天国の父にマリンバ演奏をした記事はこちら





四月に82歳で亡くなった父は………。

53歳の時に発症した脳出血の後遺症で強い麻痺が残った。

左半身麻痺。

身体障害者2級。

主治医からは一生寝たきりになると言われたが、それを鵜呑みにしなくて良かった。

脅威の復活を遂げた。

田舎で四駆の車に乗って、山道を片手で運転し、山奥の患者さんを往診するくらいに復活した。

右手で簡単な手術はするし注射もできたので、肩から足腰まで痛めた高齢者の患者さんが大勢通院してくれていた。


ただし、一度転ぶと二度と自力で立ち上がることはできないので、母と二人がかりで身体を引き上げた日々は、今となっては良い思い出だ。



そんな父がまだ60代の頃……。

よく私と二人で通院や食事をしていたのだが、父のジャージを買いに行ったことがあった。

医者とは思えない万年ジャージの父だったので(笑)


スポーツ店に入ると店主?の初老の女性が近づいて来て、父の質問に答えながらも、杖をつき左足を引きずる父の姿を見て言った。


「かわいそうやなぁー。」


こんなにハッキリと言われたのは初めてで、私は「あ、気まずい雰囲気になる…。」と予感したのだが……。



「かわいそうと違うで!」


と父が答えたのだ!

それも笑顔で…。


女性は、「でも……。」と何か言いたそうだったが父がその雰囲気を見事に破ったので無事に買い物を済ませた。



帰り道の車の中で父は言った。


「あんな差別的な目で見るオバサンにはハッキリ否定した方がええから。」



鋼のメンタルの持ち主、超前向き人間の父らしい言動だった。




今は天国にいるから麻痺が無くなって楽になっていると信じたい。





今日は雨なので、クロックスの厚底を履いております(笑)








 

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災害用にも飲料にも!





 

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クールと書かれていますが冷たくないです。

口紅が付かないし息苦しさがないマスクです!