こんばんは、ぞろりです。
明日、ついに明日
はるちゃんと退院します。
早く家に帰りたくて
早く倖くんを抱きしめてあげたくて
(今日来てくれたんだけど、一緒に帰るつもりだったらしくて…『嫌だー!!母ちゃんも一緒に帰るーーー
!!』って、号泣されちゃいました
あんなに泣き叫んだの今まで見たことありませんでした
)



退院は待ち遠しかったんだけど。
もう、この病棟に来ることはないんだな。
ここで過ごすのは最後なんだな
と思うと
なんか急に寂しくて。
いや、帰りたいんですけど、ね。
昨日の夜は
お祝い膳が出ました。
燿くんと並んで食べた
あの時のお祝い膳と同じメニュー。
変わらず、美味しくて。
変わらず、『ご出産おめでとうございます』
のカードが添えてあって。
懐かしくなって
燿くんと一緒に
お食い初めの真似事をした時のムービーを
初めて見返しました。
あれから約1年半
ようやく見返したムービー。
見れば見る程はるちゃんは
燿くんにそっくりで。
はるちゃんも小さいけど
ああ、燿くんは
もっともっと小さかった。
手も、足も、頭も、耳も
全部全部。
愛しいその頭を
とっても大事そうに撫でているのを見て
とっても柔らかい声で語りかけるのを聞いて
涙が止まらなくなりました。
大事な大事な、自慢の息子。
もう一度あのほっぺを触りたい。
手を握りたい。
抱きしめて眠りたい。
全部できないことだけど
はるちゃんが横にいると
なんだかそれが叶った気がしそうで
でもやっぱり燿くんではなくて
ただひたすら彼に逢いたくなりました。
あぁだから、はるちゃんは
女のコなんだな。
きっと母ちゃんが
あまりに重ねてしまわないように
燿くんが女のコを連れて来てくれたに
違いないと思いました。
燿くんが死産を宣告された後
ずっと聴いていた曲の歌詞
『少しだけでいい
あと少しだけでいい
も少しだけでいいから
少しだけでいい
あと少しだけでいい
もう少しだけ くっついていようよ…』
今夜は燿くんと一晩中過ごした
あの1週間を想いながら
眠ろうと思います。
明日ははるちゃんと笑顔で退院したいです。