなります。

 

でも、そこをグッと我慢して、

私は美しいメロディーを弾ける!

とイメージして

この練習をしましょう。

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弓が弦を移った右腕の高さに変わったと同時に

左指を押さえるタイミングを

身体に覚えこませます。

 

これで、移弦の前と後の2つの音が美しく響いたら

段々、移弦の時に弓を止めないで

ゆっくり弾いてみましょう。

 

それから段々速くきれいな音色で弾けたら、曲のテンポで弾きます。

 

この練習をしないで、

ただ、曲を続けて弾いていては

いつまでたってもきれいなメロディーは弾けません。

 

私も以前は、なんだかきれいにメロディーがつながらない

と思いながらも、とにかく次のレッスン迄に

左指が動いて曲が弾けるようにしようとばかり考えて

練習していました。

 

そんな練習をしていた時は、きれいに弾けないところは

いつまでもきれいに弾けないところのままでした!

 

移弦した時、きれいにメロディーがつながらない時、

移弦する時にいったん弓を止めて

次の弦に移弦してから次の音を弾く

練習をしましょう。

 

すてきなメロディーを弾けるようになります!

 

 

ヴァイオリンを気持ちよく弾く綺麗な女の子のリンク等入れられない絵