はじめに
*13w1d 出血、絨毛膜下血腫の診断
*18w2d 出血とともに羊水が減る
*18w4d 羊水が完全になくなる
後期流産の宣告を受ける
*20w1d 〜入院中 すがる思いで継続を選択
*22w3d NICUのある病院に転院
飲み薬はマグミットのみ。点滴など特別な処置もなし、ひたすら安静。
羊水は毎日出てた。出血はなし。
つわり期にひたすら食べていたトマト🍅から
胎児ネームはトマちゃんに性別は不明
*29w2d 小さな男の子を出産♡
*生後3日 永眠
頑張り屋さんの自慢の息子でした
燿くんが旅立つ日は
小雨が降る、それでも寒くはない
そんな日でした。
私達は今日、
この世でたった3日間だったけど
多くの人に応援してもらい
たくさんの希望や勇気を与え
短くともとても大きく耀いて生き抜いた
最愛の息子、燿宏(あきひろ)を
お空へと見送りました。
昨夜は、保育園から帰ってきた倖くんが
すっごく喜んでくれて
走って抱きつきにきてくれました。
やっぱり、ずっとずっと我慢してたんだね。
寂しかったよね。
倖くんもすっごく頑張ってくれたよね。
抱きしめながら大号泣してしまいました。
夜は嬉しすぎてテンションが高く
なかなか寝付けなくて。
父ちゃんと晩酌を始めたのは
10時半を回っていました。
燿くんを抱っこして、
最初で、最後の晩酌。
『ほれ、兄ちゃんより先やけど、酒飲むか。』
と、口にお酒をつけながら
2人でたくさん話をしました。
実は母ちゃんには知らされていなかったのだけど、
燿くんが産まれた日
父ちゃんはNICUの先生に
燿くんの状態のこと、聞いてたの。
確率的にはどんなもんか…と。
先生は、ご自身の経験では
かなり厳しい状況には変わりないけど、
7割くらいでいけそうかな…
と答えてくださったそうです。
父ちゃんは、少しだけ安心したそう。
だけど、母ちゃんは、
NICUに足を運ぶたびに状態が悪くなっていく燿くんを見ていた。
少しずつ、ああ…と思っていた。
もちろん父ちゃんにも報告はしてたけど
父ちゃんにとっては、
先生の言葉に少し安心してしまったぶん
最期の呼び出し電話は
やはりショックだったそうです。
『生きててほしかったけどなぁ…』
燿くんを抱っこして呟いた一言は
口下手な主人が精一杯口に出した
燿くんへのいろんな想いが詰まったものだったと思いました。
男の人は、あんまり辛いとか口に出せない人が多い気がして。
主人もその典型です。
2ヶ月ちょっと、
主人も本当によく頑張ってくれていて。
仕事に家事に育児に…
家族みんなで頑張ってきました。
体に傷はないけれど
心の傷は主人の方が大きそうな気がします。
これから、ゆっくり
夫婦で支えあって回復していかなくちゃ。
楽しい話もしたんだけどね!
燿くんはどーゆー弟になってたか
きっと兄弟喧嘩は燿くんが勝つだろうな
父ちゃんみたいにお酒強かったかな
どーせ大学生くらいから酒飲みだろう
父ちゃんも昔は無茶したからな
って。
ぞろりと主人は高校の先輩と後輩なので
父ちゃんと母ちゃんは
昔はこんなだったって、
たくさんたくさん
話して聞かせてやりました。
自分達の若い時の話で盛り上がって
話題にもなったので
当時2人が好きだった曲を
お腹の中にいる時から
燿くんに歌って聞かせていたこと
父ちゃんにも教えました。
RADWIMPSの『螢』。
世代がバレるね(笑)
素敵な曲なんです。
歌詞が、まさに燿くんのことを歌っているようでぴったりだと思ったので、
興味があれば、聞いてみてほしいな。
※RADWIMPS螢 youtubeへ飛びます。
私の年代は知ってる人も多いかな?
君の名は。で有名になったバンド。
もう10年以上のファンです。
ぞろりだけじゃなくて
天使ママさんにとっては、
我が子の歌だと思って聞いてみてね。
螢 RADWIMPS
虹の始まる場所を探したんだよ
余った光をもらいに行ったよ
光ってないとね 誰も僕を見ないんだよ
分かったフリでもいいから
あの火の鳥を僕は探したんだよ
余った羽をもらいに行ったよ
でもね 僕にはどれも大きすぎて
求める理由(いみ)は小さすぎて
光って消えるただそれだけと知りながら 光る僕はきれいでしょう?
濁って見えた明日が晴れるその理由(わけ)は もう誰にも聞かないから
いいよ 僕には名前はないけど
僕が消えるときはちゃんと泣いてよ
そのとき 一番眩しかった星に
僕の名前つけてほしいな
嬉しいこと 悲しいことはいつも半分コずつなの
だからそう 最期はゼロになれるの
光って消えるただそれだけ信じながら 歌う僕はここにいるよ
作ってみせるその笑顔も愛しいから もう昨日を探さないでよ
光って消えるただそれだけと知りながら 光る僕はきれいでしょう?
だからね 痛む胸に光る種を乗せて 幸せだねって言えるまで
光ってたいの
奪って逃げるただそれだけの命なら
余った光をもらいに行ったよ
光ってないとね 誰も僕を見ないんだよ
分かったフリでもいいから
あの火の鳥を僕は探したんだよ
余った羽をもらいに行ったよ
でもね 僕にはどれも大きすぎて
求める理由(いみ)は小さすぎて
光って消えるただそれだけと知りながら 光る僕はきれいでしょう?
濁って見えた明日が晴れるその理由(わけ)は もう誰にも聞かないから
いいよ 僕には名前はないけど
僕が消えるときはちゃんと泣いてよ
そのとき 一番眩しかった星に
僕の名前つけてほしいな
嬉しいこと 悲しいことはいつも半分コずつなの
だからそう 最期はゼロになれるの
光って消えるただそれだけ信じながら 歌う僕はここにいるよ
作ってみせるその笑顔も愛しいから もう昨日を探さないでよ
光って消えるただそれだけと知りながら 光る僕はきれいでしょう?
だからね 痛む胸に光る種を乗せて 幸せだねって言えるまで
光ってたいの
奪って逃げるただそれだけの命なら
燿くんは、
自分の命が消えるって知ってて
それでもしっかりと耀いて
母ちゃん達のところへ来てくれたのね。
『幸せだね』って言えたから
お空へと還ったんでしょう?
本当にきれいに耀いてカッコよかったよ

姿が見れなくなるのが本当に名残惜しくて
昨日はなかなか眠れなくて
RADの曲を聴きながら
朝出発のギリギリまで
ずっと抱っこして泣いてました。
最後は、父ちゃんと母ちゃんで
おでこにキスをしてから
お家を出発しました。
おかげで目がパンパンで

燿くん
棺になかなか蓋ができなくてごめんね。
母ちゃんは強いようで
泣き虫だからさ。
でもしっかり、お骨残してくれたね。
とっても小さな
細くて小さい骨。
本当にありがとうね。
でもやっぱりちょっと、
精神的にキツいもんだね。
乗り越えた天使ママさん達
すごいや。
でも。
ぞろりも、今は
後ろ向いたり下向いたりだけど。
きっとまた必ず前を向くから。
燿くんに負けないように
光ってみせるから。
まずはゆっくり
体を回復させます
