クリュッグとロマネサンヴィヴァン1989DRC!!! | バーテンダー裏トーク~プライベートトークから珠玉の一杯まで~

バーテンダー裏トーク~プライベートトークから珠玉の一杯まで~

住宅街の入り口にひっそりとある国分寺最北端予約優先のBAR。入りづらい地下を降りるとそこは大人の為の隠れ家・・・・・・。そんなBARETUDEから貴方だけの情報を。
BARのマナーやらお酒のことやらプライベートも(笑)

昨日は盛況にて、どうもありがとうございました≧(´▽`)≦そしてスペシャル企画も完売にて、無事終わりました。タイトルにもなっています二つをセットにして1万円!!(完全に原価でございます。)(笑)
本当に笑っちゃうしかない感じですね。6時間前に抜栓し、始まりと同時にデキャンタージュしました。
提供するころには、良い状態で出せたのでは?と思います。数時間後のテイスティングも素晴らしく変化を見せてくれましたよ。ブルゴーニュの”奇跡”とシャンパーニュの”帝王”と呼ばれるにふさわしいセットだったのでは、と思います。
まずはクリュッグの説明をのせておきますね。
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ボトルを開けたとたんに芳香かつ重厚な香りが部屋の隅にまで瞬時で届くことだろう。シャンパン党なら誰でもクリュッグが一番であることは知っています。シャンパンはクリュッグしか飲まないという熱狂的な「クリュギュスト」なる言葉が存在するくらいクリュッグは質の高いシャンパンなのです。もはや麻薬的な魅力を持つ最高のシャンパン。

あの有名なシャンパン「ドンペリ」の格を上回りるクリュッグは頑固なまでに伝統の製法にこだわりぬき、最高の評価をほしいままにするシャンパーニュ。

それだけに値段もシャンパーニュの中では1番高いのです。レストランのワイン・リストでもクリュッグは別格の値段がついています。だから普通の人は注文できません。びびって買えません。注文したらしたで、非常に濃厚な香りと味に圧倒されてしまいます。それがクリュッグ。

マルチ・ヴィンテージと言われる一番出回っているものでさえボトル1本で1万7千円くらいします。レストランなら倍の値段です。

クリュッグは製造工程の全てが職人芸なのです。手間がかかっているので高くて当然。手間がかかるから生産量も少ない。でも魅力的だから皆欲しがる。だから高くて当然だし、値段に文句を言う人もいない。それがクリュッグ。
最高価格のクリュッグは?

ちなみにクリュッグで一番高いエチケットは「クロ・デュ・メニル」。1本につき10万円くらいします。値段を気にして買うか迷う以前に、希少品なので売っていません。

しかし最近(2008年7月現在)、クロ・デュ・メニルを上回る価格のクリュッグが発売されました。その名も「クリュッグ クロダンボネ」。1本50万也。こちらはクロ・デュ・メニルを上回る希少性です。クロ・デュ・メニルがブラン・ド・ブランなのに対して、クリュッグ クロダンボネはブラン・ド・ノワールです。