庭の紫陽花が、夏の名残を残した青から、しっとりとした緑へ、そしてところどころに赤がさしてきました。
朝の光の中で見ると、まるで秋の訪れをそっと教えてくれているようです。
そのやわらかな色合いを残したくて、リースを作ることにしました。


花を束ねながら、少しずつ円を描いていく時間は静かで心地よく、
手の中で季節がかたちになっていくようでした。
できあがったリースは、青みを帯びた緑と赤が混ざり合って、
まるで秋の森の小さな断片のよう。

ドライになっていくにつれ、さらに深みを増していくのも楽しみです。
庭からの贈り物のようなリースになりました。




