箱根駅伝情報12/30 | NAOのNEWSブログ

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「柏原(竜二)が来てるぞ!」箱根駅伝“山の神”に抜かれた男たち「自分の横にふわーっと人が現れました」「走る前から白旗をあげていた」

 

2009年箱根駅伝で東洋大のルーキー柏原竜二(右)と競りあった早大・三輪真之 photograph by JIJI PRESS

 走る前から「白旗」をあげていた。あれは「神」だった――。箱根駅伝の山上り、柏原竜二の“伝説の激走”を体感したランナーは、口々にその強さを表現した。しかし、彼らはひれ伏して「ただ負けた」わけでは決してない。5区23.4kmで一瞬ながら”山の神”と交錯した男たちの物語。  発売中のNumber1087・1088号掲載の[3人の証言]山の神に抜かれた男たち。より内容を一部抜粋してお届けします。【記事全文はNumberPREMIERにてお読みいただけます】 【写真】「柏原が来ているぞ!」山の神・柏原竜二の鬼ような激走シーン…この記事の写真を見る  2009年、箱根駅伝5区。先頭を走る早稲田大学の三輪真之は、箱根山の最高点を過ぎ、いったん下りに入ったあたりで周囲の異変を感じていた。  沿道のファンのボルテージが上がってきたのだ。みんな、「柏原!」「カッシー!」と叫んでいる。  まさか。東洋大とは小田原中継所で5分近くの差があったじゃないか。それでも、追いついてきたのか? すると、運営管理車に乗る監督の渡辺康幸の声も緊迫の度合いを増していた。 「来てる! 来てる! 柏原が来てるぞ!」  来てるといわれても、どうしようもない。思ったように体が動かないのだ。走り始めて5kmほどの箱根湯本で暑さを感じたため、アームウォーマーを脱ぎ捨てていた。ところが上りが本格化したあと、寒気が三輪を侵食し、体が冷え始めていた。思うように腕が振れず体が動かない。下りが終わって、もう一度上り坂にかかる。すると――。 「自分の横に、ふわーっと人が現れました」  三輪の横に並んだのは、東洋大の1年生、柏原竜二だった。三輪は述懐する。 「康幸さんから声がかかっても、後ろを振り返ることはなかったので、柏原君が本当に来ているかどうか分かりませんでした。気配を感じて横を見たら、突然並ばれたので本当にびっくりしました。そこからいったん離され始めたんですが、『このまま終わってしまったら、一生言われ続ける』と思って、必死に前を追いかけました」

 

 

 

 

 

 

 

箱根駅伝優勝の大本命、駒澤大はなぜ圧倒的に強い? 2年生・伊藤蒼唯に聞いた「他大学との違い」前回は6区区間賞も「区間にこだわりはない」

 

前回の箱根駅伝6区で初の駅伝デビューも区間賞で見事起用に応えた伊藤蒼唯。あれから1年、どのような日々を送ってきたのか photograph by Nanae Suzuki

 昨シーズン箱根駅伝から21区間連続で首位を譲らず、圧倒的な強さを見せる駒澤大学。今回の箱根駅伝には、2年連続の3冠が懸かっている。その3冠へのカギとなるのが前回の箱根駅伝で5区と6区を走った山川拓馬(2年)、伊藤蒼唯(2年)だ。1年生ながら箱根の山区間で優勝を確実にする激走を見せた2人に前回の箱根駅伝からこれまで、そして大学での競技環境について話を聞いた。「伊藤蒼唯」編(「山川拓馬」編はこちら) 【画像】監督と一緒に「ギャルピース!」その頃、大八木監督は…令和の最強軍団・駒澤大の今の陣容を写真で見る  衝撃的なデビューだった。  前回の箱根駅伝6区でいきなり大学駅伝デビューを果たした伊藤蒼唯(当時1年)は、下りに入ってから加速し、スタート時、30秒だった差を47秒に広げる区間賞の走りで7区、安原太陽(当時3年)に襷を渡した。大八木弘明総監督が「伊藤の走りが大きかった」と勝因に挙げるほどの快走だった。 「いや、6区はキツかったです」  伊藤は、1年前を振り返り、そう語る。

区間賞も「体ができていない」

「6区に決まったのは、大会直前でした。コースを頭に入れていたわけではないですし、最高点に行くまでの上りと箱根湯本からの3kmの平地は、対策がほとんどできていなかったんです。体力的にすごくしんどかったですし、動いていないなぁって思いながら走っていました」  テレビ画面から見た伊藤は、終始落ち着いていて、ラスト3kmも余力があるように見えた。 「ぜんぜん余裕なかったです。ラストは、ちょっとでも力をいれたら足が全部つりそうになる感じで(苦笑)。やっぱり下りのダメージが相当ありました」  下りは、宮ノ下付近で角度が落ちて、緩やかな下りになっていくのだが、そこでスピードが落ちてしまうとラストの3kmのスピードを維持できなくなる。伊藤は、スピードを落とさずに粘ったがゆえに区間賞を獲れたが、課題も見えた。 「6区を走り終えて感じたのは、アップダウンに耐えられるだけの体ができていないということ、スピード持久力が足りないということでした」 

 

 

 

 

 

 

青学大・原晋監督「3区が終わった時点で駒大に先行したい」1区には「好調」荒巻朋煕を抜てき

 

青学大の1区に抜てきされた荒巻

 来年1月2、3日の第100回東京箱根間往復大学駅伝競走箱根駅伝、報知新聞社後援)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場23チームの10区間の選手登録と補欠6人を発表した。2年ぶりの王座奪還を狙う青学大・原晋監督(56)は「1区がポイント」と先手必勝を誓った。 ★箱根駅伝 歴代の優勝校 駒大は過去5年で2回優勝   駅伝の鉄則「先手必勝」が、より重要になる。2年ぶりの王座奪回を狙う青学大の原監督は、各校の区間登録メンバー表をじっくりと分析して語った。  「1区がポイントになる。駒大は(21年箱根駅伝1区15位の)白鳥哲汰君ですか。駒大の1区を任されるくらいだから好調なのでしょうが、青学大の1区も好調です。先手を取りたい」  原監督は1区に荒巻朋煕(ともき、2年)を抜てきした。1年時の昨季は学生3大駅伝で出場なし。今季の全日本6区でデビューし、区間3位。指揮官は「高校駅伝名門の大牟田(福岡)で鍛えられており、堅実な選手」と評価する。  荒巻は前回の箱根では8区に登録されたが、当日変更で田中悠登(3年)に出番を譲った。それから1年。重要区間を任される選手に成長した。「チームに勢いをつけられるような走りをしたい」。12日に相模原キャンパスで行われた壮行会で荒巻は、引き締まった表情で決意表明した。  原監督が「駅伝男」と呼び、信頼を寄せる太田蒼生(3年)と黒田朝日(2年)は補欠に登録された。「順番は言えないが2、3区には太田と黒田を考えています。3区が終わった時点で、駒大に先行したい」とレースプランを明かした。  今大会に向けて原監督は「負けてたまるか!大作戦」を発令。「登録選手16人全員が元気。『負けてたまるか!指数』は90点まで上がってきた」と笑顔で話す。絶対王者の駒大と戦う態勢が整ってきた。(竹内 達朗)