冬の庭は静かで、枯れた草花がつくる繊細な風景が広がっていました。久しぶりにマクロレンズを取り出し、その美しさをじっくりと切り取ることにしました。

 

 

野菊は種が飛んでいった後も、その姿に風情がありました。残ったガクがまるで小さな花のようで、枯れてもなお美しさを湛えています。

 

 

近づいてレンズを覗くと、細かな毛の質感や光を受ける角度によって変わる影がとても魅力的でした。

 

 

エキナセアも冬の庭の中で存在感を放っていました。夏の間に鮮やかに咲いていた花が姿を変え、落ち着いた色味のシルエットになっていました。

 

 

枯れてもなお、その形は特徴的で、マクロレンズ越しに見るとまるで彫刻のような美しさがあります。

 

 

冬枯れの紫陽花もまた、独特の風合いを持っています。色あせた花びらが繊細なレースのように重なり合い、冬の庭に儚さを添えていました。

 

 

自然が生み出す造形の美しさに改めて見惚れます。

 

 

そんな中、家の中からリアンがじっとこちらを見つめていました。まるで「自分も外に出たい」と言っているかのように、窓辺から熱い視線を送っていました。冬の澄んだ空気の中で撮影に夢中になっている私を、彼なりに見守ってくれていたのかもしれません。

 

冬枯れの庭は一見すると寂しげですが、よく見るとそこには繊細で美しい世界が広がっています。マクロレンズを通して、そんな冬ならではの魅力を改めて感じることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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