【ソフトバンク】佐藤直樹、支配下登録即先制ホーム踏む 3カードぶり勝ち越し 故障者続出もみずペイ9連勝
3回2死三塁、近藤健介が放った追加点となる左前適時打で生還した今宮健太(右端)を祝福する小久保裕紀監督(左端)(カメラ・義村 治子)
◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク2―0広島(1日・みずほペイペイドーム福岡) ソフトバンクが、この日、支配下再登録されて出場選手登録されたばかりで「1番・中堅」でフル出場した佐藤直樹外野手の活躍で2連勝。3カードぶりの勝ち越しを決め、みずほペイペイでの連勝を「9」、主催試合での連勝を「11」に伸ばした。 佐藤直は0―0の3回先頭で遊撃へのゴロ。しかし、持ち前の俊足に遊撃・矢野が焦ったのか、送球は一塁・林のはるか頭上へ。ボールは客席にダイレクトで入り、二塁へ進塁した(記録は遊ゴロ失策)。そして次打者・今宮の右前打で俊足を飛ばして先制のホームイン。4回も今季初安打となる右前打と二盗をマークした。 先発の大津は7回5安打無失点で4勝目。開幕からの連続クオリティー・スタート(QS=6投球回以上、自責3以下)を7試合に伸ばした。 先月30日の巨人戦で三森が右人さし指を骨折して戦線離脱。31日の広島戦では柳田が右太もも裏を負傷して戦線離脱。この日も倉野投手コーチが足を負傷して“戦線離脱”。ベンチ入りはしたが、試合中、ピンチのマウンドには代役として高谷バッテリーコーチが駆けつけた。
広島が今季9度目零敗で痛恨3連敗 3カードぶり負け越し 三回に守備のミスから失点 先発・玉村は6回2失点も援護なし
3回、矢野は佐藤直の打球を一塁へ悪送球する(撮影・市尻達拡)
「ソフトバンク2-0広島」(1日、みずほペイペイドーム) 広島が痛恨の3連敗を喫した。守備のミスから流れを失い、攻撃でも拙攻が続き、今季9度目の零敗で、無得点試合は12度目。 【写真】併殺打に倒れ、思わず天を仰ぐ林 名手のミスが失点につながった。0-0の三回先頭で遊撃へのゴロを遊撃手・矢野が一塁へ悪送球。二塁への進塁を許すと、次打者・今宮の右前適時打であっさりと先制を許した。さらに今宮の二盗を封じようとした捕手・石原の二塁送球がまたしても悪送球となり、三塁への進塁を許した。その後、近藤に左前適時打を浴びて、2点目を失った。先発・玉村は6回2失点(自責点0)の好投を見せたものの、援護なく今季初黒星となった。 攻撃でも相手先発・大津に要所を締められた。二回は1死から末包が左翼への二塁打を放つも、後続の宇草、林が連続三振。六回は2死から野間と菊池の連打で二、三塁の同点機を迎えるも、小園が三ゴロに倒れて悔しさにまみれた。 これでチームは5連勝の後に3連敗。貯金も4になった。3カードぶりのカード負け越しも決まり、6月は黒星発進となった。
オリ東が危険球退場 中日・細川に頭部死球…中嶋監督がリクエストも覆らず
白井球審が退場を宣告
■オリックス ー 中日(1日・京セラドーム) オリックスの東晃平投手が1日、本拠地での中日戦に先発登板するも、危険球退場となった。4回1死一塁の場面で細川成也外野手への投球が頭部死球と判定され、危険球退場となった。投球は細川の左肩付近をかすめて、ヘルメットのツバ部分に直撃。白井球審は東に退場を宣告した。 【動画】「危険すぎる」 両軍が一触即発状態になった“顔面死球”の瞬間 直後に中嶋聡監督がリクエストを要求し、リプレー検証するも判定は覆らず。リプレー検証中、東は一塁側ベンチ前からマウンドに戻るかそうか右往左往とするシーンが見られた。 判定は変わらず、危険球退場となったため、2番手には鈴木博志投手が告げられた。