広島がサヨナラ負けで4連敗 3度目の同一カード3連敗で首位陥落 九回に田中が劇的同点3ランも延長十回に島内が被弾
延長10回、サヨナラ右越え2ラン浴びた島内は、マウンドに腰を落とす(撮影・市尻達拡)
「ソフトバンク5-3広島」(2日、みずほペイペイドーム) 広島はサヨナラ負けで4連敗。3度目の同一カード3連敗を喫し、巨人が勝ったため首位から陥落した。 【写真】9回に3ランを放った田中 力強くガッツポーズを見せていたが 3点を追う九回2死一、二塁で田中が右越えに起死回生の同点3ラン。しかし、延長十回2死一塁で、6番手の島内がソフトバンク・近藤にサヨナラ2ランを浴びた。 打線は初回2死二塁の好機で小園が空振り三振。2点を追う三回は1死一、三塁のチャンスを迎えたものの、フルカウントから野間が一直。スタートを切っていた一走・秋山が戻れず、併殺で無得点に終わった。 3点を追う六回は1死一、二塁で小園が二ゴロ。2死一、三塁となり末包が三ゴロに打ち取られて得点できなかった。 自身3連勝中だった先発・アドゥワは二回1死で近藤に先制ソロを浴びるなど3本の長打で2点を先制された。四回は1死から連続四球でピンチを招き、柳町に2打席連続の適時打を許して3点目を献上した。五回は2死を奪ったところで新井監督がベンチを立って2番手・塹江にスイッチ。アドゥワは4回2/3を75球で4安打3失点、4四死球と制球に苦しんだ。 チームはこれで、みずほペイペイドームでは2021年から2分けを挟み7連敗となった。
日本ハム 新庄監督が幻の本塁打でエスコン改修案「接触したら光るとか」「網なんか作ってもらって」水谷のプロ1号が二塁打に
「日本ハム9-2DeNA」(2日、エスコンフィールド) 大勝で連敗を止めた日本ハム・新庄剛志監督は水谷の幻のプロ1号について、「1本目はホームランでしたね。デーゲームは見づらいんですよね、ガラスがまぶしくて。見たんですけど、フェンスギリギリか、入ってるか」と振り返った。 【写真】問題のシーンの決定的瞬間 3回、水谷の放った打球が柵に当たり、跳ね返る 場面は三回、真ん中低めの132キロのスプリットをすくうように打つと、打球は中堅左のフェンス最上部のブルーのラインを越えて、その奥の柵に当たってグラウンドに跳ね返った。 塁審がフェアのジェスチャーをしたため水谷は二塁でストップ。後にスタッフからフェンスオーバーだったことを告げられたといい「審判の笠原さんも近くで見てわかんないのに。僕らも倍の距離あるから。仕方ないです」と語った。それでも四回1死二塁から再び同じ方向に正真正銘のプロ1号をたたき込み「僕のプロ野球人生の125本を目標に目指してもらって」とエールを送った。 その上で「跳ね返らないように網なんか作ってもらって。うちは試合数多いから。(スタンドに)当たったら光るとか、接触したら光るとか。1-1でホームランが二塁打になったらね。エスコンがやったら全球団やると思うから」と改修案を明かした新庄監督。自身も阪神での現役時代にホームランの打球が応援団が振る旗にたたき起こされるなど幻のホームランも「多々あった」という。期待の大砲が放った一発。これからさらなる飛躍を遂げそうだ。
【巨人】5月15日以来の首位浮上!菅野は無傷5勝目…広島はソフトバンクにサヨナラ負け
試合に勝ち笑顔で小林誠司を迎える菅野智之(左奥、カメラ・今成 良輔)
◆日本生命セ・パ交流戦 西武1―7巨人(2日・ベルーナドーム) 巨人が2日、5月15日以来の首位に浮上した。 【順位表】巨人が首位!0・5差で続くチームは… 菅野智之投手が小林誠司捕手との「スガコバ」バッテリーで7回まで投げ4安打無失点の好投、無傷の5勝目。打線は14安打で7得点を挙げ、交流戦2カード連続での勝ち越しを決めた。 1日は西武にサヨナラ負けを喫し、首位浮上がお預けとなった巨人だったが、0・5ゲーム差で首位に立っていた広島が、この日延長10回、近藤健介のサヨナラ2ランでソフトバンクに敗れたため、首位に立った。