難しい曲や、曲の中の弾きにくいところを
一生懸命練習しても、
左指が思うように動かないと
悲しくなりますよね!
私も以前は左指を間違えないように動かそうと、
テクニックばかり意識して
一生懸命練習しても
なかなか弾けなくて
随分練習時間が掛かっていました。
左指が思うように動かない時は、まず姿勢を見直しましょう。
左指をしっかり見ようと集中するあまり、
身体が左にねじれてしまっていませんか。
身体がねじれていると、指は動かしにくくなります。
まっすぐ立ってヴァイオリンを弾けば
指は自由に動きます❣
ヴァイオリンを弾いて指が思うように動かない時、
いったんヴァイオリンを置いて一休みしましょう!
ちょっとリラックスしたら
頭のてっぺんを糸で吊られているイメージで立ちます。
お尻にきゅっと力を入れると
肩に力が入いらないので
腕が自由に動きます。
そして、腕の付け根を開いて胸を開きます。
この姿勢でヴァイオリンを鎖骨に乗せて、
顎を顎当てに頭の重みだけ乗せて
指に力を入れようとしないで、
腕全体を使って指を動かすと指は自由に動きます。
私は1歳と5歳の時にお腹の病気で2回大手術をして、
九死に一生を得ました。
それで、小学校に入学した頃は学校に通うのがやっとの体力
でしたので、ヴァイオリンは3年生になって
近所のヴァイオリン教室で習い始めました。
本格的なヴァイオリン指導を恩師
故 宗 倫安先生の元で受け始めたのは、
6年生の終わり頃からで、基礎からやり直して、
音楽高校受験まで必死で先生のご指導を受けました。
音楽高校に入ると、
小さい時から本格的なヴァイオリン指導を受けてきた
同級生とのテクニックレベルの差は大きくて、
テクニックばかり意識して一生懸命練習して
苦しい日々でした。
私も身体をねじらないように気を付けて
ヴァイオリンを弾くようになって
より思い通り指が動いて、音色も良くなり、
疲れにくくなりました。
ヴァイオリンを弾いて指が思うように動かない時、
まっすぐ立って弾いているか見直しましょう。🎻

