U-23サッカー日本代表情報4/21 | NAOのNEWSブログ

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【コラム】苦難の時期も取り組んだ肉体改造。結実した木村誠二の恩返し|AFC U23アジアカップ

UAE戦で貴重な先制点をあげた木村誠二/2024 Asian Football Confederation (AFC)

勝てばグループステージ突破が決まるという状況下で行われたU-23UAE代表戦。勝利のために得点が求められた試合で、先制点を叩き出したのは、今季、悔しい日々を送ってきた木村誠二だった。 その場面は27分に訪れる。左サイドのCKがファーに流れると、そこでボールを拾った山本理仁が中央にインスイングでクロスを入れた。 「理仁が持ったときにインスイングでここら辺に上がってくるだろうなっていうポジションを少し予測した。本当にそこにいいボールが来てくれたので、僕は触るだけでした」 中央でポジションを取り直した木村は、相手より頭一つ高くジャンプし、ヘディングをうまくゴールに流し込んだ。パリ世代の代表活動が始まって以来、木村にとって初のゴール。喜びはひとしおだ。 「点を取ったときは『やったー』みたいな。喜び方もわからなくて、本当に万歳してるだけ。パフォーマンスも特に考えてもいないですし、タイシ(野澤大志ブランドン)にも『慣れてないのか知らないけど、可愛いかったっすよ』って言われました(笑)。もうちょっとポーズを考えておけばよかったなと思います」

UAE戦で貴重な先制点をあげた木村誠二/2024 Asian Football Confederation (AFC)

木村にとって2024年は苦難の時期が続いた。昨季、1シーズンを通してFC東京でなかなか出場機会を得ることができなかった木村は、今季からサガン鳥栖への期限付き移籍を選択。新天地で新たなスタートを切ろうとしていた。 しかし、開幕前のキャンプ2日目に左のハムストリングを負傷。さあこれからというタイミングでの離脱は、メンタル的にも難しい日々だったことは容易に想像できる。 特にパリ五輪を目指す大岩剛監督のチームが2022年3月に発足して以降、アジア競技大会を除くすべての活動に参加していた木村だったが、今回のAFC U23アジアカップを前に行われた3月の国内合宿は復帰した直後とあって落選。外からチームを見ることでいろいろな発見はできたが、より一層悔しさも募った。 「今シーズンは(鈴木)海音もジュビロ(磐田)で最近は試合にずっと出ていて、(高井)幸大も、(西尾)隆矢も試合に出ていた。その中で、僕だけ怪我でずっと出ることができない状態で、本当に悔しい思いをしていましたし、リハビリ期間中もずっと復帰した後にチームにどう関わっていくか、どうやって結果を出すかを常に考えていました。だからこそ、リハビリ期間中には今まで出来なかった筋トレで少し体をでかくするとか、そういう取り組みができたところもあります。マイナスなことだけではないですけど、本当に悔しい思いは強かった」 メンバー発表の日まで、今大会に自分が選出されるかも疑心暗鬼だった。それでも、大岩監督はこれまでの信頼を示すかのように木村をメンバーに加えた。再び日本を背負う場所へ。木村の思いは決まっていた。 「僕自身が選ばれる可能性は本当に低いと思っていました。その中でこうやって選んでいただいてすごく感謝していますし、感謝するだけではなくて、しっかり結果で恩を返したいなという思いもあった。この大会は優勝やパリオリンピックの切符などをチーム全員で目標設定している部分はありますけど、僕自身で言えば、結果でやはり感謝を表したいなと思っていました。(だから)今日こうやって1点を取って結果を出したというのはすごく嬉しく思っています」 もちろん、結果を残したことだけに満足する木村ではない。相手のCFとのマッチアップではうまく対処できなかった部分もあり、「僕個人のところでもっと勝てなければ駄目」と自身の課題にもしっかりと目を向けている。今後、相手のロングボールが増える可能性を考えても、そこのポイントは次に向けて修正していく必要があるだろう。 「チーム全員でゴールを守るという意識は本当にこの大岩ジャパンが始まってからずっと意識付けされている部分で、それが本当にゲームに現れただけだと思う。これをそのまま続けてやっていけたらもっと硬い守備ができるんじゃないかなと思います」とは木村の言葉。西尾が3試合出場停止となったことで、最終ラインの選手にかかる責任はより重くなるだろう。 それでも、リハビリ期間中に肉体改造に挑み、上半身をパワーアップさせた男は、誰よりも試合に出る喜びを知っている。だからこそ、1試合でも多くピッチに立って力を発揮したいと考えているのだ。 チームのために、そして自身のためにーー。最終ラインを引き締めることで、木村はチームを勝利に導いていく。 文・林 遼平 1987年生まれ、埼玉県出身。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。

 

 

 

 

 

「日韓戦で惨敗しても不思議ではない」大岩Jと戦うU-23韓国代表に母国メディアが辛辣指摘「中国戦は悲惨」「戦術が間違っている」【U-23アジア杯】

 

