巨人・バルドナードに珍ハプニング 捕手の二塁送球が直撃で球場騒然 ヒヤリも投球再開
4回表の投球練習中、捕手からの送球が右腕を直撃し、苦痛に耐えるバルドナード(撮影・佐藤厚)
「練習試合、巨人-日本ハム」(27日、沖縄セルラースタジアム那覇) 巨人・バルドナードが思わぬアクシデントに見舞われた。 【写真】まるで睨んでいるかのよう! 視線の鋭さが半端ないバルドナード この回から3番手で登板。投球練習を終え、捕手・山瀬が二塁送球をしたが、このボールが右腕付近に直撃。あまりの痛さからか三塁方向に歩き、しゃがみ込んだ助っ人。思わぬ事態にスタンドからは驚きの声と、悲鳴。投げた山瀬、トレーナーらも駆け付けた。 しばらくの間、その場に座り込んだ左腕は、何とか立ち上がって投球を再開。先頭の水野から、148キロで空振り三振を奪うなど、気丈に投球を続けた。 試合後、山瀬は「ほんと、謝りました」と恐縮しきり。この日は座ったままの二塁送球など強肩ぶりが注目されたが、味方に当てた場面では表情を失っていた。
日本ハム・新庄監督が巨人捕手の強肩に驚く「すごいキャッチャー」山瀬が座ったまま二塁送球 大リーガーと重ねて絶賛
「練習試合、巨人5-3日本ハム」(27日、沖縄セルラースタジアム那覇) 日本ハム・新庄監督が巨人の捕手・山瀬の強肩ぶりに驚いた。 【動画】新庄監督もビックリの山瀬の強肩 座ったままで二塁牽制球一直線 9番捕手でスタメン出場した山瀬が魅せたのは七回、1死一、二塁の場面。投球を受けると座ったまま、二塁へ牽制。ボールはノーバウンドのストライク送球となった。二走・水谷が戻りアウトにはならなかったが、持ち前の強肩ぶりを発揮。球場もどよめいた。 新庄監督は自ら山瀬の話題を切り出し、「キャッチャーの子、スローイング。あれが一番速いと思う」と感心。「デトロイト・タイガースにいた(イバン・)ロドリゲス、ちょっと小柄なキャッチャーがいたけどめちゃくちゃ肩が強くて」と大リーガーのレジェンドと重ね、「ピッチャーより速かったもんね、すごいキャッチャー」と山瀬を絶賛した。 巨人・山瀬は新庄監督の評価を聞き、「(新庄監督は)ほんとにメジャーリーガーですからね。言われたら嬉しいです」と笑顔。「どんどん一つの持ち味としてやっていけたら」とうなずいた。 ネットでも、このプレーにファンが反応。「山瀬慎之助」がトレンドワードに上昇し、「バケモン肩」、「メジャーリーガーみたい」、「走者からしたら恐怖」などの声が上がっている。
中日2位ルーキー・津田、右肩は「痛みとかもうない」両手でのティー打撃とキャッチボールを再開
春季キャンプで右肩を痛めて2軍の読谷組となった中日のドラフト2位・津田啓史内野手(三菱重工East)が27日、両手でのティー打撃とキャッチボールを再開した。 5メートルの距離から始めたネットスローを20メートルまで伸ばし、この日キャッチボールまでこぎつけた。実戦復帰時期は未定だが「痛みとかはもうないので、いける感覚はある。徐々に良い方向に向かっていると思います」と前を見据えた。