週末SWEET&カクテルを作るということ。 | バーテンダー裏トーク~プライベートトークから珠玉の一杯まで~

バーテンダー裏トーク~プライベートトークから珠玉の一杯まで~

住宅街の入り口にひっそりとある国分寺最北端予約優先のBAR。入りづらい地下を降りるとそこは大人の為の隠れ家・・・・・・。そんなBARETUDEから貴方だけの情報を。
BARのマナーやらお酒のことやらプライベートも(笑)

本日は晴れ間が見え始めましたよ!!さて夜はお出かけしましょ♪
今日は長崎県より”ヒゲ鱈”が入ってきましたので、こちらを使ってムニエルを(^^)
春も近づいたのでこれが最後になるかと思いますよ。。。。脂のりまくりの鱈(たら)です!!

¥1200
本日はもう一つご紹介です。
甘口ワインです♪
2005 シャトー・ティルキュ・ラ・グラヴィエール
1992年に立ち上がった新しいシャトーなのですが、実力はお墨付き(^^)

モンバジャックという地域はボルドーの東側に位置するシュッドウェスト(南西地方)ドルドーニュ県にある産地でソーテルヌに並ぶとも劣らない貴腐ワインの産地なのです。

セミヨン70%ミュスカデル30%
というセパージュなので、華やか香りと綺麗な甘みにあるワインです。


バーテンダー裏トーク~プライベートトークから珠玉の一杯まで~-IMG_7365.jpg


昨日は深夜に先輩が遊びに来てくれて当店に“男役”を可愛がって??頂きました。

カクテルを作ると言う事は技だけではない、優しさや気持ちを込めること。

先輩は言う。
『極論で言えばカクテルだけではなくストレートのウィスキーをどこで飲みたいのか??というのがバーテンダー。そこらで売っているものでも”ここで””この人のもと”で飲みたいと思わせるのが仕事。』

よく若手のバーテンダ-を始めとして”腕”や”技術”を量りに来たりします。

僕は思うんです。
”君にはまだ真似すら出来んよ(笑)”とね。

腕や技術だけを見に来てる時点で、沢山の事を見落とすからね♪

また
“今の貴方達にはやってることが理解は出来ても、実践できないよ(笑)”とね。

何千回、何万回と考えそして人の為に作ってきたか??
気付きもしないでしょう??

考えもしないでしょう??

辛口な意見としては腕だけ、技術だけで言えばあまり勉強にならない人もいると思います。

しかしバーテンダーという生き方をしてきた人達ならば沢山得るものがあるんです。

自分にもこれからバーテンダーとして生きて行く人間にも一度

`『バカもん!!驕るなかれ、一生勉強、一生1バーテンダー!!上からの目線でみるな!いつでも下から下から!!』

と言ってやりたい!!


カクテルを作り続けて行くことは、己がバーテンダーという形を作り続けることに似ていると思うのです。
勿論、カクテルだけでなく”人の為の杯”を出し続けることも。
どんなに知識があがってもどんなに技術が向上しても、まだまだ井の中の蛙。

”自分だけのお山の大将になるな”

これが僕というバーテンダーの”生き様”。
先輩。
ありがとうございました。。

もう一度”生き方”を始めからやり直してみますね(^^)

それに気付かせてくれたことに感謝。。。。

それでは今夜も国分寺の”もうちょっとで一周”にてお待ちしております。