「中国に敗北していても不思議ではなかった」

UAEと中国に連勝したU-23韓国代表。(C)AFC

 大岩剛監督が率いるU-23日本代表は4月22日、U-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)のグループステージ第3戦で、ライバルの韓国と対戦する。 【PHOTO】華やかコスチュームでエールを送る韓国女子サポを特集!  すでに準々決勝進出を決めている両チームはここまで、2勝0敗、3得点0失点と成績は全く同じ。グループステージ首位通過を懸けた大一番となる。  そんななか、韓国のメディアからは自国代表のパフォーマンスに不安を感じている声も上っているようだ。 『スポーツ朝鮮』は、2-0で勝利した中国との第2戦について、「中国に敗北していても不思議ではなかった」と題した記事を掲載。「負けなかったのは幸いだった」と指摘している。 「中国は日本との第1戦で、前半20分になる前に数的優位になっても敗北したほどパフォーマンスが深刻だった。そんな中国を相手に、しっかりと優勢に試合を進め、安定したパフォーマンスを発揮する姿を期待した。しかしファン・ソンホン監督のチームのパフォーマンスは驚愕だった」  同メディアは、中国に何度もチャンスを作られた点を懸念し、「選手個人の問題だけではなかった。戦術的な準備の方向性自体が間違っているように感じられた。選手同士の呼吸がまったく合う感じではなかった」と酷評している。  記事は「2-0で勝利した結果だけ見ると中国を圧倒したように見えるが、パフォーマンスは悲惨だった。組織力でも中国より良い点数を与えることができない試合だった」とバッサリ。こう糾弾している。 「中国を相手にこのようなパフォーマンスなら、この先のアジアカップも心配なレベルだ。次の日韓戦で惨敗しても不思議ではない。今の姿が改善されなければ、オリンピック出場権の確保も難しいだろう。選手たちの個人能力で危機を乗り越え、五輪の出場権を確保しても、結局本選で凄惨な結果に直面しても不思議ではない」  日韓戦を前に、相当の危機感を持っているようだ。

 

 

 

 

 

 

U-23日本に浮かぶ懸念点…ライバル韓国は好調、大岩Jの現状「驚きと言える」【コラム】

 

パリ五輪最終予選のUAE戦を英記者が総括

パリ五輪最終予選のUAE戦を英記者が総括【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

 U-23日本代表は4月19日、パリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップのグループリーグ第2戦でUAE(アラブ首長国連邦)と対戦し2-0と勝利。決勝トーナメント進出を決めた。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を7大会連続で現地取材中の英国人記者マイケル・チャーチ氏がこの試合を総括し、日本の懸念点を指摘している。 【画像】「マナーすらない」「国民が激怒」 韓国MF、日本代表DFが顔面流血“ラフプレー”の瞬間    ◇   ◇   ◇  ゴール。それはファンが見たいと望んでいるものであり、試合の勝敗を分けるものだ。金曜日のアラブ首長国連邦(UAE)戦、日本代表が作り出したチャンスの数を考えれば、より多くのゴールが生まれるはずだった。  日本は難しいグループを勝ち抜いて決勝トーナメント進出を決めた。UAE戦の2-0の勝利に文句を言う人はいないだろう。残すはグループ首位の座を懸けた月曜日の韓国戦だ。  この試合は前の2試合と比べてはるかに厳しいテストになるだろう。日本の攻撃陣は、より正確なシュートを放つ必要がある。  UAEに対して多くのチャンスを作り出したにもかかわらず、最終的な結果はUAEに対して甘すぎるものだった。チャンスの数が増えたのは、試合終了のホイッスルが近づき、相手の疲れが見えた頃だった。  日本はUAEから2得点を奪った。それ以外にもゴールの枠に当たったシュートが2回、そして大畑歩夢の際どいオフサイドによって取り消されたゴールもあった。日本は相手を完全に上回っていたと言える。  しかし、もっと多くのゴールが決まっている可能性は十分にあった。大岩剛監督もそれが懸念事項であることを試合後の会見で認めていた。日本の攻撃陣は、試合を支配していたにもかかわらず、それほど効果的に得点を奪うことができていなかったのだ。  それは大岩監督が、前の試合から先発を7人も入れ替えたことが原因だったのかもしれない。実際、UAE戦では残り16分で松木玖生が投入されたことで、クリエイティビティーが確実に高まっていた。  今大会、日本が決めた3得点はセットプレーで存在感を示しているDFや深い位置でプレーするMFが決めたものだ。流れるような攻撃を展開できるタレントが揃っているチームなだけに、オープンプレーからより多くのゴールが生まれていないのは驚きと言える。  佐藤恵允は豊かな将来性を示した。センターフォワードの藤尾翔太の背後で、本来のポジションである中央から左へ、そして右へと自在に動き回っていた。しかし、一方で藤尾や山田楓喜、荒木遼太郎はやや不安定なパフォーマンスだった。  韓国との対戦は格好のテストになるだろう。ファン・ソンホン監督が率いるチームは日本と同様にこのレベルでのファーストチョイスの選手たちを欠いているが、それでも十分な脅威となることは間違いない。中でも最も警戒すべきは中国戦(2-0)で全2得点を決め、決勝トーナメントへと導いたFWイ・ヨンジュンだろう。  最終的には、よりゴール前での影響力を持ったチームがこのグループを1位で突破することになるはずだ。首位通過のチームは次のラウンドでヨルダンインドネシアと対戦する。そして日本は負けた場合、いきなり開催国のカタールと激突することになるだろう。  大岩監督は誰が相手でも勝つ自信を持っているはずだが、オリンピックの出場権獲得以上にこの大会での優勝の希望を抱いているのであれば、可能なかぎり簡単なルートが好ましいはずだ。  そのためには韓国戦の勝利が必須となる。そして、それを成し遂げるために、日本はチャンスを最大限に生かすことから始めなければならないだろう。 [プロフィール] マイケル・チャーチ(Michael Church)/アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

マイケル・チャーチ/Michael Church