ジェームスボンドマティーニの真実。 | バーテンダー裏トーク~プライベートトークから珠玉の一杯まで~

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住宅街の入り口にひっそりとある国分寺最北端予約優先のBAR。入りづらい地下を降りるとそこは大人の為の隠れ家・・・・・・。そんなBARETUDEから貴方だけの情報を。
BARのマナーやらお酒のことやらプライベートも(笑)

さぁ夏が帰ってきたかのような天気が続くようですよ!
本日は“ボンドマティーニ”&007マティーニの話。
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このジェームスボンドマティーニは皆さんがよく知っているレシピでは”ウォッカマティーニ”をシェイクするレシピかと思います(^^)

しかし実際のボンドマティーニは原作にあるように

ゴードンジンを3オンス、ウォッカ1オンス、キナリレを半オンスをシェークして螺旋状に剥いたレモンピールを添えるというもの。
原作では「モロトフ・カクテル」という名前で出て来ます。

ダニエル・クレイグ版の007カジノロワイヤルの中では敵とのカードゲームの最中にボンドが細かくバーテンダーに指示するシーンが出て来ます(笑)
またこの話の中で女性の名前を付けているんですね。

そうそう“ヴェスパーカクテル”!!(意味は宵の明星)
ヴェスパーとはボンドが愛してしまった敵の女性(裏切られてしまうんですね。。。。)

映画の中での台詞で

ボンドはこんなことを言っています!
『一度味わったら二度と他のものは飲めない』

ヴェスパー
「殺し文句ね」

なんてやりとりが(^ε^)♪

慰めの報酬では死んだヴェスパーを思いながら6杯も飲むシーンが登場します。

しかしこの原作者でもあり小説家のフレミングはこの当時の米、ソ連の冷戦時代に
世界平和の願いを込めて考案したのではないか??という説もあります。

さてさて皆様はどちらのシーンで飲みたいですかね??

殺し文句としてのカクテルor世界平和のカクテル

僕はどちらも使いたいですね(笑)

それでは今夜も国分寺の“コードネーム7010”がお待ちしております。